いずれもR.Sedgewickの「Algorithms in C」の翻訳。
内容が気にいったので買ったのだが、元々古い方を持っていた。厚さも版もまるで違う。
こういったのは新しい方がいいのだが、新しい方は大きく重い。携帯には古い方が便利だな。
部下の作っているシステムの関係で、バッチ用のHTMLテンプレートシステムを作る。
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美容院に行くまでの間に本屋に行って本を見て、美容院でぼーっと時間待ちをしてる間に考えていたこと。
ソフトウェア技術者の定年は35歳だという話は、既に私が学生の頃からあった。私は今年42だからとっくの昔に定年だ。これには諸説あって、
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「特許訴訟」と言っても、被告になる側の話。といっても大した話じゃないんだけど。
今時、何か商売絡みのことをすれば、どこかで誰かの特許に抵触する。そんな特許制度自体の是非はここでは論じない(コメントにも禁じる)。そのリスクは常に存在している。
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会社の連中と飯食いに行って帰り道で部下Hが何か落ちているのを発見した。財布に見えたのだが、その実は名刺入れであった。
財布というのはわりと心当たりのあるところに落ちるものである。もちろん思いもよらぬところに落ちることもあるが、たいていは支払いをした店に落としていたり、忘れていたりするものだ。だから、いわゆる事件になる前に発見されることが多い。
ところが名刺入れは名刺交換の時に出したらそれっきりなので、まず落としたり忘れたりしない。それゆえ落とすと事件になってしまう。ただ、たいて い名刺入れは本人の名刺が入っているし、最悪でも本人と関係のある人の名刺が入っているわけだから、事件の解決も早い。今回の名刺入れには、幸いなことに 本人の名刺がいっぱい入っていたので、持ち主の会社に連絡を入れた。
私が連絡をしようと思って電話番号を入れたところで「相手も女性だから私が出ましょうか?」と部下Hが言うので、それもそうだと思って電話を渡し てしまう。ところが、渡した直後に気がついた。「『名刺入れ男』になり損ねた」と。まぁ会社には連絡がついたので、「本人が帰って来たら弊社に取りに来 い」という旨を伝える。
「『名刺入れ男』になりそこねた」とは言え、私の中では保険屋(落とし主の会社は保険会社)の女性は「おばちゃん」というイメージが強く、まして や「○○のおばちゃん」なんて宣伝していた会社なので、「おばちゃんだからいいや」と思って、ネタとしては「ああ、名刺入れ男になり損ねた」と言ってはみ たものの、別に興味もなかった。
ところが、程なくして会社取りに来た人はどうも「おねーちゃん」だったらしい。うう…
ということがあったのだが、その時に「電車男」というのは、実は「善意の行動はいいことがあるかも知れない」ということを教えてくれたことに気が ついた。何か善行を行う毎に「はっ。これは『○○男』になれるチャーンス」とか思ったりするわけで、そう思えば、いやがうえにも善行に対するモチベーショ ンは高まる。「それは動機が不純だ」と言う人もいるだろうが、
しない善より、する偽善
である。電車男よ。ありがとう。
Linux上でIEが使いたくなったので入れてみる。
いろいろ苦労してWin2000を入れる。XPはアクティベーションがどうこうとうるさいらしいし、2000の方が好きなのだ。
ハマリポイントはいくつかあるが、
http://www.h7.dion.ne.jp/~qemu-win/qemu-doc-ja.html#SEC30
こいつが一番面倒。まぁメゲずに何度かsystem_resetを繰り返しながらやると入る。2回くらいで入った。
デバイスのチェックあたりで恐しく時間がかかるが、ホストCPUの負荷がそれなりならハングアップはしてない。
ということで、いろいろやってとりあえずWin2000は動いてくれたのだが、一度QEMUから脱けるとHDDイメージをうまく認識してくれない。どうも割り込みのエミュレーションがうまくいってないようである。
hackまでする気力もないので、ダチョウアルゴリズムで解決することにした。
中村氏の大罪の第2回は、「同僚に対する罪」である。
最初に言っておくと、私は彼の功績に対しては賞讃のみする。確かに今となっては既に古い技術になってしまっているとか、単なる製法の工夫に過ぎないとかいろいろ言われているが、彼の行った業績は素晴しい。今まで多くの人達が見捨てていた材料を使って、実用になるものを作ったということは、それが今となってはどうでもいい技術であるにせよ、「やった」という事実は尊いものだと思っている。「できないと思われていたことをやってみせる」ということは、「無から有」を作ったということだからだ。
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中村氏の大罪(1)の途中からいきなり、「日本スタイル」という話が出て来たので、ちょっと解説。
チラと書いたのであるが、日本とアメリカの哲学の根底にあるものはかなり異なる。また、アメリカとヨーロッパの根底にあるものもかなり異なる。日本と韓国はかなり近いが、中国はかなり違う。これはおそらくは生活様式や起かれた環境が違うのであろう。
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この人、小泉(首相)を「パフォーマンスだ」と批判しながら、自分も結局同じことをやってる。
現代は政治家が人前で好き嫌いをはっきり言うと、人気が得られる。「いろんな人に好かれる」のが良いように見えるが、だいたい「1人通る選挙」の場合は、1/3くらい得票できれば通ってしまう。
人の好き嫌いは有限であるから、何かを好きでも嫌いでも、だいたい同調する人はいるもので、人が喜びそうな好き嫌いを言えば、60%くらいまでは 支持を得られる。この60%は曲者で、どんなに工夫してもなかなか超えられないものらしい。しかし、「自分的ベスト」であれば60%が得られるものでもあ るらしい。
となると、こういった「大衆が喜びそうな好き嫌いをはっきり言う」ということは、非常に支持を受けるのには都合が良い。選挙で60%の得票を得れば当然通るわけだし。
ということを頭に置いて、彼の言動を見るというのは、なかなか趣きがある。彼の刃は彼自身に向いている。