Archive for the ‘経営’ Category

「 ソフトウェアの資産計上」は業界の求めたこと

Twitterで

というのが流れて来て元ネタの、

Amazonは最大のハックである「税ハック」と日本のソフトウェア産業の競争優位

を読んだのだが、事実誤認とゆーか、読みスジ違いが酷いのでまとめておく。会計士の人が書いているようなので、そういった意味の「間違い」ではないのだが、根本にズレがある。

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「残業時間」は効率の問題ではない

電通の件が元か知らないけど、私のTLには残業の話が増えている。その中で、

というのが話題になっている。

でも、はっきり言っておくが、「残業時間」は効率の問題ではない。

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「育成」が必要なのはプログラマじゃない。

この話は、再三言ってるんだが。

「プログラマを育成しなければ、この国の将来はない」―― U-22プログラミング・コンテスト

今回、プラチナスポンサーとして名乗りを上げたのが、グループウエアや業務アプリなどを手掛けるサイボウズです。その代表取締役社長・青野慶久氏は、コンテストの実行委員長も務めます。青野氏に同社が協賛した理由を聞くと、「プログラマを育成しなければ、この国の将来はない」という危機感があるからだと言います。

ポジショントークだとは思うけど、青野さんまでわかってないのは、実に残念。

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「1000円バーガー」行ってみた

食べ物の限定品には弱い。

こないだも伝でケンタッキーの食べ放題に行って来た。まぁ、それはそれとして。

QUARTER POUNDER JEWELRY

これも行かねばと思って、当然行くわな。

で、行ったのだが、

食えなかった

のだ。

せっかくの「祭り」なので、近隣のマクドを岩本町から上野まで行ったのだが、時間が悪かったせいか、どこも「好評につき」になっていた。空いてる店の方がいいと思って岩本町に最初に行ったのが悪かったのか、元々そんなものか知らんのだが、とにかく売り切れだ。

こちとら、秋葉昭和通り店を横目にスルーしつつ、岩本町店で売り切れと言われ、「神田にもあるだろう」とか思って神田まで歩いたら実はバーガーキングだったのでメゲつつ、暑いので銀座線に乗って帰ろうと思ったのだけど、どうせ電車に乗ったからと思い、上野公園前店でも「好評につき」の張り紙に失望し、御徒町店の張り紙で諦めてしまい、そのまま松坂屋の地下でみはしのあんみつを買って帰った。つまりまぁ、かなりあちこち行ったにも関わらず、

食えなかった

のだ。

まぁ、こんなに歩き回る馬鹿はそうそう他にはいないとは思うけど、「行ったけど食えなかった」と言う人は少なくなかろう。あんみつうまかったから、それはそれで満足なんだが。

件のイベントはあと2回あるそうだけど、そこで敗者復活… とするかと言えば、

多分行かない

と思う。だって、このクソ暑い時期に、「マクドでイベントらしいから、今日の昼飯はマクドで」とか思って行っても、「お目あて」のものは食えないのだ。だったらどうでもいいと思うのが、こういったがっかりを感じた人の、普通の行動だろう。

件の商品が、なぜ売り切れになっていたかは知らない。用意された量が元々少なかったのか、それとも予想外に売れてしまったのかもわからないし、仮に「元々少なかった」のも、「用意出来なかった」からなのか、「プロモーション」としてなのか、それはわからない。でも、客観的に見れば、この手の「期間限定特別メニュー」と言うのは、プロモーションとしての性格があるものなので、多分それはプロモーションのための品切れなのだろうと思う。品切れで飢餓感を煽って、次につなげると言う手法は、時として有効である。

とは言え、これが「今日」の「マクドナルド」で有効であるかと言えば、それはむしろマイナスだろう。

なんせ、どれだけプレミアム感で煽っても、

しょせんマクドのバーガー

に過ぎない。クア・アイナとかファイアーハウスで出るような、「ちゃんとしたハンバーガー」ではない。高々マクドナルドで出る「ファーストフードのハンバーガー」に過ぎないのだ。それは「単価1000円」であっても、いやそれであるが故によけいに、「高々マクドナルド」になってしまう。どんなに旨くとも、

