Archive for the ‘労働’ Category

「残業時間」は効率の問題ではない

電通の件が元か知らないけど、私のTLには残業の話が増えている。その中で、

というのが話題になっている。

でも、はっきり言っておくが、「残業時間」は効率の問題ではない。

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「ギャラ」考

togetterで話題の、

役所から「ギャラ削減のために本名で落語やってくれ」と頼まれて断ったら不幸の手紙が届いた

って奴。もうあるある過ぎて首がもげそうである。

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営業社員募集中です

お陰様で、弊社の状況はいろいろ上向きになっていて、前々年度前年度と、単年度で黒字が出るようになりました。まぁ、これは某スタートアップのシステム開発をやっているためではあるのだけど。

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「育成」が必要なのはプログラマじゃない。

この話は、再三言ってるんだが。

「プログラマを育成しなければ、この国の将来はない」―― U-22プログラミング・コンテスト

今回、プラチナスポンサーとして名乗りを上げたのが、グループウエアや業務アプリなどを手掛けるサイボウズです。その代表取締役社長・青野慶久氏は、コンテストの実行委員長も務めます。青野氏に同社が協賛した理由を聞くと、「プログラマを育成しなければ、この国の将来はない」という危機感があるからだと言います。

ポジショントークだとは思うけど、青野さんまでわかってないのは、実に残念。

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クラウドワークスやらランサーズやら

なんかちょっと話題になってたようだ。

クラウドワークス社長が梅木雄平氏のステマ疑惑の記事に対して遂に絶縁宣言

一応、備忘のためにリンク貼っておくけど、他意はない。

何があったかは、よそ様のウェブサービスの評価のことなので、それを云々する気はない。私の立場でその手のものを云々することは、自分の首を締めることになりかねないので。

どっちのサービスがどうとか、何があったかとか、そんなものは

50歩100歩

のことであって、どうでも良いのだ。

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渡邉美樹は生粋の善人である

いろいろ話題の渡邉美樹@ワタミ。

ワタミの渡邉美樹が公職選挙法違反でアウト→ワタミの宅食利用者の個人情報目的外使用で個人情報保護法でもアウト→労基法違反も合わせてスリーアウトチェンジ

しかし、これを読んで確信した。彼は生粋の善人だ。

いろいろ悪く言われているのだが、この人には悪意もないし、ピュアなんだな。そして、正直で、熱心。ちょっと前までは、「脇の甘い悪人」だと思っていたのだが、そうじゃない。根っからの善人で悪意なんかない。だいたい、仮に本当の悪人であれば、

ここまで間抜けなことはしない

ものだ。狙って悪いことをする人なら、誰が見てもアウトなことなんてしない。一生懸命、悪意が見えないようなごまかしをする。また、単なる銭ゲバであれば、あんなに「社会活動」なんてしない。単なる税金対策であれば、寄付するだけでいい。社員を(タダで)働かせるようなことをする必要もない。「偽善」と罵るのは勝手だが、あれを偽善とするなら、それは

良い方の偽善

だ。前に「犯罪行為を隠蔽するための偽善」とか書いちゃったけど、間違ってた。そんなチャチなものじゃない。もっと彼は崇高な次元で行動している。

彼は自分の善意や目指すもの、あるいはその手段について、一点の迷いもない。そういった意味では、ピュアでもある。また、ブラックと陰口されるくらい熱心。しかも自分の思っていること、自分の善意に対して正直。

そう彼は、

  • 善意
  • ピュア
  • 正直
  • 熱心

という、古くから伝わる日本人の美徳をそのまま実行しているに過ぎない。だから、彼は自分の行動に疑問を持たないし、ブラックだと言われることに腹を立てる。ブラックなんじゃない。無私で熱心なだけだ。

別の見方をすれば、こういった「ブラックさ」は、「古き良き日本の復権」みたいなことを目指す人達にとっては、まさしく理想だと言ってもいい。そう思って見れば、どれだけ彼が「正しい」かがわかるだろう。

