源流探し(2)

源流探し」のエントリを書いて思い出したので、ついでだから書いておく。

日本のLinuxの古典的プロジェクトのいくつかは、私の「たきつけ」で始まったものがある。一々記録を探すのは面倒だけど、たとえばJM(日本語man)は「日本語のmanが欲しいなぁ」という潜在的な話が何度も出て、「もうぐだぐだ言わずにやっちゃおうよ。とりあえずこれ訳したから」とMajordomoのヘルプか何かを訳したものをMLに投稿したのが始まりだ。それからボチボチみんな投稿し始めて、今の原形が出来、そのうちいろんなプロジェクトと連携して… ということで、現在の日本語のmanがある。

JMはわりとはっきり「たきつけ」をして始まったものだけど、「どうせなんだからプロジェクト起こしてやっちゃいな」と言ったものはいくつもある。じゃあ、それらはみんな私の「手柄」かと言えば、

間違ってもそんなことはない

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源流探し(1)

某プロジェクトのことで、私が「歴史書を書く」と言ったと勘違いした関係者から、その当時の関係者のCcをいっぱい含んだメール。プロジェクト開始当時のやりとりの記録らしい。

何が言いたいのかわからなかったけど、どうやら「これは自分が頑張ったからだ」と主張したい様子。まぁ記録があるんだからそうなんでしょう。別にそれに異論を説える気はないですよ。
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「ありがとう」の窓口

10万円の高級炊飯器を売る(2)

まー、ありがちの苦労話… とか書いてしまってはいけないのだろうけど、「物作り」に苦労なんてないはずだから、あえて「ありがち」と。まるっきりのコピー商品だって、作るとなるとそれなりに苦労も障害もあるわけだから、インタビューすりゃこういった話の一つや二つは出て来るさ。
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○○を××するnの方法

世間ではblogのアクセスを増やすのには、「○○を××するnの方法」というタイトルが良いらしい。まー、私の雑文はそういった「アクセス稼ぎ」とは別の世界にいるから、「ふーん」でしかないけど。

で、あちこち見ていると、このnは結構大きい。「10の方法」とか見ると「どうやってそんなの覚えるんだ」とつっこみたくなる。10個もゴチャゴチャ書かれたって、覚えることすら出来ないから、心に止めておくことも実践することも難しい。
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半可通にならない方法(2)

(1)」での話は要するに、

謙虚になる

ということにまとめられてしまう。

ひたすら教えを受ける時には、それでいい。知識の流量は「態度」の差に比例するようなので、ひたすら謙虚に教えを受けていれば、それに合わせるように知識は流れ込んで来る。それはそれで結構なことなのだが、それでは仕事にならない。知識が不十分であっても、仕事はしなければならない。不十分ながらも知識をふり回さなければならない時だってあるのだ。
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半可通にならない方法(1)

私はヲタが嫌いである。

嫌いな理由はいくつかあるけれど、その中の一つとして「半可通のくせに他人の専門領域に平気で土足で踏み込む」というのがある。「半可通」がいっぱしの口を叩くことにイライラするのだ。それは「自分の専門」でも「(自分が見ている)他人の専門」でも同じ。特にコンピュータ業界はプロとヲタの境界があいまいだったり、特定能力に関しては「出来るヲタ」の方が「かけだしのプロ」よりも上であったりすることも多いので、よけいにその傾向がある。
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プログラマはプログラム書くのが仕事

吉岡さんのblogより。

まぁ言いたいことはわかるし、「そうだな」と思わんでもない。実際、プログラムを書いてる時間よりも読んでる時間の方が長いのは確かだし、フェーズ的にもそうだ。まぁフェーズの方は「ロングテール」だったりするわけだけど。

でも、やっぱりプログラマの仕事はプログラムを書くことでしょう。
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ETCをつけた

あまり高速を使うこともないのだけど、たまに乗る時に支払いがうっとおしいので、とうとうETCをつけることに。

楽天で一番安いところから買って設定してもらい、自分でつけることに。暗くなって作業したことと、ダッシュボードの扱いでちょっと苦労したのを除けば、たいした手間もかからずつけられた。
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小飼さんへの補足

小飼さんにつっこまれたので、補足説明。つーか、コメントで書いたんだけど、長過ぎると言って怒られたので。

厳密な表現を使うと、「放棄」と言うのは本当は売却したかったわけです。手続き的にはそうなってます。で、それは実際に「自社買い」にするという契約になっています。
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