現実から見たテスト工数

この前のエントリの続き。

システムは現実の中にある。これは紛れもない真実である。だからテストも現実というものを考えなければならない。

前回のエントリはあくまでも「理論面」だ。「こう考えろ」という意味ではあれで間違いはない(はず)であるが、「じゃあどうすりゃいいの」ということには何の答えもない。では現実はどう考えるかについて書いてみる。
続きを読む

システムから見たテスト工数の考え方

ある人の日記へのアンサーの整理。

システムが正しく動くためには、テストは不可欠だ。

ところが、どんなにテストをしっかりしたところで、システムの誤りが全て発見出来るわけではない。これは精神論やらマーフィーの法則の類ではなく、理論的に証明されてしまっていることである。 続きを読む

良いバブル、悪いバブル

まるで池田信夫のblogにありそうなタイトルだ。つか、もしかしたら書いてそう。

この話のほとんどは誰かの受け売りである。その分信憑性は高いだろう B)

ある経済学者(誰だったか忘れた)の話を聞いた時の話だ。その人は、

日本経済はバブル崩壊で崩壊したのではない

と言われた。 続きを読む

コミュニケーションロボット

寝てる時にふと思いついたこと。

カメラ、マイク、スピーカを、それぞれ目、耳、口のところに配置したような筐体を作って入れる。で、これをネット用の入出力機器とする。これが「ロボット」。

相手方は、HMD、ヘッドホン、マイクなぞを装備したヘッドセットを装着する。そうすると、ロボットがいる場所にいるのと同じ音が聞こえ、同じ視界が持てる。つまり、そこに行ったような気分になれる。ついでに首の向きに合わせてロボットが首を振れば、もっと臨場感は高くなる。移動とかも検出して… というのも良いかも知れない。バーチャルな郷里帰りとか、バーチャルな旅行とかに使えそうだ。身動き出来ない時(人)の暇潰しにも良いだろう。

さらに進めて、こいつら「代理ロボット」を集めて「会議」をやることもできる。ただし、代理ロボットが見えているところは、本人の映像にすげ替える。そうすると、テレビ会議にありがちのギクシャク感も低減する。

デザイン的なことを無視すれば、これらの機器は今現在秋葉で買って来るもので構成することが出来る。つまり、「夢のシステム」ではなくて「やろうと思えば作れる」ということ。実装するのも、多分「ロボコン」の類のためのロボットよりは簡単だろう。動かなくってもそこそこ機能するんだし。

暇があれば自分で作るんだけどな。

「使えるオタク」??

私はオタクが嫌いだ。

その嫌いっぷりは私を真に知っている人は知っていると思う。秋葉に住んではいるが、それは仕事に便利だからなだけで、普段は秋葉にはまず行かない。あの街の臭いが嫌いだからだ。よく凄く嫌うことを「蛇蝎のごとく嫌う」と言うが、私にとっては蛇や蝎の方がかわいく見える。

「お前もオタクだろ」「自己嫌悪の一種だな」と思う奴は、そう思う理由を5つ挙げてみるといい。4つは即座に否定するだろう。残る1つは何かと聞かれれば、「人間、誰でもオタク性は持っている」ということだ。「オタク要素を持っている」と「オタクである」ということは別のことなのだ。
続きを読む

やらなきゃならないことは、やってみること

未来予測を怠っていませんか

この連載は毎回欠かさず読んでいる。科学者という視点から経営や人事について書いてあるという、異色の連載なのだけど、そういった日本において「勘」が重視される世界に「科学」を持ち込んでいるところがいい。それも「社会科学」の分類される科学ではなく、「自然科学」や「工学」に分類されるものだという点が面白くもあり、身近でもある。
続きを読む

情報発信基地

「○○おこし」ということをやる時によく言われる言葉。

もはや秋葉原の「ザ・コン」では新たな伝説を生み出せない

この記事の中にも出て来るのだが、ここでは、

横浜や千葉の店舗でも、あのアキバで売れているおでん缶だと紹介すると売れる。このような、秋葉原が情報発信基地となり得るような商品を見つけることができれば、秋葉原で新しい店舗をスタートする意味がある。

というような文脈。マーケッティングにおいての「情報発信基地」という言葉の意味がよくわかる。「あたりまえだ」と言えば確かにそうだが。

さらっとした普通に使われた文脈ではあるが、こんなに言葉の本質を突いて教えられたのは初めてだ。

引き際を知る力を身につける

第19回 引き際を知る力

興味深い一言。

自分が打ちこんでいる仕事において、引き際を知ることはきわめて難しいことです。感情に頼っていたのでは、絶対に的確な判断はできません。

引くタイミングを見失わないためには、最初の目標と、今いる場所、この2つを常に比較しておくことです。2つの間にどのくらいのズレが生じているかを把握しておきましょう。

言われりゃもっともだが、案外気がつかないこと。実行も難しいしなぁ。