苦境における今昔の違い

アクセス解析を見ていて、偶然こんなページを発見した。

私のコンピュータ開発史,三輪 修

どうやら富士通OBの人の書いた開発史らしい。よく読むと懐しい名前とかあるしw

昔の開発史は、プロジェクトXでもよく出て来るように、お約束のようにデスマのような状態になっている。寝食忘れて仕事に没頭するという話だ。今時の人にしてみれば、「オヤジの語る美談」に過ぎないのだけど、件のページを読んでいて今昔の違いを発見した。
続きを読む

無償だっていいじゃないの。儲かるんだから

小飼氏も書いてたけど、はてブより。

プロは無償で商品を作ってはならない

小飼氏のエントリの、

ただ働きする余裕もないうちはプロじゃない…が

を見た時には「寝言言ってるんだろーなー」とか思って読まなかったんだけど、はてブで見た時に読んでみたらあまりの寝言に愕然。
続きを読む

PGとSEの仕事の面白み

FPNより。

PGとSEの仕事の面白みは何ですか?

PGとSEの仕事に感じる面白みは人によって様々ですが、私なら、「様々な会社の中に入り込んでカルチャーを感じられること」を挙げたいと思います。

とのこと。

私はおおかたの人の想像とは違うだろうけど、SEとしては自分は「業務SE」だと位置づけている。出自がそうであったということもあるけど、やっぱりその辺が面白いと感じてるからだ。だから、件の話もなっとく出来ることが多い。
続きを読む

弁護士って大変だ…

壇弁護士のblogより。

船場吉兆

ダスキンの株主代表訴訟で責任を認められた監査役弁護士が、船場吉兆が廃業を決めたときの記者会見に立ち会っている弁護士であることはとても皮肉である。

なまじ弁護士の仕事というものを知っていると、「弁護士って大変だ」と同情を禁じえない。
続きを読む

「10年泥」

まだこのネタを引っぱるわけだけど。小飼さんのエントリの、

泥のように働いて、何が出来上がりましたか?

を受けて、おっさん達が過去の自分語りを始めてる。私もうっかり書きそうになって、いろいろ思い起こしてみたのだけど、適当に端折って書くと、最初に書いたエントリくらいになってしまう。しかしだ、
続きを読む

で、もういっちょ

2つに分けると書いたので、これは後編ということで。

件の記事の中で笑えるのが、

「非正規労働者がはい上がれない社会が続くのなら、
戦争で大勢の正社員が死なない限り、自分は正社員にはなれない」

という奴。まぁ「格差社会の不満のはけ口に戦争を希望するとは暴論」とか言う批判も頭悪いとは思うけど、件の考え方はどうしようもない。
続きを読む

それは今君がやるべきことと違う

ちょっと前に、「望みは戦争」の人の話を痛いニュースで読んだ。

「戦争で正社員が死なない限り自分は正社員にはなれない」…31歳フリーター。希望は、戦争。

これにつっこみたいことは2つあるので、2つに分ける。

最初にまず思ったことは、「お前は何をしているのだ?」ということ。
続きを読む

おっさんハッカー

twitterでチマチマ書くと話が見えなくなるので、まとめ。

私はストレートな意味での「おっさんハッカー」はあまり肯定的に思ってない。

もちろん、ハッカーでありたい人がそう努力することを否定するわけじゃない。和田先生みたいな人は素直に凄いと思うし、自分もそうありたいと思う。だけど、「軸」としてどうかと言うと、ちょっと違うんじゃないかと思う。
続きを読む

「経営者になって 経営者目線からモデルを見て分かったこと」

夕刊フジblogより。

経営者になって 経営者目線からモデルを見て分かったこと

エンジニアのblogを見ていろいろ感じていた違和感が、これを読んで氷解。確かに経営者目線と被用者目線ではいろいろ違うのは、頭ではわかっていたのだけど、忘れてしまってるんだなとも思った。
続きを読む

「凡庸」の価値

努力も工夫もない零細の本屋なんて潰れろということを書いた。

そうしたらはてブのコメントに凡庸であるというのはダメなことかという意味のことが書かれていた。きっぱり言ってしまえば、「凡庸な本屋」なんてのは、あそこで書いたように「とっとと潰れろ」と思う。

とは言え、凡庸に価値がないかと言えばそうではない。それは、社会がスターだけで成り立っているわけじゃないからだ。
続きを読む