ちょっと前に、こんな話が流れて来た。
入院することの多い子供だったので、ボランティアの学生と時々遊んだけど、一番好かれるのは車椅子に乗った可愛い子でした。車椅子に乗らない可愛い子より取り合いされていた。咳をする子は痰や血を吐かない限り好かれるけど、皮膚が爛れている子は何をしてもダメ。私はそういうことを見ていたんです
— 鴨島かな (@kamozi) 2014, 9月 1
観測された事実に対して、「それは間違い」と言うのはおかしいのだけど、「解釈」についてはつっこんでも良かろう。
私も昔はよくこの辺の世界と関わりがあったのだけど、私の観測範囲での「事実」とは違う。観測されたことは、もっとシンプルだ。それは何かと言えば、
障害や病気を持つ子であっても、「可愛いかどうか」が人気のモノサシである。
ということ。そして、これは、元の人の観測された事実と矛盾しない。その人の観測範囲では、その「車椅子に乗った可愛い子」が、そのドメインで一番可愛かっただけであろう。それ以上でもそれ以下でもない。
「障害や病気」がある子供の世界であっても、「それ以外」の世界であっても、そうそうモノサシなんて変わらないよ。