塩味

先日の日記にも書いたように、私は塩でしか味をつけないことが多い。特にスープ類はたいてい塩だけだ。

これは塩味が好きということもあるのだが、塩だと味つけそのものに工夫のしようがないので、素材の味をいかに出すかということ、つまり料理そのものに注意深くなるということもある。もちろん、醤油を入れると旨いもの、味噌だと旨いものもあるのはわかっているが、そういった相性が特別に良いものを別にすると、調味料の味は誤魔化しの技術になってしまう。

ということを前々から書こうと思っていたのだけど、今日は病院の待ち時間の暇つぶしに、「魯山人味道」を読んでいたら、「ごてごてと調味料で味をつけるものではない」ということが書いてあった。素材が良ければやたらに人工の味をつけてもしょうがないし、素材がダメであればいくら工夫してもダメだと。素材の味はそれくらい威大だと。

これは何も料理に限ったことではなくて、「おねーちゃん画像」でもそうだ。綺麗なおねーさんは、ことさら綺麗な服を着せなくても綺麗だし、エロいおねーさんはエロい格好をさせなくてもエロい。逆に言えば、無理やりそんな「調味料」を使っているものは、それだけ素材がダメだと言うことを言っているに等しい。

そんなわけで、やたらに調味料に凝った料理と言うのは、それだけ素材がダメだということでもある。