「田舎者」の危険

「田舎者」と言っても、別に地方出身者という意味そのものではない。

私が「田舎者」と断じるものは、全て「不特定多数への想像力の欠如している者」である。なんせ田舎には人が少ないから、「不特定多数」というものがそもそも存在しなかったりする。だから想像する必要性がない。お互いに知っている者同志で物事が完結するから、「不特定多数」がどんなに恐しいものかということが想像がつかない。だから、そんなものに対しての配慮が出来ない。これを以って、「田舎者」と呼ぶ。
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「常紋トンネル」

常紋トンネル

内容は「タコ」労働者についてのフィールドワーク的記録。「タコ」とは、8本足の軟体動物でもなければ、「タコは育てよ」のそれでもない。「タコ部屋」のタコだ。強制連行にあった朝鮮人の話とかもあり、それを読めば「慰安婦」の話やら強制連行の話の「後づけの解説」はあまりに空々しく見える。まるっきり「人権」なんてのは無視され、「見せしめ」のために殺される「タコ」の話とか、これがたった60年ほど前のことだとか考えると、なんとも言えない。

とは言え、いわゆる「告発」的なニュアンスはほとんどなく、事実をつなぎ合わせているだけのように見える。それだけにリアリティがある。

ぱっと読むといにしえの過酷な奴隷労働の話なのだが、ちょっと見方を変えると、現代に通じる諸々がある。いろいろなものを現代のものにマッピングして読むと、なかなか趣深いものがある。

タコ部屋制度は、人間の精神を破壊して奴隷根性を持たせ、タコ部屋以外では仕えない人間につくりかえる精神的罪悪をおかしていたのである。

というくだりなぞ、どう言って良いやら。

結局のところ人間はそれ程進歩するものじゃないのだな。

中華街の手相見スゴス

IRCで「パンダまん」という話をしたので、中華街に行きたくなったので行くことに。

中華街に行くには、関内で降りるか石川町で降りるか、いつも迷う。今日は御徒町で乗ったので、電車の前の方にいた。なので、関内で降りることに。降りた途端、野球から帰る人達にぶつかり、関内で降りたことを深く後悔する。朝も昼も食わず、夕方になっていたので、空腹でよけいにイライラした。
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ウコンは本当に身体に良いかも知れない

私はサプリメント類が大好きだ。

じゃあそれに依存したり信じたりしているかと言えばそうでもなく、たいていは「面白そう」だから手を出し、「効いたらめっけもん」くらいにしか思ってない。こういったものに依存し始めると、「あるある」みたいなことになるのだから、「効いたらめっけもん」くらいに思っておくのがいい。

先日来、どうも身体中が痺れたようなダルさがあった。朝の身体の動かなさ加減とかもかなりのものだ。そこで「これは血がドロドロ状態で血行が悪くなっているのではないか?」と思った。

これも根拠のないことでもなく、私は高脂血症で100ml中1000mgくらい中性脂肪があるらしいのだ。血管詰まってても何もおかしくない。逆に言えば、この辺を改善するだけで随分体調が良くなるはず。実は朝の散歩は、この辺のこともあって始めたことだ。

ただ、もっと即攻で効くものはないかなーと思っていたら、親父のくれたウコンの粉末があった。ウコンは肝臓にいいらしいので、もしかしたらいくらかでも効くかも知れない。あまり期待もせずに飲んでみることにした。

ウコンは粉末になっているので、小匙1杯くらいを湯呑みに入れて、お湯を注いで粉ごと飲む。粉ごと飲めば面倒も少ないし、繊維も採れる。

しばらく続けていたのだが、今日になって「そう言えば痺れた感じがない」ということに気がついた。かなり体調がいい。

飲んですぐ効くという感じのものではないが、しばらく飲んでいたら良くなって来た。これで高脂血症やら脂肪肝がマシになるといいのだが。

今年の女の子のファッションは

どうやら「ミニスカorショートパンツ」と「半パン」らしい。

いや、何かに書いてあったわけではないけど、私の行動範囲の中で春になって特異的に見掛けるようになったのがそれだということ。って、「ミニスカ」については何かで読んだかも。

