慎太郎芥川賞斬り!!「非常に安っぽい小説」

慎太郎芥川賞斬り!!「非常に安っぽい小説」

この人、小泉(首相)を「パフォーマンスだ」と批判しながら、自分も結局同じことをやってる。

現代は政治家が人前で好き嫌いをはっきり言うと、人気が得られる。「いろんな人に好かれる」のが良いように見えるが、だいたい「1人通る選挙」の場合は、1/3くらい得票できれば通ってしまう。

人の好き嫌いは有限であるから、何かを好きでも嫌いでも、だいたい同調する人はいるもので、人が喜びそうな好き嫌いを言えば、60%くらいまでは 支持を得られる。この60%は曲者で、どんなに工夫してもなかなか超えられないものらしい。しかし、「自分的ベスト」であれば60%が得られるものでもあ るらしい。

となると、こういった「大衆が喜びそうな好き嫌いをはっきり言う」ということは、非常に支持を受けるのには都合が良い。選挙で60%の得票を得れば当然通るわけだし。

ということを頭に置いて、彼の言動を見るというのは、なかなか趣きがある。彼の刃は彼自身に向いている。