「スタイル」の根底にある彼我の違い

中村氏の大罪(1)の途中からいきなり、「日本スタイル」という話が出て来たので、ちょっと解説。

チラと書いたのであるが、日本とアメリカの哲学の根底にあるものはかなり異なる。また、アメリカとヨーロッパの根底にあるものもかなり異なる。日本と韓国はかなり近いが、中国はかなり違う。これはおそらくは生活様式や起かれた環境が違うのであろう。
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オークション詐欺

今まで、「詐欺」という行為は、なかなか難しいことであった。嘘を本当のように見せる演技力もさることながら、信用を与えるための演出も必要であった。その演出のために、詐欺師はいろいろ苦心したものだ。大企業のフリだとか、皇族の親戚だとか、戦時中に宙に浮いが資産があるフリだとか。そんな大袈裟なことでなくても、いろいろ相手を信用させる小道具が必要なので、それなりに敷居の高いものだった。
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気違いの野放し

ドンキの火事の放火犯人と思われる人がつかまったらしい。

> 女は11月にも万引で逮捕され、精神鑑定で心神喪失と認定され、起訴猶予になっていた。

ということで、心神喪失で起訴猶余だったのだとか。

精神に問題がある人が社会でリハビリをする。これ自体は条件さえ整えば大いにやるべきことである。その方が社会復帰への力になる。また、こういった責任能力のない人に刑罰を与えないのは、先進国の刑法の精神から言って正しいことである(先進国型の刑法は刑罰は犯罪者の矯正のためということになっている)。

とは言え、このような状態の人が犯罪を犯した時に、起訴猶余だからと言って野放しにして良いものだろうか? 少なくとも事実として犯罪行為を行った者であるから、その時点で社会に不適合だということは確かである。それなら、刑罰ではなくて、治療のために「病院送り」にするのが正しいのではないか?

「気違いは隔離せよ」と言うのではない。責任能力の有無に関係なく、不法行為を行ったものは社会に不適合なのである。それなら、自己認識ができるものは刑罰により、自己認識ができないものは治療により、社会に適合するようするべきではないか?

デキる奴の笑顔の法則

うちの会社でもデキる奴とそうでない奴がいる。年によって多少はあるが、毎年のように新人を採っている。もちろん中途も採る。中途は経験者しか来ないが、新卒はいろんな学部学科からで、特別に情報工学が専門とかに限らない。一応大卒以上ということにしているが、採る時はいろいろだったりする。
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MSの広告

久々にLinux雑誌を購入。買いに行ってもらったら、なんか3ヶ月分まとめて買って来た。つまりそれだけ買ってなかったということ。

いつも思うのだけど、こいつらにMSの広告が出ている。まぁそれは別に良かろう。たいていの人にWindowsなしのシステム設計なんぞありえないだろうから、必要なところに必要なものを用意するということは悪いことではない。
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新卒採用

今年はどうしたことか、来年度新卒の採用がまだ決まらない。去年はいらん程来たし、今年も内定を2人出したんだけど、2人とも辞退されてしまった。

新卒採用はなかなかコストがかかるので、手っ取り早く人力を集めるには向かない。即戦力には中途の良さげな人を採るのがいい。とは言え、中途ばかり採るとなかなかマインドを合わせるのが難しいし、目先のことばかり考えることになってしまう。新卒は教育の手間がかかって、なかなか戦力になってくれないけれど、会社の将来は新卒で頑張ってくれた人達にかかってるんじゃないかなーって気がする。そんなわけで、毎年新卒は何人か採ることにしているのだ。

ところが、今年はこの時期になっても決まらない。この時期を過ぎると、はっきり言って「だしがら」みたいな人が来てしまうのだ。いや、そんな言い方は良くないと思うのだけど、11月になってしまうと、マジな話来る奴は「だしがら」なんで、面接するだけ時間のムダになってしまう。

やれやれどうしたものかな。まぁ採らないから困るってものでもないんだけどね。中途の人は今年も何人か入って来たわけだし、定期的に入って来るわけだから、戦力としては問題ないのだけど。

在宅勤務

部下が、「私は休日出勤するのに他の人は休日は会社に来ませんよね」とか言っていたので、「他の人は家で仕事ができるようにしているのだよ」と説明をしておいた。
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「 ”オープンソース型ビジネスマン”の生きる道」

という文章が、 http://premium.nikkeibp.co.jp/linux/okamoto/01/ にある。以前、これにコメントを書いたのだが、華麗にスルーされたので、ここに書いておく。

はっきり言って、弊社はここでヤリ玉に上がっているような「会社主義」だ。もちろん個人の自由裁量は最大限認めているし、滅私奉公みたいなことを求めているわけでもない。しかし、うちの「スタープログラマ」も含めて、会社主義である。会社あっての自分だと思っている。
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