2005/1/21

寒い。なんなんだこの寒さ。久しぶりに土日ともバイトも入らず自分の時間が得られた。久しぶりにロートレックの模写絵でも描こうか。それとも空でも山でも友達でも写真を撮りに行こうか。穏やかな気分でショパンでも聴きながら読書でもしようか。

2005/1/23

今日はショパンを聴きながら課題の処理に精を出した。今自分のやりたいこととはなんだろうと思う。写真か、絵か、文か、コンピュータか。全部やりたいと思う。全部出来ない自分がいる。やってやるって気持ちはあるのだと思う。しかし気持ちだけじゃどうしようもない。行動に移さねばならないって分かってるのに。

2005/2/1

さ、寒すぎる。何だこの寒さ。九州の端っこの土地に生息していますので寒さには弱い。だが暑さより寒さが我慢できる。でも寒いもんは寒い。夜から雪が止んで折角路上に少しだけ積もっていた雪も、このまま雪が降らずにいたら明日の朝には溶けてしまっているだろう。雪を見ると獄本野ばらの「世界の終わりという名の雑貨店」を思い出す。僕はこの作品が恋愛小説として一番共感できる。滅多に読まない恋愛小説の中でなのだが。

2005/2/8

資格試験の願書無事出してきた。いいかげん勉強せな。只今試験期間中。明日は英語と世界史のテスト。友人の吐く言葉の喧しさに怒鳴り散らしそうになった。母の電話の声の五月蝿さに本気で殴ろうかと拳を作った。何でこんなに世の中は不快な音が溢れかえっているのだろう。静寂を心から望む。

2005/2/9

僕の大好きだったサイトを見つけた。サイト名も管理人も前の時と異なっていたけれど文体もサイトデザインも同じだったから多分同じ人だと思う。本当に見つけることが出来てよかった。久しぶりに嬉しさと云う感情を味わった。テストの山は越した、あと残り2つ。

2005/2/10

今日はまったり休みを堪能した。古本屋に行って文庫本をひとつ購入。無印で種無し干し梅(美味)を購入。Francfrancでファブリーズ用のスプレー容器を購入。CD屋で欲しいCDを我慢する。自分の為だけに時間を費やすことはどんなに少なくても良いから必要だと僕は思う。明日はテスト勉強…。髪を染めて切るか、画像処理ソフトを買うか悩み中。根元は真っ黒な上に毛先は良い具合に茶色い。もっさりしてるから春になると鬱陶しいかもしれない。以前持ってたフォトショのエレメンツ。手違いで消去してしまいHPの改装も写真の処理も出来ずじまい。結構不便。料金的にどちらもそんなに変わらない。しかしソフトを入れるにはメモリが少ないかもしれないからメモリを買わなくてはいけないかも。そしたらもっとマネーがいる。春休み限定のバイトしなくてはいけない。

2005/2/12

ここ最近寒さがぶり返してきた。図書館で借りてきた辻仁成の「ニュートンの林檎」。高校の頃文学家だった友人が読んでいた記憶があったので借りてみた。そういえば彼は重松清も好きだったなと思い出す。1年ほど彼とメールのやり取りをしていた。彼はすごく難解なことを僕がわかりやすいように説明してくれてそれでいて時々難しい語を使って僕に調べさせるようにしていた。意味のわからない語を調べるよう癖をつけられたのは彼のお陰だ。当時の僕と言えば馬鹿馬鹿しいことをわかりくい説明をつけていた。わざわざメールに書くことでもないことを書いていた気がする。しかもHTMLで。今考えれば本当に非常識だった。今彼は何をしているのか。どこかの大学の文学部に所属しているだろうか。出来たら会って話をしたい。どこかのカフェでゆっくりと。

2005/2/14

僕はショパンの虜です。明日は「ニュートンの林檎」の下巻を借りに行こうと思う。内容は題から想像するものとは全くといっていいほど異なっていたから、良い意味でも悪い意味でも期待を裏切られた感じがする。下巻を読みたいという欲求はあるけど何だか読むのが疲れる本だった。月曜日は矢張り苛々する。喧しい。五月蝿い。休みの日で友人と会ったり出かけたりする以外は自宅で静かに過ごす。本を読んだり音楽を聴いたり。だからこそ週の始めは五月蝿さが引き立つのだろう。何であんなにテンションが高いのか。何であんなにベラベラ話すのか。僕は理解も出来ないし共感も出来ない。目に入れたくないものばかりが散乱している。僕が目を閉じれば済む事だが、そうすると何かに躓くかぶつかる。見たいと思うものは見えずに見えないものばかりが目に入る。テストもあと残り1つとなった。1番の難関。情報科学…。

