【QUORA】最近、45歳以上のサラリーマンのリストラがはじまっていますけど、どうやったら後10年会社に残れるか、少し考えていますけど、同世代の方はどう考えてもいますか?

前にも書いたように「人生相談」の類は好きである。

(相対的)若者を導きたいのは表の理由に過ぎない。むしろ、「おめー、ヤベーよ」と煽るのは楽しいw まぁ、こうやって週刊誌は出来て行くのだろう。

そこでリストラされても、よほどの「実績」がないと再就職なんて無理です。

仕事のない時期に、「会社畳んで就職しようかな」と思って、それなりのサイトに登録してみましたが、「とんでもないスーパーマン」のための仕事か、「警備員」みたいな仕事のどちらかしかありません。その時の「スーパーマン」の求人から考えると、あなたが現に課長以上の役職にあり、主体的に海外駐在等をこなして、それなりの経験があるのでなければ、とりあえず

絶望

しておいて間違いないです。中高年の転職事情なんてそんなものです。

それを踏まえると、まず取るべき戦略は

リストラに抵抗する

ことです。意地でも会社にしがみつく。これが一番間違いがなくて低リスク。

それがダメなら、再就職の斡旋を要求する。役職がどうなるかはとりあえず置いておいて、「リストラを受け入れる条件が再就職の斡旋」くらいにする。これが最終防衛線だと思って良いです。

もちろん、自分でそれなりのコネが用意出来るのであれば、そういったところに行くのが良いでしょう。しかし、「45歳初転職」みたいな人を心から受け入れてくれるような会社は「ない」と思っていい。「コネ」の人に迷惑かけることは覚悟しておいた方が良いです。

「45歳」にもなると、スキルアップはあまり意味がありません。そんな年齢の「ワーカー」を求めている会社は皆無だと言っていい。企業がその年齢の人に求めるのは、「経験豊富なマネージャ」です。最初の方で言った「スーパーマン」の転職先はみんなそうでした。

過去の「ワーカー」としての実績もあまり意味を持ちません。別にそんな歳のワーカーなんて必要ないんですから。ワーカーなら若者の方がずっとスキルは上だし、馬力もある。

そうなると、残る道は「起業」とか「フリーランス」とかです。

ところが、日本では「フリーランス」は「ワーカー」なので、その年齢だとキツいと思った方がいい。具体的には「金は安いし要求は高い」ので、合わない。じゃあ起業するかとなると、世間は「創業者の年齢」を結構気にします。「45歳」とかになると、高齢者の分類です。まぁ、実際には起業の成功率は高齢者起業の方が高いらしいんですけどね。「VC」とか「エンジェル」みたいなのをアテにするには難しいです。

てなわけで、「45歳」であれこれ考えるのは、

て お く れ

です。

その前から、自分の「進路設計」を考えておいて、それに従って行動した方が良いです。具体的には、なるべく早い時期に何度か転職を経験しておいた方がいいし、マネージャとしての実績がアピール出来るような仕事を積極的に選んだ方がいい。海外駐在をものとしないような柔軟性とかも身につけた方がいいですね。あるいは起業なりフリーランスになるなりであれば、それに必要な「環境」を作ることも考えておきましょう。