null氏に呼ばれたので、久しぶりに「一方的に私を知っている人が多い宴会」に行った。
続きを読む
月別アーカイブ: 2004年10月
日経システム構築「データベース活用の勘所」
ドトールコーヒーの事例が出ている。
ここでサブタイトルに「マスターDB更新で性能問題。オブジェクト指向の徹底がアダ」とついている。
続きを読む
新卒採用
今年はどうしたことか、来年度新卒の採用がまだ決まらない。去年はいらん程来たし、今年も内定を2人出したんだけど、2人とも辞退されてしまった。
新卒採用はなかなかコストがかかるので、手っ取り早く人力を集めるには向かない。即戦力には中途の良さげな人を採るのがいい。とは言え、中途ばかり採るとなかなかマインドを合わせるのが難しいし、目先のことばかり考えることになってしまう。新卒は教育の手間がかかって、なかなか戦力になってくれないけれど、会社の将来は新卒で頑張ってくれた人達にかかってるんじゃないかなーって気がする。そんなわけで、毎年新卒は何人か採ることにしているのだ。
ところが、今年はこの時期になっても決まらない。この時期を過ぎると、はっきり言って「だしがら」みたいな人が来てしまうのだ。いや、そんな言い方は良くないと思うのだけど、11月になってしまうと、マジな話来る奴は「だしがら」なんで、面接するだけ時間のムダになってしまう。
やれやれどうしたものかな。まぁ採らないから困るってものでもないんだけどね。中途の人は今年も何人か入って来たわけだし、定期的に入って来るわけだから、戦力としては問題ないのだけど。
ハム(途中経過)
作り始めたハムが、いい感じの色になっていたので、ちょっと削って食ってみた。
包丁で削ろうとしたのだが、表面が乾燥し過ぎているのか、かなり堅い。なんと言うか「ジャーキー」という感じだ。市販のハムのようなしっとり感はまるでない。包丁ではダルいので、スライサで削ってみた。いい感じに削れる。
食ってみたら、滅茶滅茶うまい!!! ハムだろうが、ジャーキーだろうが、そんなことどうでもいいですよ。「ちょっと削って」なんて無理だ。ついどんどこ削って食ってしまう。いかんいかん。まだ熟成しなきゃいけないんだ。
食中毒が恐かったが、今のところ何ともないようだ。もちろん生で食いましたです。
塩味
先日の日記にも書いたように、私は塩でしか味をつけないことが多い。特にスープ類はたいてい塩だけだ。
これは塩味が好きということもあるのだが、塩だと味つけそのものに工夫のしようがないので、素材の味をいかに出すかということ、つまり料理そのものに注意深くなるということもある。もちろん、醤油を入れると旨いもの、味噌だと旨いものもあるのはわかっているが、そういった相性が特別に良いものを別にすると、調味料の味は誤魔化しの技術になってしまう。
ということを前々から書こうと思っていたのだけど、今日は病院の待ち時間の暇つぶしに、「魯山人味道」を読んでいたら、「ごてごてと調味料で味をつけるものではない」ということが書いてあった。素材が良ければやたらに人工の味をつけてもしょうがないし、素材がダメであればいくら工夫してもダメだと。素材の味はそれくらい威大だと。
これは何も料理に限ったことではなくて、「おねーちゃん画像」でもそうだ。綺麗なおねーさんは、ことさら綺麗な服を着せなくても綺麗だし、エロいおねーさんはエロい格好をさせなくてもエロい。逆に言えば、無理やりそんな「調味料」を使っているものは、それだけ素材がダメだと言うことを言っているに等しい。
そんなわけで、やたらに調味料に凝った料理と言うのは、それだけ素材がダメだということでもある。
スープ
先日、ちょっとしたドジをふんで、スープをダメにしてしまったので、リビルドすることにした。
# トロ火にしていたのを忘れて会社に行ってしまったのだ
ちょっと前に塩辛いパンチェッタを作ってしまったという話を書いたのだが、その時に「スープの塩の代わりに使えばいいのではないか?」ということを考えていた。そこで今日はそれを実行に移すことに。
続きを読む
微小脳梗塞?