2005/2/17

テストは明日。ノートはネット上にしかUPしたものがないのでこんな半端な時間にネット。久しぶりだ。この日記を書いたらまた勉強再開する。僕が恋人と別れたことを知った友人が昨日、それについて聞いてきた。別れを告げた相手が言いふらしているらしい。馬鹿馬鹿しい。どこまでいっても「自分は被害者です」的精神を貫くようだ。僕は何のコメントもしなかった。相手の顔も思い浮かべたくなかった。僕にとってその出来事は過去であって現在の進行形ではない。真実ひとつとか過去は変えられないとか世の中の人は口々にいうが、僕はそうだとは思わない。真実は必ずしもひとつとは限らない。記憶の中の過去は変えられる、というよりは変化する。僕の相手と共に過ごした日々は今思えば良いものではない。酷いことをいえば僕にとって不毛でしかなかった。恋愛をそういうことで判断するのは間違ってるのだと思うが。一人のほうがいい。寂しいとか孤独だとかは全く思わない。一人は寂しいと思う人は恋人で寂しさを紛らしているだけだ。そんな恋人はいらないし、そんな恋愛はしたくない。昨日までは暖かかったのに寒くなってきた。日曜日はまた雪が降るらしい。寒いよ。やめてよ。

2005/2/18

だぎゃーテスト終わった。終わった直後間違ったところ見つけた。終わったことは後悔してもどうにもならない。単位を落としていたら頑張る。つーか落としたくない。明日はコンピュータを使ったバイト。1日中だから少し疲れるかもしれない。少しは疲れないと。本を読みたい。借りた本は全て読んでしまった。昔の本なら沢山あるが、湿気臭くて読む気が無い。例えばよく通うカフェで何度か会ったことのある人と仲良くなって何の当り障りの無い会話をしたいと願う僕は、贅沢なのだろうか。職業とか年齢とか恋人がいるとかそういうことはどうでもいい。好きな作家は誰かとか好きなミュージシャンは誰かとか、だらだらと話をしたい。僕と違う考え方を持っている人であっても反抗意識を持たずに異なった考え方を吸収できる思考能力が欲しい。そういうことを僕はよく夢想する。

2005/2/21

クレームブリュレの表面の割れる音が好きだ。すごく美味しいと思う甘党の僕。一人でも甘いものを喰う!バイト先で奇跡的にsyrup16gの「BLACKSOUND/BLACKHUMOR」を発見した。「遅死10.10」はあるだろうと思って探したら前者のほうがあったので感激。取りあえず取り置きした。「Mouth to Mouse」と「delayedead」の初回版も。まあ、買う人なんて僕の地元では絶対といっていいほどいないだろうから取り置きしないでも大丈夫なんだろうけど、心配だからする。金が無いからバイト代が入ったら買おう。しかし「遅死10.10」が無いなんて。入荷さえもしてなかった。そっちも欲しいのにな。アマゾンで買おうか。僕は村上春樹の「羊をめぐる冒険・上」を読んでいる。「風の歌を聴け」の続編?というか関連はしている作品。結構面白い。村上春樹の「海辺のカフカ」や「アフターダーク」は結構上級編で初めて村上春樹を読む人にとっては難解でとっつきにくいと言われる。(最初に読んだ村上春樹の作品が「アフターダーク」で彼の作品を毛嫌いしている友人がいるほどだ。)勿論僕はまだ読んでいない。僕が読んだことがある作品は「風の音を聴け」と「国境の南、太陽の西」。「風の音を聴け」は高校の頃一度読んだ時には意味が分からなかった。最近古本屋で購入しもう一度読み返したら、良いと思った。言葉ひとつひとつに深みがあると思った。何度も読み返したい感覚に陥る。「国境の南、太陽の西」は最近読んだ。分かりやすいといってもいい。最後がどうなんだろうと思ったけど読みやすかったと感じた。高校の頃の友人は村上春樹は合わないと言っていたのを思い出した。辻仁成と重松清が好きな彼だ。何故合わなかったのだろう。彼とメールをしていたときに本について詳しく話を聞けばよかった。僕が本を読んだ後「感動した」「つまらなかった」「笑えた」、そんな感想しか吐かなかった僕に彼は落胆しうんざりしたに違いない。何度も作品と意図や深みについて語る素振りを見せていたのに、僕はそれを知っていてわざと知らぬ振りをしていた。僕はそういうことを語る彼にうんざりしていたのだろう。今なら何時間話そうと飽きることが無いだろうに。ひとつひとつ言葉を選ぼうとする君に飽く事は無い筈だ。

