入社時の「スキル」って?

優秀なエンジニアは「入社時のスキルを問わない会社」には就職してはいけない

というのは正解かも知れないし、そうでないかも知れないとしか言えない。入社時にスキルがあろうとなかろうと、平均化してしか見ない会社には、あるいは入る価値はないかも知れない。でも、それもそうとも言えない。
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そろそろ「IT業界」と呼ぶのをやめませんか?

いつの間にかコの業界は「IT業界」と呼ばれるようになった。

原意を考えれば、確かにコの業界は「IT業界」で総称されるものは、みんな含む。だからと言ってどうも「IT業界」とひとくくりに呼ばれるのは、どうも釈然としない。
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老獪な中学2年生

私のようなものが「あるふぁぶろがー」の代表たる小飼さんを云々する資格はないが、小飼さんの「中学2年生」は実にいいポジションだと思う。

それも、ただの「中学2年生」じゃない。積むべき経験を積んで、むしろ他人よりも波瀾万丈な経験を積んで、その上でなお「中学2年生」であるというところが素晴らしい。
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出る杭は打て

一見、前のエントリと正反対のことだけど…

よく世の中で「出る杭は打たれる」とか言われる。特に日本の社会だと、ちょっと「頭を出す」ことをすると、「上」から叩かれて平均化されてしまう。たいていこれは「良くない」というニュアンスで語られる。

でも、私は

出る杭は打て

と思う。
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インフラただ乗り論

で、群衆の叡智サミット2007の話の続き。

この中で、

「オープンソースソフトウェア」は群衆の叡智か?

というセションがあった(ちょうど小飼さんと会話した後)。さっきの会話を引きずりつつ見ていると、SRAの石井さんの話とMozilla Japanの瀧田さんが順に話をする。石井さんの話によると、

OSC2007のアンケートによると、OracleとPostgreSQLのシェアはほぼ同数

だったらしい。 続きを読む

そりゃ無理もない…

私はこの業界が好きだ。だから、ネガティブなことを言う業界人は嫌いだ。まー、たまに愚痴るのは健康のために良いけどね。

まーそんなわけだから、

IT業界不人気の理由は? 現役学生が語るそのネガティブイメージ

なんてことを喜々として書く「業界メディア」も嫌悪する。
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今時手書きで会社定款?

節税できる? 中年ライターの会社設立奮闘記 第4回 いよいよ定款をつくってみる (2007/10/23)

今回は定款作りらしい。

読むと、どうやら手書きで自分で定款を作った様子。頑張ったのはいいのだけど、残念ながらそれでは損をしてしまう。今時だと、「電子定款」という方法を使うと、定款に貼る印紙代の4万円が節約出来る。自分でやれば4万円の節約になるのだが、電子証明書が必要とかいろいろ設備に金がかかるので、行政書士事務所に頼むことになる。そして、行政書士事務所では、その差額を原資として2〜3万程度で定款を作ってくれる。場合によっては、その他の会社設立一切の書類を作ってくれたりする。つまり、

電子定款で行政書士にお任せした方が安くつく

のである。 続きを読む

源流探し(2)

源流探し」のエントリを書いて思い出したので、ついでだから書いておく。

日本のLinuxの古典的プロジェクトのいくつかは、私の「たきつけ」で始まったものがある。一々記録を探すのは面倒だけど、たとえばJM(日本語man)は「日本語のmanが欲しいなぁ」という潜在的な話が何度も出て、「もうぐだぐだ言わずにやっちゃおうよ。とりあえずこれ訳したから」とMajordomoのヘルプか何かを訳したものをMLに投稿したのが始まりだ。それからボチボチみんな投稿し始めて、今の原形が出来、そのうちいろんなプロジェクトと連携して… ということで、現在の日本語のmanがある。

JMはわりとはっきり「たきつけ」をして始まったものだけど、「どうせなんだからプロジェクト起こしてやっちゃいな」と言ったものはいくつもある。じゃあ、それらはみんな私の「手柄」かと言えば、

間違ってもそんなことはない

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「ありがとう」の窓口

10万円の高級炊飯器を売る(2)

まー、ありがちの苦労話… とか書いてしまってはいけないのだろうけど、「物作り」に苦労なんてないはずだから、あえて「ありがち」と。まるっきりのコピー商品だって、作るとなるとそれなりに苦労も障害もあるわけだから、インタビューすりゃこういった話の一つや二つは出て来るさ。
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