つぎへ
2がつ

20010225

自殺


20010221
忘れない、忘れない、忘れてはいけない。

机に並べた小さい白い粒30錠とアルコール。電話が鳴る。失禁して泡を吹いて倒れる。意識不明、昏睡、救急車、精神錯乱、胃洗浄。暴れて手に点滴が打てないから足に点滴。「○○さん、○○さん、ここが何処かわかりますか?」。痺れる手。ここはどこなんだ、薄ぼんやりと鉄格子がみえる。手足腹を拘束。「喉が渇いた水をください」「水は駄目なんです」。保護室からICU。鼻にチューブ。尿道にカテーテル。おしめ。咳と痰。「うああああ!気が狂う、手だけでも外してください」「点滴を外すから駄目です、あなたがここに入った理由をよく考えてみてください、外せません」「弁護士を呼んでください!親と話をさせてください!こんな治療は放棄します、わたしは頼んでいないんです!」「あなたは医療保護入院で入ったんです、親の同意がないと退院できないんです!」。看護婦に取り囲まれ力尽くで拘束。肩と尻に筋肉注射。歯がかける歯ぎしり。自分で自分の手を噛む。「どうして助けたのよ!死にたければ死んでもいいよと云ったじゃない、献体の話までしていたのに!」。ベッドの中で考えることは脱走と首吊り。便はおしめの中で。「うおおおお……あうあう」と四六時中吠えている患者。「ここはどこ?」「Tの精神病院です」退院前になってようやくわかる。「今度やったら、ここから一生でられませんからね」。黄緑色の痣だらけの手。しゃがれた声。母親のやつれた顔。外からみる灰色の鉄格子、母と家に帰る。

忘れる、忘れる、忘れられる。

20010217
偉そうなことを云っておきながら、クスリを溜め込んでおかないと、居場所がなかった。無責任ですね。「入院なんて馬鹿みたい」と思っていましたが、本人が入院しているんです。主治医に「1回あなたは死んだのだから、新しく生きるんだ」と叱咤されました。母親には「こんなことは誰にも報告するなよ、みっともないから」と云われていましたが、心配をかけてしまったので、ある人に送ったメイルを載せます。

------

昨日の夕方に退院しました。

胃洗浄をした病院では、自殺未遂者の入院は駄目らしく、Tの精神科に転院しました。この間は全く意識はありませんでした。目が醒めたときには、保護室で手足を縛られていた。身体は、肺炎をおこしていて、肺に水がたまっていたそうです。脳にも炎症があって、たんぱくが一部固まってしまった。入院中、「どうして助かったんだ、ちきしょう」と思っていましたが、死ぬわけにもいかず点滴を受けていた。辛かった。今は、頭がぼーっとするのと、呼吸がし難い。胃洗浄のときに喉を痛めたようで、声がでない。

これからどうしよう……。周りの人たちに迷惑をかけてしまった。月曜日にはまた病院に行くけど。不安だ。

------

入院(保護室)というのは、死ぬほど辛いです。死ぬと決めたら100パーセントくらいの気持ちで確実に。

20010202
ある人に小包を送った。前から約束していたから送ったのであるが、手紙は入っていないし、ページは更新していないし、電話は出ないし、死んでいるんじゃないかと不気味がられていた。字が汚いから手紙が書けなくて、早くに寝ているから電話に出なかったのだ。しかし、折角フレッツにしたというのにネットに繋いでいる時間がどっと減った。こういうものなんだろうか。こんなことを宣言していると増えるんじゃないかと期待していたりする。

おくすりのところをちょい更新。

もどる