2005/2/26

ホテルのバイト。朝10時半から10時間。休憩なしのぶっ続け。労働法に違反するのではと思う。きつかったといえばきつかった。立ちっぱなしなので今足が痺れている。だが春にやっていた飲食店よりは遥かに楽だ。時給が安いのが惜しい。明日は資格の勉強をしよう。でも本を借りに行きたいけど、まだ高村薫の本を読んでいない。とりあえず稼げるだけ稼いでお金がどんどん貯まっていくが何故か空虚な感情が芽生える状況を味わいたい。今僕がやっているバイトはCD屋とホテルとパソコン操作。今は給与が入れば入るほど喜びが増す。出しても出しても減らない。いつからお金があることの空虚感が生まれるのだろうか。その状況を味わうことで何が生まれ何を失うのか。想像は出来るがそれが本当だとは限らないから。経験しないと分からない。

2005/3/7

なんだか最近は本当に惰性で生きている気がする。朝が来たらおきておなかがすいたらご飯食べてバイト行って…。“生かされている”という感覚がかなり強く深い。今の自分の環境に生ぬるさを感じる。心地は良いけれど肌につめを立てたくなる衝動。

2005/3/11

久しぶりに飲んだ酒は美味かった。5杯くらいは飲んだけどそう大してアルコールはきいていなかったし、ゆっくり飲んでいたから悪酔いもせず楽しい時間を過ごせた。飲む前にやったテニスはたった1時間だったのにヘトヘト。バイトと家を行き来するだけだから体力も使わねーな。去年よりは少しは上達したような気がした。今日はいい加減予約していたレミオロメンのアルバムを取りに行こう。つったってバイト先だし。あと母に頼まれたLOVE PSYCHEDELICOのアルバムを買いに行く。syrup16gのアルバムがほしい!欲しい!!

2005/3/13

今日はホテルのバイト。わかってることを何度も聞かされて苛々した。でもわかってることを出来ない自分にもっと苛々した。披露宴の感動を誘う場面でのBGMでオレンジレンジの「花」が流れていようと、平井堅の「瞳をとじて」が流れていようとも、僕はsyrup16gの「天才」を口ずさむ。または「神のカルマ」。思っていた以上にバイトが早く終わったので、近くの古本屋へ。面白そうな本を物色していたが、僕の触手が動くものは無く、何も買わずに。坂口安吾の「白痴」を読みたかったのだが。syrupの「吐く血」のタイトルに関連した作品。取り敢えず今日は朝から雪が降って寒かった。なんだか今日は意味も無く苛々した。うっせーな、死ねよ、消えろ、何度心の中で呟いた事か。多分世の中は無駄な音が多すぎる。無駄な音が大半だ。言いたい事が言えない。それは言う気が無いとか、相手に言う意味が無いとかそういうわけではなくて僕には言いたいという気持ちはあって言おうとする努力もしているのだが、全く無駄に終わる。屁理屈で固めた詭弁を弄しても、多分茶番でしかない。馬鹿馬鹿しい。僕自身が馬鹿馬鹿しい。

2005/3/15

ある人の何気ない行動が多分僕を傷つけた。痛みを感じているんだろうけど気づかない振りをしてしまう。いや、本当は痛みを感じていないのかも知れない。または痛みを感じてさらに傷口を抉ろうとしているのかもしれない。兎に角今日はいろんな人の言動に傷ついた。というか癇に障った。今は何も考えたくない。バイトで疲れた体に鞭打って資格の勉強に精を出してみた。少しは思考をやめさせようとしたのに無理だった。syrup16gとレミオロメンを聴きまくっても駄目だった。ギターの弾き過ぎで痛めた指で今これを打ってる。今強盗が入ってきて抵抗したら殺すぞとか脅されたら喜んで殺されるだろうな。出来るだけ派手にやってくれるといい。自殺する勇気も気力も無い。だからこんなことを思うのか。おいしい空気が吸いたい。





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