ホームページをCMS化するにあたって、古い書き物を整理することになった。つーか、古い方が多いし。

書いたのは10年くらい前のものが多い。10年もたてば自分も社会も変化するものだから、時代遅れなものもあるだろう。そんなものを消してしまうのも悪くない。と思って整理を始めた。

ところが、特定の事件に関すること以外は、「昨日書いた」と言ってもおかしくないものが少なくない。書いてる自分が変化してないのは「成長してな い」ということなのかも知れない。もちろん見る角度が違っているから、全く同じ見方をするとは限らないが、「否定」する程違うわけではない。

対象となっている事象が、そんなに大きく変化していない。10年もたてば社会も随分と変化している。10年もあればメモリなんて1000倍くらい になるし、ネットの速度もそれくらい違うわけだけど、本質的な部分はほとんど変化していない。「舞台装置」は大きく変化しているのだけど。

子供の頃、世の中はどんどん変化しているように見えたものだけど、今はそれを感じない。それは世の中がそうなのか、それとも受け取り方の違いなんだろうか。

都心でも下町を歩いていると、結構「果樹」を発見する。

蔵前橋通りの秋葉近く(つまり会社の近く)には、ビワの木があって季節には結構実がなっているし、ミカンや柿も結構見掛ける。

こいつらがどうなっているか、田舎で生まれ育った私は興味深く見ているのだが、そのほとんどが落ちて腐ってしまっている。ホームレスなぞ取って食 えばいいのにと思うのだが、ほとんど手がつけられていない。もったいないもさることながら、落ちてしまえば汚ないだけなので、取って食えばいいのにと思 う。私は時々、取って食うのだが、ちょっと人目が気になる。

昨日今日は、散歩で家の近く、浅草橋〜上野のあたりを歩き回っていたのだが、途中鳥越神社で柿のあるのを発見する。

場所は売店(？)の向かいという最悪の場所であるが、連れがおみくじを買っている隙に手を伸ばして1つ取る。

これで渋柿ならかなりせつないことになるが、見たところ甘柿であると思われる。手水の水で洗って齧ると、ちょっと渋いが立派な甘柿だ。渋いのは部分的だったので、食うのには問題ない。

しかし、あの手のもの。どう考えても放置はもったいない上に汚ない。町内会とかで取るようにすれば、木のためにもなると思うのだが。