これを「宗教的」という短絡した考えでまとめるのはナンセンスだ。少なくともこれは宗教ではない。崇拝の対象はないからだ。彼は別に「神」を目指しているわけじゃないし、「開祖者」でもない。単に、日本に古くから伝わる美徳と呼ばれることを、そのまま実践し、そのまま伝えているに過ぎない。それを宗教と呼ぶなら、「日本教」だろうが、崇拝対象も信仰対象もないので、宗教とは違う。

彼の主張は、単に「日本人の美徳を実践しましょう」「美しい日本を頑張って作りましょう」であり、それを「無私」に実践している。ただそれだけなのだ。そういった意味では、

保守派(復古派)

の主張と、全く合っている。そうとらえれば、一連のことは全てツジツマが合うし、多分そうなのだろう。

彼は善人なのだ。彼に自分の行動の間違いに気をつかせるのは、なかなかに難しかろう。少なくとも、「ワタミはブラック企業」と批判するのでは、全く意味がない。

3年以内に辞めるための新入社員へのアドバイス

ITProの記事

3年で辞めないための「新入社員へのアドバイス」

アドバイスの内容そのものは悪くない。それはそれでいいんだけど、最初に思うのは、

何も3年で辞めてもいーじゃん

ってことだ。全く同じように、「3年で辞めなくてもいーじゃん」とも思う。ただ、この記事のタイトルのように、3年で辞めないことそれ自体を、目標にする必要なんて、ちっともないと思う。3年で辞めるか、3年以上続けるか、そんなもの

自分の勝手

である。そんなものを、誰かに目標として規定される必要は全くない。ちなみに私は、最初の会社は10ヶ月で辞めた。

とは言え、ずっとその会社に勤めたい、あるいはその業界にいたいと思ってる奴が、3年を待たずに辞めるハメになってしまうとか、その会社やコの業界に見切りをつけたにのに、いつまでも転職するする詐欺をして、結局そのままとか、そういったのは不幸だろう。

そう考えれば、「新入社員へのアドバイス」に「3年以内で辞めるため」のものがあっても悪くない。ってことで、挙げてみようと思ったのだけど、私が一々書かなくても良いまとめがあった。それは

3年で辞めないための「新入社員へのアドバイス」

だ。「辞めないため」と書いてあるのだが、実はそれはそっくり「辞めるため」でもある。

どういうことかと言えば、ここに挙げられているそれぞれは、

(コの業界の)社会人ととして、一人前になる方法

なのだ。「プログラマとして一人前になる」ではない。「(コの業界の)社会人として一人前」になる方法だ。

「一人前」になるということは、何かに従属ないでも生きて行けるということ。会社を辞めるにしても、勤め続けるにしても、会社に従属してしまっては自分の未来を会社に握られてしまう。

どうも最近は、会社に勤め続けることを「社畜」と蔑み、「ノマドサイコー」的なことを言う奴がいるのだけど、「会社に勤め続ける」ことと「社畜」とは別のことだ。「畜生」ってのは、適当な頃が来たら売り飛ばされてしまうもの。その程度の奴が「社畜」なのであって、「会社に勤め続けること」とイコールじゃない。会社に勤め続けていても、

いつ辞めてもいいです

な意識でいることは可能だし、良質の経営者にとっては、そういった奴ほど会社にいて欲しいものだ。そういった意識は、「社畜根性」とは対極にあるものだ。会社のために働き、会社のために尽すこと、それ自体が「社畜」ではないし、実のところ良質の経営者は社畜を求めているわけでもない。

「いつ辞めてもいいです」ということを、正しく意識するためには、「一人前」でなければならない。一人前未満の奴が辞めても、野垂れ死ぬだけだ。あるいはそこで運良く再就職出来ても、

第二新卒

でしかない。そして、たいてい新卒プレミムは消えてしまっているので、そこで行ける会社はたいていは最初の会社よりもレベルの低いところになってしまう。「一人前」であれば、新卒プレミアムなぞなくても、「上」を目指すことは可能だ。2ちゃんあたりで、「新卒で入った会社がピークだよ」的な言葉をよく聞くのだけど、それはここの点で間違えているだけだ。新卒で入った会社よりもレベルが低いところにしか転職出来ないというのは、求人の有無の問題を別にしておけば、一人前ではないからだ。新卒プレミアムがない、それでいて新卒と同じ程度でしかない奴に、良質の「次」なんてあるわけがない。あればラッキーだけどね。

