PGとSEの仕事の面白み

FPNより。

PGとSEの仕事の面白みは何ですか?

PGとSEの仕事に感じる面白みは人によって様々ですが、私なら、「様々な会社の中に入り込んでカルチャーを感じられること」を挙げたいと思います。

とのこと。

私はおおかたの人の想像とは違うだろうけど、SEとしては自分は「業務SE」だと位置づけている。出自がそうであったということもあるけど、やっぱりその辺が面白いと感じてるからだ。だから、件の話もなっとく出来ることが多い。

私は元々がユーザ企業の出なので、ユーザ的な感覚を持っていた。だから、コンピュータ化で企業が変化する様は、楽しかった。

確かに今から20年前のコンピュータ化なんてのは、メインフレームが中心だということもあって、「いかに業務を合理化するか」が中心、つまりユーザの経営的には

何人クビに出来るか

が成果であった。目の前で業務に習熟した(それでいて単純労働をしている)人が閑職に追いやられ、やがて退職して行くという様を見るのはあまり楽しいことではないけれど、当時のコンピュータ化ってのはそんなものだった。だって、月々100万単位のレンタル料を払うんだから、それに見合う経費節減がなかったら単なるムダ金なんだから。

クビになって行く人を見るのは辛いけれど、それをリストラクチャリングとして企業が変わって行く様を見るのも楽しかった。自分のデザインした業務フローに現場が変わって行き、着実に結果が出て行く。単なる経費節減が目標のことであっても、そこには「変化」があった。

企業を大局的に見ることも、その頃に覚えた。

「おごちゃんってコンピュータ側の人じゃないの?」と思う人がいると思うけれど、私にとってはコンピュータの側、つまりハードウェアだのソフトウェアだのってのは、トップダウンでシステムを見た時の「枝葉」であったり、趣味に近いものであったりだ。仕事としてはあくまでも

業務SE

だ。分野はマスコミや流通、サービス業だ。また、そうであるがゆえに、「コンピュータ技術」なんてのは、

あって当然、なけりゃ買って来い

ということになる。業務SEの世界では「なけりゃ買って来い」が強調されやすいけれど、私が育った時代は「買う」というのは、それだけ顧客への提案価格が大きくなるので容易ならざることだった。だからお客が買ってくれないものは「作る」しかなかったのだ。だからフレームワークを作ったり、COBOLでawkみたいなものを作ったりしていた。今からすると玩具でしかないようなツールを作って、生産性を上げたりもしていた。そうやってコンピュータ技術も身につけたわけだ。

技術系の人達って、わりと「業務SE」に対するイメージが悪いと思うけど、業務SEってのはトップダウン的に技術を見てるし、またそういった方向で身につけてる人がいたりするから、人によっては「バリバリのハッカー」だったりするわけ。自覚してる人だと、「ふっ。俺達はハックも出来るけど、お前達は業務わかんねーだろ」とか思ってたりする。まぁその辺はどっちもどっちかな。

重鎮たちの寝言発言やら、スイーツ学生の勘違い発言やらで、SIerのイメージはつるべ落とし気味だけど、PGやSEなんてのはやっぱり楽しくやり甲斐がある仕事だと思う。SI業界やSIerの未来はあまり希望が持てないけど、SIというお仕事は楽しい。デスマやら偽装派遣やらとゆー「泥」もいっぱいあるけど、花を咲かせるかどうかは、志しを失なわないで、楽しく働くための工夫や努力をするのが大事だと思う。

自分自身をハックしろ!

話はそれからだ。

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This entry was posted on6月 5th, 2008 at 10:55:27. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0. Both comments and pings are currently closed.

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    秋葉で暮し秋葉で仕事してますが、秋葉系は嫌いです。物事を冷静に分析することは好きですが、ニヒリストは嫌いです。

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