夕方、突然視野の中央付近が見えなくなる。周辺は見えているのだが、中央が見えないから、対象物を凝視しようとするとうまく見えない。「網膜剥離?」と思ったのだが、右目だけでも左目だけでも、結局中央付近が見えないのは同じなので、眼球の異常ではないようだ。
しょうがないので、普通の目薬をさしてしばらく目を閉じて、だましだまし仕事をしていたら、そのうち普通に見えるようになり、今は何の異常もない。
眼球の異常ではないのだから、どうも脳の視覚野の何かの異常だったのだろう。しばらくしたら治ったということは、微小脳梗塞だったのかも知れな
い。とは言え、今は高脂血症の治療でEPAを飲まされているし、毎晩のように玉葱スライスは食っているし、毎朝納豆を食っている。どれも「血液サラサラ」
系なので、脳梗塞というのも考えにくいのだが… 他の知覚系にも運動系にも異常なかったし。いったい何だったのだろう。
秋葉原
JR秋葉原駅のあるあたりは、正確には「千代田区外神田」である。いわゆる電気街は1丁目3丁目4丁目である。
では「秋葉原」はどこにあるかと言えば、「台東区秋葉原」という土地がちゃんとある。これは御存知「たん清」をもうちょっと北の方(蔵前橋通りの方)に行った、ごく狭いエリアである。
歴史的な経緯はよくわからないのだけど、なんで「JR秋葉原」なのだろう。「JR神田駅」のあたりは「内神田」なので、「JR内神田駅」「JR外神田駅」で良かったんじゃないかと思うのだが(当時は国鉄だけど)。
と言えば、JR品川駅は正確には「港区高輪」にあるし、「北品川駅(京急)」はJR品川駅よりも南にある。
JR新宿駅は新宿区と渋谷区の境にあるので、南口の方は渋谷区である。昔、深夜に新宿駅で待ち合わせた時、住居表示の板を見て「え?
ここ渋谷区?
なんか変なところ歩いて変なところに来ちゃったよ」とあわてた。「この駅は何だ?」と駅の看板を見たら新宿駅と書いてあったんでほっとしたのを覚えてい
る。
ついでに、JR駒込駅は、「豊島区駒込」なのであるが、私の行く方の「JMA」は「文京区本駒込」である(行かない方は豊島区駒込)。これも初めて行った時は「???」だった。
そう言えば、昔住んでた「原宿」であるが、原宿と言う地名は現在存在しない。JR原宿駅がある場所は「神宮前1丁目」である。
東京の地名はややこしい。きっと歴史的経緯があるのだろうけど、田舎者を無用に混乱におとしいれる。
パンチェッタ(結果)
作っていたパンチェッタを、ベーコンエッグのようにして食ってみた。
結論から言うと、かなり失敗気味。何がいけないって、塩辛いのだ。これではパンチェッタと言うよりも「乾燥すーちか」である。それくらい塩辛い。
やはり失敗を恐れて塩に漬け過ぎたのがいけないらしい。だいたい、初めてだから加減がわからん。そうなると、いきおい安全側に倒すために塩漬けをいっぱいやってしまう。そうすると辛いものになってしまう。
まぁ辛けりゃ辛いで、使い道はいくらでもあるのだけど、あんまり人にあげたりはできんわな。まぁこれはスープ取り用だと思うことにしよう。
スウィングガールズ
明るいうちから会社にいると鬱になるので、天気がイマイチだったが新宿に。アイ・ロボットを見ようかと思ったら微妙に遅刻だったので、隣りでスウィングガールズを見る。
邦画は女の子ウケがイマイチなので、どうしても見たい映画は一人で見ることになってしまう。と言っても、この映画は「どうしても見たい」とまで
思っていたわけではない。「見れたらいいな」という程度だった。だいたい邦画はすぐテレビでやるし、すぐDVDが出てしまうから、よけいに行きたくないの
だろうな。って私はテレビを見ないから見る気が起きるんだろうか?