「ミニスカ」については実は「今さら流行ってるなんて思うなよ」と思ったりもしたのだけど(多分比率はそんなに増えてない)、「絶対領域」な人達がよく目につくようになったから、「ミニスカ流行り」と言うより、「絶対領域流行り」なのかも知れない。「それちょっと厳しくない?」な人達まで、「短いボトム + ニーソ」をやってる。あーゆーのが許されるのは、せいぜい学生のうちじゃなかろか。

だいたい「流行り」なんてのは「それ程似合うわけじゃない人」までが着用するようになるものなので、「それちょっと厳しくない?」な人達まで普及してしまっているということは、流行っていることなんだろう。

「半パン」はどうやら「ショートパンツ」とは別のカテゴリらしく、膝のちょい上くらいの長いのをよく見掛ける。これは去年の秋より前はあまり見掛けるものじゃなかったし、見慣れたものじゃないから「流行ってる」ということを強く感じる。

兄弟でケーキを分割する方法

何人かの兄弟でケーキを分けさせる最も有効な方法は、じゃんけんで切る役を決めさせ、切った人は最後に選ばせることだ。

最初は自分が食えると思って大きく切っても、それは他の者が取ってしまう。自分が選ぶことが出来るケーキを最大化するためには、きっちり1/nの大きさにしなければならない。これを親(第三者)が切ったケーキを選ばせることにすれば、必ずや喧嘩になる。

という話を思い出させるネタだった。

ジェットコースターの失敗学

この手の事故を激減させるための、きわめて効果的な安全管理上の方策は知っている。じつに簡単なことなのである。不二家の工場で働いていたパートのおばさんたちの証言がヒントだ。自分たちが作ったお菓子を「自分たちは絶対買わない」と言ってたよね、あのおばさんたちは。

そう、保守担当作業者やその責任者を、自分が保守しているジェットコースターに毎日乗せることである。

mixiで得た教訓

私のマイミクには「凄い人達」がいっぱいいる。

これはIT系に限らず、各方面に渡る。まぁ世事に疎い私は、他の人に言われてから、「へー。この人こんなに凄かったのか」思ったりするのだが、その人の周辺や紹介文を見ると「げげ!」と思う人が少なからずいる。それが「マイミクのマイミク」や「マイミクの交遊範囲」まで拡がると、もっととんでもなかったりする。なんて状況は「人脈フェチ」には垂涎なんだろうと思う。
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半年ROMれ!

今はやってないけど、昔はアマチュア無線などという遊戯をやっていた。

始めたのは中学生の頃なのだけど、やりたいなと思ったのはもっと前からだった。だから、小学生の頃からそういった本を読んでいた。

その読んだ本の中に「長くこの趣味を続けたかったら、電波を出す前に最低3ヶ月は受信だけをしろ」という意味のことが書いてあった。ネットで言うところの「ROMれ」ということだ。

その間に、いろんな作法やらバンドの「空気」やらを知り、また「教えてもらう」ではなく「学ぶ」ということを知る。そうやっていれば、長く続けられるということだったのだ。

ゴチャゴチャ書くまでもなく、この「作法」はどこでも通用することだ。場の空気や作法を知ることは重要だし、自ら学ぶ努力をするということも大事だし、そうやってやると身につくばかりではなく、身につけたことへの愛着もわく。だから飽きないし、飽きそうになった時の対策もできる。

なーんて当たり前のことを書くのは、それが書きたくなるような「事件」があったわけだけどさ。長くその「場」にいる人は、一々自分の宣伝をしなくてもいいから大人しくしてるわけさね。

自分のこれからすべきこと

ある人の日記に書いたコメントより。

「自分のすべきこと」と言っても、直接的に仕事のことではないんだけど。

私がリタイアするまで、あと少なくとも20年。頑張れば30年くらいはやって行ける。その間、何を生業とするかはわからないわけで(向こう数年くらいはわかるけど)、「自分のこれから」とか言っても、さっぱりわからない。
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