しょせんマクドのバーガー

に過ぎないのだ。

これが、たとえばファーストフードと言えばマクドナルドしかないような田舎(*1)であれば、そういった「飢餓感を煽るプロモーション」は有効だと思う。あるいは、ヤフオクで転売出来るような性質の商品であれば、「レア感」に対する捉え方も違うだろう。あるいは、「期間限定」とは言え、1日限りではなくて何日も続くのであれば、何度も足を運ぶ人がいるかも知れない。あるいはかつてのマクドナルドであれば、好意的に受け取られたかも知れない。そういった、「店舗の性質」に合わせた「プロモーション」であれば、プラスになったと思う。

ところが、今回は「1日限り」であり、「コンプ厨」としては完全に出鼻を挫かれた形になってしまった。「コンプ厨」としては、残り2回なぞ

ないも同然

だ。また、結構苦労して空振りだった奴にしてみれば、「どうせ今回も空振りだろう」とか思ってしまって、「何もわざわざ」とか思うのも、何ら不思議ではない。また、ごく普通の消費者が「マクドでも旨そうなバーガーやるみたい」とか思っていても、食えないわけだから、「これならクア・アイナとかファイアーハウスに行くよね」ということになってしまう。まぁ何にせよ、

頑張ってマクドでいいバーガーを食う

ための努力なんて、誰も払おうとしなくなる。食えた奴等はラッキーだったかも知れないけど、単にそれで終わりで、食えなかった奴はこーゆー

恨みエントリ

書いちゃったりする。簡単に言ってしまえば、

たいしてプラスにもならないのに、マイナス面ばかり目立つ

という、残念なイベントになってしまったのだ。

冷静に考えてみて欲しいのだけど、「今日のマクドナルド」がこのようなイベントをして、何かプラスになるだろうか? 「1日だけの特別メニュー」と言うことは、多分それを口にする人は「わざわざ」「そのために」来た人達だろう。つまり、

それだけ食えば満足

な人達の口に入るだけだ。それがきっかけて他のメニューを頼むでなし、仮に頼んだとしても「その日だけ」でしかない。今のマクドはいろいろとダメになっていつので、それだけ食ってまだ小腹が空いているような人達でさえ、あるいは他の店をハシゴしちゃうかも知れない。まー、何にせよ、

継続的な売上伸長の効果はない

と言い切ってしまって良いと思う。わざわざ行こうかとゆー私でさえ、これが元でまたマクドに行くようになるかと言えば、全く否定的だ。だって、行くだけの魅力ないんだもん。まぁ、ケンタッキーよりはマシだけどね。

逆にマイナス面を考えれば、オペレーションのコストは当然に上がるだろうし、私のように空振りで怒ってしまう人もいるだろうし、食った人でも

【画像】 マックの1000円バーガーの実物が酷いと話題に

とか言っちゃう人達だっている。そう思うと、マイナス面の方が大きいと言ってしまってもいい。プロモーション関係でよくある失敗の、

話題になったけど、それだけだった

の典型になってしまっているようにしか見えないのだ。

話に聞くと、マクドナルドはいろいろ低迷中らしい。

マクドナルドの売り上げが低迷、7カ月連続のマイナス

マクドナルドの低迷ぶりが凄い!高い・遅い・まずいのマクドナルドはなぜ不振なのか

おまけに迷走中だ

日本マクドナルド、売り上げ低迷受け「メガポテト」投入

そういった中で、このイベント。はっきり言えば、

誰か止めなかったのか

と言ってもいい。私のような素人がちょっと考えただけで失敗が見え、実際に失敗してしまっている。そういったことを言う人が社内にいないかに見えるような状態にあること。これこそがマクドナルドの低迷の原因だろう。社長をして、

消費者はマックに飽きた?原田社長の苦しい反論「当初の戦略は撤回!」

こんなことを言ってしまっているわけで。ちなみに、同じ社長はかつて、

新社長を直撃! 日本マクドナルド その1〜強いところをより強くしていくのが経営

のように、まさしくV字回復を見せている程の人だったのだよ。とか書けば、この先私がgdgd書くようなことはいらないだろうから、自分の頭で考えて欲しい。

まぁそんなわけで、「1000円バーガー食えなかった」とゆーだけのことをいろいろ考えたら、

社長替えなきゃ低迷脱出は不可能

みたいなことまで考えてしまった。考え過ぎかね?

