先日、ちょっとしたドジをふんで、スープをダメにしてしまったので、リビルドすることにした。
# トロ火にしていたのを忘れて会社に行ってしまったのだ
ちょっと前に塩辛いパンチェッタを作ってしまったという話を書いたのだが、その時に「スープの塩の代わりに使えばいいのではないか?」ということを考えていた。そこで今日はそれを実行に移すことに。
例のパンチェッタを細かく切る。まずベーコンのように薄く切ってから、さらにそれを細く切る。あまり細かくする必要もないが、大きいと塩気が出るのに時間がかかるだろうと思って、細か目に。これを油をひいた鍋で炒める。油に深い意味はないが、こうしないと焦げつく。しばらく炒めると、カラカラな感じになる。1つ取って食ってみるが、あいかわらず塩辛い。とは言え、今日はこの辛さがポイントだ。炒めていると、結構いい匂いがして来る。胡椒をちょっと加えてみる。
カラカラになるまで炒めたら、水を入れる。しばらくすると煮立って来る。意外なことにあまりアクは出ない。しばらく煮立てておいて、具の方を用意する。
冷凍庫に先週使いそこねた鶏肉(モモ)があったので、これを適当に切って入れる。入れる前に鍋の中身を味見すると、結構な塩加減だ。つまり、下手なスープの元より辛かったわけだ。しっかりスープは出ているので、目算は成功。
肉を入れると水が少ないような気がしたので、ついでに水も足す。さすがに鶏肉を入れると再び煮立った時には結構なアクが出ていたので、例によって喜々として掬う。アクを除くとスープは綺麗な透明だ。
ハナマサで白菜やキャベツが売り切れていた日に代用として大根を買って来ていたので、これをスライサで薄く切り、鍋に投じる。アクやら脂やら浮いて来るので、適当に掬う。さらに玉葱をスライスして2/3くらいを鍋に入れる(残りはそのまま食う)。微妙に塩気が足りなくなるので、ちょっと塩を足して出来上がり。
残りの鶏肉が結構多かったので、たまには野菜がないスープでも良いように思ったのだが、私はスープの味つけには塩しか使わなので、野菜を入れないとどうも味の深さがなくなる。と言うか、塩ばかり走った感じの味になっておいしくない。
パンチェッタはこうやって使う分には、塩辛くても別に困らないし、その方が都合が良かったり。以前、似たようなことを市販のベーコンでやったのだが、その時は燻製の臭いが結構邪魔になったので、こういった用途にはパンチェッタは向いているのだなと思った。