面接試験で本社に出張に。今回の人はなかなか好感の持てるタイプだった。
以前のうちの会社は、「やたらに出来るけど変な人」と、「お前は何も知らないで来ただろ」のどっちかだった。前者は妙なクセを持っている人も少な くないので、たいていは面接で落ちる。後者は無難そうな人は採用していたのだけど、追いて行けずに早晩辞めて行く。結局残るのはどこでも通用する「出来る 上に人物もいい」人になるのであるけれど、そういった人は「当社」というフィルタなしでも世の中少ないので、結果としてあまり採用できなくなってしまう。
なんてことをしているうちに、いつの間にか「情報が専門ではなかったけど出来る学生」やら「普通な会社でも優秀な人」やら、「普通で普通の人」や らも来るようになって来た。つまり「妙にとんがった会社」だったはずなのが、わりと普通に見られるようになって来た。世の中が我々に追いついたのか、我々 が世の中に迎合してしまったのか。
まぁ幸いにして大量採用するような余力はないから、ダメな人まで採ってしまって全体のレベルを下げてしまうということはないけど。