3年以内に辞める(転職する)か、もっと勤め続けるか。それは個人のキャリアプランの問題だから、好きにすればいい。ただ、そういった自分のキャリアプランから不本意に外れてしまうようなことにならないためには、とにもかくにも

早く一人前になれ

ってことだ。それは単に「プログラマ(エンジニア)」としてだけではなく、「社会人」としてもだ。そうすれば、自分のキャリアプランに主体的に取り組むことが出来る。勤め続けるのも辞めるのも、自分の意思で決められる。

まー、新卒で入った会社が、ずっと存在してる保証なんてないのが現代だから、意識の持ち方としては、「3年で辞める」くらいに思っておく方が良いとは思うけど。

「最低賃金」があるのなら、「最低発注金額」があっても良いでは?

もう呆れるを通り越して、清々しい公募があった。

デザインの力で、行政を変える!!~天王寺区広報デザイナーを募集します~

「漢」とかゆーレベルを軽く越えて、斜め上どころか亜空間をワープ速度で飛んでそうな公募だ。

何が凄いって、

5.報酬

なし
ただし、天王寺区役所として以下の内容について実施します。
・「天王寺区広報デザイナー」について、区ホームページ・広報紙等で紹介します。
・広報デザイナーが作成したポスター等にはデザイナー作であることを明記します。
・ホームページで事業の周知を行う際に、ポスター等がデザイナー作であることについても同時に周知を行います。

これね。早い話が、「うちの仕事すれば宣伝になるから、感謝してタダ働きしろよ」ってこと。

まー、この話にこれ以上つっこむ気はない。あくまでも、つかみ。つっこむ価値もないからね。

賃金労働者には、「最低賃金」というものがあって、それより安い給料で働かされると、お役所に怒られる。怒られなくても、労働者が裁判でも起こせば、まー負ける。サービス残業しまくると、時間単価にすると最低賃金を下回るなんてことが起きたりするのだけど、それでもまぁ一定の歯止めとゆーものにはなっている。

ところが、請負仕事の類には、「最低発注金額」とゆーものはない。どんなに安い単価になっても、仕事として引き受ける契約をしてしまえば、いくらでも働かされてしまう。

今の世の中、ノマドだのフリーランスだのとゆー人が増えている。こういった人達は、たいていは請負契約であったり派遣契約であったりで、「賃金労働」ではない。つまり、契約金額に納得出来なくても、契約してしまったらその金額で働かなければならないし、それが法外に安いとか言うことは出来ない。「契約の自由」の原則に従って、自由な金額で契約することになる。

まー、これがそれなりの規模の会社であれば、「馬鹿な金額で契約して来た営業が悪い」とか「自己責任」とかって言葉にも意味があるだろうが、ギリギリのところで仕事をしなきゃいけない立場である時、「金額に納得が行かない」ということを言う余地はなかったりする。「次は何とかしますから」とか空手形切られて、渋々子供の小遣いみたいな金額で受注してしまうのが、零細企業やノマド、フリーランスの実態だろう。

これをどんどん突き詰めて行けば、なんとゆーブラック労働パラダイスが出来ることか。しかも、「おまいら」は「自己責任」とか言っちゃうんだろ?

でも、多分これからは望んでなくても、ノマドやフリーランスとゆー形式の労働スタイルにならざるをえない人達は増えて行くだろう。そうなった時、最低賃金よりも安い単価で発注することを、止める規則はないのだ。そろそろ、この辺のことも考えて行かないと、「労働スタイルは変わって行きますよ」とゆー言葉が空虚になってしまう。

転職は勢いで良いんでないの?

新卒で入った会社を2-3年で辞める前に考えるべきこと

言いたいことはもっともだと思うのだけど、「どーでもいいんじゃない?」って思う。

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「チキン食べ放題」以上のケンタッキーからの贈りもの

「世界でもっとも有名なシェフ カーネル・サンダースの自伝」の電子版が無料配布されている。

KFC 今日もカーネルの調理法!