渡邉美樹は生粋の善人である

いろいろ話題の渡邉美樹@ワタミ。

ワタミの渡邉美樹が公職選挙法違反でアウト→ワタミの宅食利用者の個人情報目的外使用で個人情報保護法でもアウト→労基法違反も合わせてスリーアウトチェンジ

しかし、これを読んで確信した。彼は生粋の善人だ。

いろいろ悪く言われているのだが、この人には悪意もないし、ピュアなんだな。そして、正直で、熱心。ちょっと前までは、「脇の甘い悪人」だと思っていたのだが、そうじゃない。根っからの善人で悪意なんかない。だいたい、仮に本当の悪人であれば、

ここまで間抜けなことはしない

ものだ。狙って悪いことをする人なら、誰が見てもアウトなことなんてしない。一生懸命、悪意が見えないようなごまかしをする。また、単なる銭ゲバであれば、あんなに「社会活動」なんてしない。単なる税金対策であれば、寄付するだけでいい。社員を(タダで)働かせるようなことをする必要もない。「偽善」と罵るのは勝手だが、あれを偽善とするなら、それは

良い方の偽善

だ。前に「犯罪行為を隠蔽するための偽善」とか書いちゃったけど、間違ってた。そんなチャチなものじゃない。もっと彼は崇高な次元で行動している。

彼は自分の善意や目指すもの、あるいはその手段について、一点の迷いもない。そういった意味では、ピュアでもある。また、ブラックと陰口されるくらい熱心。しかも自分の思っていること、自分の善意に対して正直。

そう彼は、

  • 善意
  • ピュア
  • 正直
  • 熱心

という、古くから伝わる日本人の美徳をそのまま実行しているに過ぎない。だから、彼は自分の行動に疑問を持たないし、ブラックだと言われることに腹を立てる。ブラックなんじゃない。無私で熱心なだけだ。

別の見方をすれば、こういった「ブラックさ」は、「古き良き日本の復権」みたいなことを目指す人達にとっては、まさしく理想だと言ってもいい。そう思って見れば、どれだけ彼が「正しい」かがわかるだろう。

これを「宗教的」という短絡した考えでまとめるのはナンセンスだ。少なくともこれは宗教ではない。崇拝の対象はないからだ。彼は別に「神」を目指しているわけじゃないし、「開祖者」でもない。単に、日本に古くから伝わる美徳と呼ばれることを、そのまま実践し、そのまま伝えているに過ぎない。それを宗教と呼ぶなら、「日本教」だろうが、崇拝対象も信仰対象もないので、宗教とは違う。

彼の主張は、単に「日本人の美徳を実践しましょう」「美しい日本を頑張って作りましょう」であり、それを「無私」に実践している。ただそれだけなのだ。そういった意味では、

保守派(復古派)

の主張と、全く合っている。そうとらえれば、一連のことは全てツジツマが合うし、多分そうなのだろう。

彼は善人なのだ。彼に自分の行動の間違いに気をつかせるのは、なかなかに難しかろう。少なくとも、「ワタミはブラック企業」と批判するのでは、全く意味がない。

「チキン食べ放題」以上のケンタッキーからの贈りもの

「世界でもっとも有名なシェフ カーネル・サンダースの自伝」の電子版が無料配布されている。

KFC 今日もカーネルの調理法!

