それは今君がやるべきことと違う

ちょっと前に、「望みは戦争」の人の話を痛いニュースで読んだ。

「戦争で正社員が死なない限り自分は正社員にはなれない」…31歳フリーター。希望は、戦争。

これにつっこみたいことは2つあるので、2つに分ける。

最初にまず思ったことは、「お前は何をしているのだ?」ということ。

件の人は小飼氏と対談したらしいのだけど、見てない。

これは件の人に限らないことなのだが、どうもニートやら貧困やら弱者を主張する人達は、どうでもいいことを考え過ぎだということ。

社会の格差がどーとかこーとかなんて、そりゃー確かに問題だけど、それを君が考えたところでどうにかなるもんじゃない。「アルファマッチョ」な人達が考えてもムダだし、多分普通の政治家でも無理だろう。今はそういった「潮流」の中にあるんだから、ちっとやそっとでは流れは変わりっこない。だから、気にすることは大事だけど、考えてもムダだ。

同じように、小難しい理屈がコネられるようになったところで、生活なんて改善しない。自分が働けない理由を100並べる暇があったら、RoRなりJavascriptなり勉強した方がいい。いや、別に他のことでも何でもいいんだけど。

自分のマズい状況なんてのは、それから脱することが第一の問題であって、諸々の理屈なんて後でいいんだよ。そんな飯のネタにもならんことをグダグダ考えてる暇があったら、

生活や仕事に必要なスキル

を身につけた方がいい。社会構造がどーとかなんて理屈がコネられるようになったところで、そんなもの飯の足しにはならんのだ。そんなものよりも、就職するのに必要なスキルを身につける方が、ずっと食(職)の足しになる。小難しい社会構造やら経済の話が出来るよりも、「ちょっとこんなサービス作ってみました」みたいな、自分のこれからやりたい仕事について語れる方がずっといいだろう。もちろん後者だったら確実に食にありつけるという保証なんてないけど、前者は多分確実にありつけない。

自分の状況を肯定する理屈があるのは心地良いだろう。自分の状況を社会のせいにするのは気が楽だろう。だけど、それは一時の快楽なんだよ。そんなことをするんだったら、酒でも飲んでる方がずっといい。一時の快楽はある上に、それが身体に悪いことだとわかっているから、そこから脱する努力をする。でもな、ダメな自己肯定なんてしたら、そこから脱する気すら起きなくなるんだよ。

論じあってる暇があったら、スキルアップに使え。今するべきことはそれだろ?

それは今君がやるべきことと違う” への4件のコメント

  1. 痛いニュースのほうは前に読みましたけど、元ネタの人、赤木さんの主張が誤解されたまま批判されてたので、気の毒だなーと思いました。
    でも正直、コンピュータ専門学校出てコンビニでバイトしてて、いっぱしの文章を書ける人なら、正社員じゃなくとも一般企業で長期に働く口くらいなんとかなったんじゃないかと思いましたが。

  2. 結局そうなんです。

    それに気がついてないのか、それともネタを優先しているのか。でも、後者だとしたら、「君は消費されてるだけだよ」と指摘してくれる人が身近にいないというのが不幸だなとか。

  3. ご本人は文筆業で食べていこうとしてますから、著書も出版された今のところは順調ではないでしょうか。
    このままでは一過性の話題として消費されて終わってしまうという自覚もあるみたいです。
    あえて大変な道を選んでいるように見えるので、全然知り合いではないのですが、著書も購入し、なまあたたかく見守ってます。

  4. うーん。どうもなんかハンパな感じつーか、「スイーツ(笑)」とゆーか。文筆で食おうとしてると聞くと、納得しつつも別の「違うんでない?」を思ってしまう。

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