Project ‘ChaosNote’

 

背景

Jupyterを文書システムとして使っていたら非常に具合が良かったので、Jupyterを元に「汎用ドキュメントシステム(chaosnote)」を作ろうとしている。開発のゴールは、「トラ技の記事を正しく電子書籍に出来る」「それを簡単に書いて共有出来る」ことである。

その第一段として、JupyterをNodeで動かすためのコードを書いている。Pythonのままだと、なんとなく本家に引っぱられてドラスティックな改造が難しくなることと、どうせクライアントはJavascriptで書くわけなので、インピーダンス整合を取っておいた方が楽だろうという観点である。

今のところ、もうちょっとしたらJupyterの基本的な部分は動きそうなので、動くようになったらgithubにでも置こうと思っている。

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Jupyter notebookのNode kernel

JupyterにはJavascriptとゆーかNode用のkernelがある。

Jupyter NodeJS

便利に使っていたんだが、Jupyterをいろいろいじくっていたら、最近動作してないことに気がついた。先日Ubuntuをアップグレードした時にlibzmqを入れ忘れたのが原因らしいので入れてみたら、今度はバージョンがどうとかと言って動かない。

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昔、全文検索エンジンを作っていた

これは単なる昔話である。

しかし、ある種の人達にとっては、「技術的昔話」はとても意味のあることもある。それは技術そのものではない事情だ。そういった人達のために記録しておく。この文章の技術的な価値は、現代ではほぼ0であろう。以下の話は技術的なことに見えるが、あくまでもそれは

エビデンス

としてであって、技術そのものとしては価値はない。今となっては、誰でも知ってることに過ぎない。「当時」だから価値があったのだ。願わくは、この文章が価値を持たないで欲しいと思いつつ書いている。

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「写経」にそんなにたいそうな期待はいらない

プログラミング学習手段としての写経について

あるブログが「写経には効果がない」という趣旨のことを書いていて「何を言ってるんだ?」と思いじっくり読んでみたら、彼の言う写経は「動くとわかってる10000行のコードを何も思考せず作業として書き写すこと」を指しているようだった。「そんなわけないじゃん」と笑ってから「もしかして世の中は写経をそういう捉えてるのか?」と不安になった。

いやいやいやいや… それで十分だよ。

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「まつもとゆきひろコードの未来」

日経Linuxの森側さんより献本される。

私がmatzの本の書評を書くとかいろいろ微妙だし、私が書評書かんでも売れるものは売れると思うんだけど— とか言ってたのだけど、くれるってものはもらっておくし、もらったんで書評を。

結論書いとけば、これは

伝道書

である。

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「コアjQuery + プラグイン/jQuery UI 開発実践技法」

私はあまりJavascriptが得意でない。

いや、しょせんプログラム言語でしかないから書けないことはないし、必要なら書くのだけど、出来れば他人付き合いしたいと思っている。言語仕様あまり好きでないし。

とは言え、今時はそうも言ってられないので、jQueryなんぞを使いつつ書くわけだ。
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