「今日は早めに帰れるな」と思っててん子ちゃんに電話した。てっきり、喜ぶかなぁと思っていたのだけど、意に反して、死にそうな声で「パソコンが潰れちゃったよぉ」と半べそかいているようだ。絶対、泣いていたと思う。「起ち上がらんくなったぁ……」と、たぶん目の周りを真っ黒にして泣いちゃっていたと思う。IBMのサポートやパソコンショップのサポートに電話しまくったらしく、問題点の切り分けはできているようなのだが、回復するには DOS で起動してディスクの空き容量を増やしてやればいいようだ。それでも、てん子ちゃんは「パソコンが潰れちゃうぅぅぅ……」と、オロオロしている。
会社では、オジサンたちが、ちょっとしたエラーでも、よく「パソコンが壊れた」って言う。関係ないけど「どるるファイルが……」とか言われたこともあるのだけれど、「どるるファイルって何だ?!」と思った。どうも.DLLファイルのことのようだった。それはそれで新鮮でした。そーいうオジサンたちは決まって、何かあると「パソコンが壊れた」といいます。「パソコンが壊れた」と言われると、こちらはハードが壊れることを「パソコンが壊れた」と考えるんだよね。最悪の状態を想像した。
自宅に帰ってから電話した。
「VBSCANっていうのが走り出したら、キーボードの左端の一番手前のCtrlキーと C を同時に押して、バッチを終了させて」、「バッチを終了させるかって訊いてきている？ Yって入力して」、「C、:、\、>って表示されている？」、「D、E、L、スペース、F、I、L、E、*、.、C、H、Kって入力して改行ね」、「C、D、スペース、W、I、N、D、O、W、S、\、T、E、M、Pって打って改行キー押してね」……と、しつこいぐらいに叮嚀に説明した。てん子ちゃん、これはオジサン向けの説明だよ(笑)。
とりあえず、何とか復旧。と、思ったら、数日後には、新しく出た VAIO をさっそく買っちゃってゴキゲンみたい。LANカードとドライバのインストールと LAN の設定で、ダイアログに「LAN管理者に……」という文言があり、「管理者って誰？」って言われたので、「今日からてん子ちゃんが LAN管理者だよ」って言ったらはしゃいでた。可愛いね、てん子ちゃん(笑)。でも、ピアツーピアでも管理者だよね(笑)。
Ｋ記す 11月11日
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