このページの下の方にリンクがって、PDFがダウンロードされる。

これは要するに「カーネルおじさん」の自伝なんだけど、これが凄まじい。

最初の方ページを見ると、絵本っぽいレシピとか並んでいたりするので、子供向けの絵本かと勘違いするのだが、がっちり書かれた凄まじいカーネル・サンダースの自伝だ。

どんな話か、具体的なことは割愛。どうせ

無料ダウンロード

だから、興味を持った人は読めばいい。私の下手なレビューでわかった気になるより、実際に読むのがいい。

しかし、高々100ページ強だと舐めてかかってはいけない。私をして(何冊本を買っても、その日に全読する)読了まで思いがけず時間がかかる。それだけ内容が濃いのだ。つまり、あの「ケンタッキーのおじさん」はそれだけ濃い人生を送って来たということだ。

これは「自伝」であるから、「自伝バイアス」はあって当然… とか思うだろうが、起きているイベント自体が濃いものだから、むしろ

「そこもっとkwsk」

と言いたくなるような、そんなイベントの連続だ。「破産して」とか、たったの1行で書いてあったりするのだが、「あれやって、これやって、これが起きて」を並べただけでこの分量だ。よくこれだけ浮沈の激しい人生を送って来たものだと思う。

しかも、読んでも読んでも「ケンタッキー・フライド・チキン」の話は出て来ないのだ。フライドチキンの話は早くに出て来るのだけど、かなり読み進んでも、「ケンタッキー・フライド・チキン」なるフランチャイズビジネスの話は出て来ない。モーテル作ったとか、レストラン作ったとか、破産したとか、そんな話ばかりが続く。なぜなら、「ケンタッキー・フライド・チキン」なるビジネスは、普通の人なら「晩年」と言ってもいい、彼が

年金生活者

になってから起こしたものだからだ。てか、年金生活をしたから出来たみたいな話らしい。その辺の「凄さ」は、ぜひ読んでもらいたい。

という濃い自伝であると共に、これは「最高の自己啓発書」でもある。読んでいるうちに

「よっしゃ、俺も頑張る」

という気分になって来る。自己啓発セミナーとか薄っぺらいビジネス書、あるいは毎日のようにどこかのブログに書かれているような、「こうやって成功した」の類とは全くレベルの違う、「自己啓発」が得られる。

こんな本をサクっと公開してくれた「日本ケンタッキー・フライド・チキン株式会社」に感謝したい。「チキン食べ放題」なんかよりもずっと素晴しい贈りものだと思う。

「起業」って、もっとカジュアルなものではないか?

就職がない学生へとか、学生起業の勧めとかの声がある。

それとは逆に「起業ってそんなに甘くはないんだぜ」って声もある。

どっちも一理あるのだけど、私は

そんなに大袈裟に考えなくてもいいんじゃね?

って思っている。
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全力で非ノマドワークを目指してます

ノマドワークがお題らしい。

ノマドワーキングを目的にすると不幸になるのでは?

ノマドとかライフスタイルをテンプレで語ること自体の陳腐化と正社員とノマドの中間解

どうやら元は酒井さんのエントリか。

パブリック・マン宣言

ノマド的なワークスタイルを長いことやっているけど、個人的にはあまりお勧め出来ない。それゆえ、個人的にも全力で非ノマドワークを目指している。
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「○○年にエンジニアの女子率を×%にします」の滑稽

なんかTLで見掛けたんで。

特定の会社をdisするつもりはないんで、どこが言い出していることかあえて調べないで書く。

おそらくは女子の雇用をどーにかしようとゆー、ピュア()な発想からの発言なんだろうけど、滑稽でしょうがない。
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まず何かやってからほざけ!

まぁ同じ業界にいる奴は、だいたい同じことを思うんだろうが。

インターネットでカネを稼ぐ方法は五ツしかない

まぁ、概ね「お説ごもっとも」なんだが、オブラード10枚くらいに包んでもタイトルのようなことを思ってしまう。
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  • 私について

    ただのプログラマです、ハッカーではありません。

    秋葉で暮し秋葉で仕事してますが、秋葉系は嫌いです。物事を冷静に分析することは好きですが、ニヒリストは嫌いです。

    秋葉でちっこい会社をやってます。 こーゆーことがお仕事です。

    詳しいことは、自己紹介のページでも見て下さい。また、mixiの方でもいろいろわかるかも知れません。twitterは@ogochanですが、たいしたこと言ってません。近頃はShorplug内の別館で日記書いたりもしてます。だいたいここのコピーだったりしますが、ログインするとコメントがつけられます。

    日経ITProに連載(生越昌己のオープンソースGTD)を書いています。「ちゃんと書いた文章」が読みたい人は、そっちを読む方がいいと思います。

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