このページの下の方にリンクがって、PDFがダウンロードされる。

これは要するに「カーネルおじさん」の自伝なんだけど、これが凄まじい。

最初の方ページを見ると、絵本っぽいレシピとか並んでいたりするので、子供向けの絵本かと勘違いするのだが、がっちり書かれた凄まじいカーネル・サンダースの自伝だ。

どんな話か、具体的なことは割愛。どうせ

無料ダウンロード

だから、興味を持った人は読めばいい。私の下手なレビューでわかった気になるより、実際に読むのがいい。

しかし、高々100ページ強だと舐めてかかってはいけない。私をして(何冊本を買っても、その日に全読する)読了まで思いがけず時間がかかる。それだけ内容が濃いのだ。つまり、あの「ケンタッキーのおじさん」はそれだけ濃い人生を送って来たということだ。

これは「自伝」であるから、「自伝バイアス」はあって当然… とか思うだろうが、起きているイベント自体が濃いものだから、むしろ

「そこもっとkwsk」

と言いたくなるような、そんなイベントの連続だ。「破産して」とか、たったの1行で書いてあったりするのだが、「あれやって、これやって、これが起きて」を並べただけでこの分量だ。よくこれだけ浮沈の激しい人生を送って来たものだと思う。

しかも、読んでも読んでも「ケンタッキー・フライド・チキン」の話は出て来ないのだ。フライドチキンの話は早くに出て来るのだけど、かなり読み進んでも、「ケンタッキー・フライド・チキン」なるフランチャイズビジネスの話は出て来ない。モーテル作ったとか、レストラン作ったとか、破産したとか、そんな話ばかりが続く。なぜなら、「ケンタッキー・フライド・チキン」なるビジネスは、普通の人なら「晩年」と言ってもいい、彼が

年金生活者

になってから起こしたものだからだ。てか、年金生活をしたから出来たみたいな話らしい。その辺の「凄さ」は、ぜひ読んでもらいたい。

という濃い自伝であると共に、これは「最高の自己啓発書」でもある。読んでいるうちに

「よっしゃ、俺も頑張る」

という気分になって来る。自己啓発セミナーとか薄っぺらいビジネス書、あるいは毎日のようにどこかのブログに書かれているような、「こうやって成功した」の類とは全くレベルの違う、「自己啓発」が得られる。

こんな本をサクっと公開してくれた「日本ケンタッキー・フライド・チキン株式会社」に感謝したい。「チキン食べ放題」なんかよりもずっと素晴しい贈りものだと思う。

  • 私について

    ただのプログラマです、ハッカーではありません。

    秋葉で暮し秋葉で仕事してますが、秋葉系は嫌いです。物事を冷静に分析することは好きですが、ニヒリストは嫌いです。

    秋葉でちっこい会社をやってます。 こーゆーことがお仕事です。

    詳しいことは、自己紹介のページでも見て下さい。また、mixiの方でもいろいろわかるかも知れません。twitterは@ogochanですが、たいしたこと言ってません。近頃はShorplug内の別館で日記書いたりもしてます。だいたいここのコピーだったりしますが、ログインするとコメントがつけられます。

    日経ITProに連載(生越昌己のオープンソースGTD)を書いています。「ちゃんと書いた文章」が読みたい人は、そっちを読む方がいいと思います。

  • このページについて

    ここは私の雑文の置き場です。WordPressを使っていますが、いわゆるblogのつもりで書いているわけではありません。「覗き見のできるチラ裏」くらいの意味しかありません。

    もしかしたら有用なことがあるかも知れません。あるいはむかつくことも書いてあるかもしれません。それらはみな「そんなものだ」と思っておくに留めましょう。

    コメントを書くのは構いませんが、「反論」の類はよそでやって下さい。同意する気のない人達と議論する気は全くありませんので、議論したければよそで勝手にやって下さい。

    と言っても、「読むな」「広めるな」というわけでもありません。リンク、ブクマの類は御自由に。

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