これもよくある問い。
それ程評価はされなかったが、何かあればこんなエントリを書くことはあるだろうなということで、代わりに掲載しておく。
職安は、コストの割に成果が出ないからです。
もちろん職安を使うのにお金は必要ありません。でも、いろんな「手間」はかかります。書類書くのも大変だし、いい感じの掲載してもらうためには頭を使う必要があります。
また、職安から来る人は「職安から来る人」という感じの人が多く、期待出来る人材であることはあまりありません。でも、職安から来たということで、それなりの対応をしなければなりません。「魚影」の薄いところで釣竿出しても、時間が消えるだけです。つまりコストが無駄になることが多いです。
エージェントは原則的に成功報酬です。採らなければコスト発生しませんし、あまりに残念な人が来ることもあまりありません。もちろんエージェントも商売なので、「下手な鉄砲」みたいなことはするのですが、職安のそれよりはずっとマシです。「魚影」が濃いです。
不特定多数から採用をするということは、全ては「確率」だということを覚えておいて下さい。世間で批判されがちの「学歴フィルター」も、「成功確率」を上げるとか「失敗確率」を下げるとか、そういった効果があります。どこの世界にも「例外」は存在するので、見た目の条件が悪い人(婉曲表現)の中に自社に合った優秀な人がいる確率は0ではありません。しかし、それを求めるのはいろんなコストがかかります。そういった「コスト」を下げるためには、「成功確率」を上げるか「失敗確率」を下げるかした方が良いわけです。
そういった意味では、職安から良い人が来る確率高い(悪い人が来る確率が低い)ことを期待することは難しく、コストがかかりがちであり、エージェント経由ではもうちょっとマシになるのでコストが節約出来る。そういったことです。
なお、こここ一々「成功確率を上げる」と同時に「失敗確率を下げる」と言っているのは、一般に採用はこの両方を見なければならないからです。特に「失敗」をしてしまうと取り返しのつかないことが起きてしまいがちなのが採用です。なので、失敗確率を下げるというのは、非常に大切なことです。