政治にとやかく言う気がない

私はあまり政治そのものに興味がない。

政治家の品性だとか、世の中の風潮だとか、国際関係だとか、そういったものには興味があるのだが、政治そのものにあまり興味はない。なぜなら、あまりに「当事者感」がないからであるし、それ故に何を言っても無責任でしかないからだ。つまり「酔っぱらいの戯言」と同じレベルのことしか言えないのだ。仕事柄全く知らないわけではなく、世間で求められる常識よりもちょっと詳しいくらいは情報を得ているのだが、何を言っても意味がないという点に於いて、「酔っぱらいの戯言」と大差ないわけだ。
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心配しすぎ

私が外出している間に、私を通じての顧客が打合せで来社したらしい。

普通の担当者レベルの打合せなので、私が不在でも別に問題ないのだが、その席で私が退社する話が出たらしい。お陰で泡食ったような電話がかかって来た。
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出エジプト記

会社を辞めるという話は昨日書いたとおり。

辞める理由はいくつかあり、ネガティブな面についてはあまり具体的に語る気はないし、ポジティブな面については今はまだ語るべき時ではないので、いずれまた。ただ、辞めるにあたっては、それなりに計算があったので、その話。
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メディアが左傾に見えるのは当然である

最近いくつかの「webニュース専業メディア」を見ている。「マイニュース」とか「オーマイニュース」とかの類だ。

ざっと見ると、「えらくサヨだな」という印象を受ける。もちろんこの傾向は記事によってまちまちなのだが、総じて「ニュース」として秀逸な記事はサヨっぽい。もちろんダメな記事も山ほどあるし、最初のスタンスからしてサヨな記事も少なくないのだが、「秀逸な記事」を拾うとサヨっぽいのだ。
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斜め45度上空の勧め

この時期、どうも世の中はウヨとサヨになる傾向にある。

かつての戦争をどう見るとか、靖国をどう見るか、そういったあたりがウヨサヨを湧かせるのだろう。しかし、そこでいつも思うのは、そう簡単に思想を右左に分けて良いものだろうかということだ。また、そういった「二元論」に持って行くのはどうなんだろうかとも思う。これは韓国(や中国)に対する「反」「親」も同じだ。
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「世界最高品質のコンドーム開発秘話」

「世界最高品質のコンドーム開発秘話」

オカモトのページ。コンドーム開発とオカモトの歴史が書いてある。

自社の歴史だから、それなりに美化して書かれているところはあるだろうが、一気に読めるくらい面白い。「プロジェクトX」や「メタルカラーの時代」が好きな人にはいいだろう。

会社が立派になると、「原点」を忘れてしまいがち… という話はこないだ書いたが、原点にこだわって頑張った人達の底力を感じる話である。

って、冷静に考えてみれば、だいたいに成功した話ってのは、「原点にこだわって頑張った」というのがほとんどで、「うまく立ち回った」という話はあまり出て来ない。これは日本人の美学でもあるだろうが、「成功者」として讃えられる人達はたいてい前者だ。後者は仮に成功しても「成り上がり」として蔑まれる。

ということは別にして、件のページはいい話だ。

インフラだた乗り論の不思議

最近、どうも「ITサービス会社」に対して「インフラただ乗り論」というのがあるらしい。対象はGyaOだったりGoogleだったり。

それに対して、

「インフラただ乗り論はおかしい」−−YBB網を作った技術者が反論

私が不思議なのは、いわゆる「サービス会社」だってデータセンタなりISPなりを経由して「インフラ費用」は負担しているはずで、「ただ乗り」なんて言われる理由はないんじゃないかと言うことだ。そりゃ「サービス会社」が何らかの優遇を受けているとかということがあるなら、「ただ乗り」の謗りは免れないだろうが、彼等だってちゃんと請求された費用は払っている。それ「ただ乗り」なんて話にするのはおかしなことだ。仮にその「負担」が何らかのアンバランスがあるなら、それはそーゆータリフを作らなかった回線業者が馬鹿なだけだ。

どうもこの「インフラただ乗り」論というのは、いじめっこが「○○君がみんなにおごったらいいと思う人。はーい」といった無茶な多数決をやっているようにしか見えない。