某コミュが就活の質問の場と化している件について

一時期抜けていたのだが、ブラック企業就職偏差値をまた覗くようになった。前とは違って、必死さを愛でることが主眼。

ところが最近は、いわゆるブラック企業周辺の必死さと言うよりも、単なる就活の必死さばかりを感じる。つーか、「必死」と言うより「どうしていいかわからない」という感じで、「ぐぐれ!」と言いたくなるような低レベルの質問ばかりだ。

他の業界のことはよくわからないので、IT業界のことだけの話になるが、その会社がブラックかどうかなんてのは、調べりゃ簡単にわかることだと思う。

そこそこの会社なら、決算資料を公開している。IT業界、特にSIerみたいなところは、ほぼ荒利率100%であるから、

売り上げ ≒ 人件費 + 利益

だ。もちろんいろいろ費用はかかるし、人件費がそのまま給与になるわけじゃないけど、他の業界業態のものと比べれば、これに近い。どうせそれ以外の経費なんてのは、どこの会社でもケチりにケチっているはずだから、大差はないはず。そしたら、単純に企業の金回りの良さは、「1人当たりの売り上げ」に直結している。

金回りが良いのに平均給与が低いとか、金回りのわりに利益が高いとかを見れば、「なんかある」と思うべきもの。逆に金回りが悪いのに平均給与が高くても、「なんかある」と思うべき。だから、そういった公開されている機械的なデータからでも、「会社の質」というのはわかるものだ。

というようなこととは別に、「いかにもおいしそうなこと」が並んでいたら、それだけで要注意だってのはわからんかなぁ。

極端に甘い経営環境にあるところを別にすれば、「おいしそうなこと」ってのはたいてい背反要素だ。未経験者OKで、高給払って、定時に帰れて… なんてのはまぁ「ありえん」と言ってもいい。いや、ありうるんだけど、今度は他のことが厳しいはずで。

まー、前にも書いたけど、「会社の正しい選び方」なんてのは学校じゃ教えてくれないわけなんで、教えて君になるしかないんだろうけど。

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