見て正解だった。まぁストーリーは「ウォーターボーイズ」と似たようなもんで(監督同じだし)、ある種の青春もの。ただ、この素朴っぽい、それで
いて今っぽい青春ものというのが、妙に現代に迎合してない感じで好感が持てる。いろいろ良いところはあったが、一番良かったのは、
本仮屋ユイカの眼鏡っ娘
である。いい眼鏡っ娘の典形だよこれは。
私は映画でもドラマでも喜劇が好きで、あんまり挫折の多いのは好きでない。この映画はわりと何度も挫折しているので、そういった点では食傷気味。
全部見た後だと、「あの時のはいい挫折」とか思えるのだが、見ている最中はハラハラして、そのハラハラが不愉快なのだ。でも、まぁこの映画はみんなが笑顔
だという点が非常によろしい。現実世界がこれだけ悲劇的なんだから、映画の中くらいみんなが笑顔でもいいじゃないか。
さて、この映画の最後のステージシーンでは、わりとご都合主義的にスポットライトが当たる。半可通だと、「そんな都合良くあるわけないじゃーん」
とツッコムところだと思うので、「元プロ」として言っておくと、これくらいの仕込みは私はしていた。と言うか、自分でツッコみかけて、自分のことを思い出
したら「やってたちゃん。これくらい」ということを思い出した。
元々、この手の「素人のコンサート」といったステージでは、照明屋はあまりやることがない。スポットを当てるところはそんなにないし、台本がもら
えるわけでもないので(つーか、台本なんてない)、手を抜こうと思えばフレネル(フレネルレンズを使った灯体。光が拡がる)をずらーっと並べて、それを
ON/OFFすればとりあえず照明はできてギャラももらえる。と言うか、よほど考えておいたり、曲目だけでどうこうできるだけの技術がなければ、本当に
「入って来たらON、はけたらOFF」以上のことがやりようがない。ホールによっては、音響反射板にライトがついていたりするので、フレネルすらいらない
ことだってある。
とは言え、それではつまらないので、余った凸灯(いわゆるスポット)は、「だいたいこの辺がピアノ、だいたいこの辺がパーカッション」と思われる
ところに向けられるように仕込んでおく。この手のコンナートのステージ位置はだいたい決まっているし、決めたところにガムっておく(床にガムテープを貼っ
て目印にすること)ので、間違えることはない。と言うか、雛壇(バンドの乗る台)の都合もあって、そうでもしないと載り切らないということが起きる。なの
で、立ち位置はほぼ確定する。だから、大した打合せがなくても、実は仕込みが可能だ。
コンサート用のフレネルの仕込みなんてのは一瞬でできてしまう(明るくなるように並べるだけ)し、回路もそう取らずに済む(容量の問題がなければ
1回路でもいいくらいだ)ので、ついでにこういったオマケの仕込みをしておく。オマケの方は凸灯だから、しっかり回路はバラしておく(余ってるはずだ
し)。こういった時にフレネルの方にフィルタはあまり入れないから(もちろん入れるというのもアリだ)、フィルタも余っているので、適当な色を入れて凸灯
に。
というようにすると、「ここで気合入れたる!」な時用の仕込みができる。素人のコンサートにここまでやることは、本当のプロはあまりしないと思うのだが、私は「プロ手前」みたいなものだったので、自分の勉強も込みで気合入れた仕込みをしていた。
このようにしておけば、件の映画のラストシーンにあった照明なんてのは、簡単にできてしまう。本体のフレネルを落として裏に仕込んだ凸を入れるだ
けだ。照明室にはピンスポもあるから、そいつで狙ってやってもいい。映画の中の絵空事ではなくて、照明屋によってはちゃんとそこまで仕込んでることだって
あるのだ。仮に「ブラスバンドの他にジャズもある」ということがわかっていれば、私なら絶対仕込む。
私の場合、それをバシバシやっていた。弱小ホールの全灯体を気合入れて仕込んでおくのだ。そして、「ここぞ!」という時にそれを使ってやる。そりゃもう素人さん大喜び。お陰で指名かかりまくりで、今の会社を作ってからも時々お声がかかっていたくらいだ。
というわけで、あれは映画の中の絵空事だけというわけでもないのだよ。