手作りすると価値のあるもの、ないもの

はてブで上がっていた、

手作りすると、安くなるもの、ならないもの

に刺激されて。

いくら安くても、「買った方が正解だよなぁ」とか思うものもあるので、俺版。

うどん

これは何度か書いているが、作った方が断然いい。

どうもパスタマシンで作るうどんはいろいろ問題がないではないけど、買って来たうどん玉や乾燥うどんよりも、ずっとおいしい。麺棒でちゃんと作るのも、そんなに手間がかかるわけじゃない。

蕎麦

何度か失敗してる。多分買ったり食いに行ったりした方がいい。

蕎麦はうどんとは桁違いの技術が必要だ。それもさることながら、蕎麦粉が高い。小麦粉が1kg200円くらいなのに、蕎麦粉は200gが300円もする。まぁそれでもプチプチ切れながらも、出来上がったものはマズくはないので、楽しみのために作るのなら止めない。まぁ素人は麺を作ることをしないで、汁で勝負するのがいい。

ラーメン

これは場合によりけり。手元にいいスープがあれば作る価値がある。

ラーメンの麺はパスタマシンで作れる。また、切るタイプの麺であれば、そう難しくもなく作れる。ただ、出来た麺の質とか手間で言えば、買って来た麺と大差ない。まぁこれは練習次第なんだが。引き伸ばす方(拉麺)はやったことないんで、わからじ。

問題はスープで、一念発起して「本格豚骨スープ」なんてことを考えて、豚ガラなんぞを手に入れてやっても、なかなか思うように出来ない。また、そうやって手間かけて作っても、しょせん素人ラーメン。650円ラーメンにも800円ラーメンにも叶わない。

チャーシュー

これは断然作った方がいい。つか、買う奴は馬鹿だ。

売ってるチャーシューは、手間のことを思っても馬鹿高い。作るのは簡単焼いて作るのもいいし、味噌味でもいい。

生ハム、パンチェッタ

まぁたいていは作った方がいい。その方がたいていは安い。

そもそも、売ってる国産の生ハムやパンチェッタはインチキ臭い。硝酸塩くらいならまだしも、化学調味料とか入っていて、いったい何のための塩蔵品だかわけがわからん。肉は塩に漬けただけで十分旨くなるんだよ。大した手間もかからんし、安いので、ぜひやってみるといい。生ハムだらけのハムサンドとか作っても青くならなくて済む。

ただし、ブランド品には敵わないので、ブランド品がもらえるなら、遠慮なくもらっておくといいw

ローストビーフやらステーキやら

肉の入手次第。

こういった肉の塊をそのままで食うものは、「肉の質」が非常に重要になる。硬さだの熟成度合いだの、いろんなことが絡んで来るし、そういったもので「良いもの」は家庭では難しい。何しろほとんど味のコントロールが出来ないから、肉を前にしてしまったら、技術的介入の余地があまりないのだ。その辺が「ちゃんとした」肉であれば、それなりの店で食う方が手軽。家庭ではむしろ、ミートローフやハンバーグの方がいいと思う。

とは言え、肉に飢えた若者を呼んで「どでかい肉の塊」を食わせたいのであれば、当然作った方が安くなる。

餃子

買う、もしくは食いに行くのがいい。

餃子を作るのはそう難しくない。買って来た皮を使えば、簡単だ。中身を作るのもそう手間がかかるものじゃない。皮を作ってみるのもいい。いろいろ凝った材料で皮を作るのは、それはそれで楽しいし、おいしい。

じゃ、なぜそれを勧めないかと言えば、頑張って作っても「しょせん餃子」なのだ。買って来てもそう高いものじゃないし、うまく選べばおいしいものを売っている。作るのも結構な手間だ。わいわいと「餃子パーティー」でもやるのなら作ればいいが、実用品として日々の食事としては、買うとか食いに行く方がいい。

クッキーとか

場合によりけり。

クックー類は、マジメに作ると結構材料費がかかる。かかる費用はほとんどバターだ。バターが安けりゃ「作れ」と言うところなんだけど。それでも作ったクッキーは旨いし、ホワイトデーとかなら「手作りだよーん」とゆーことに価値があるので、それなら費用をかける価値はある。普段食う分には、暇と材料がある時以外はお勧めしない。気合いを入れる時だけだ。気合いを入れた時には簡単でもあるので、断然お勧めなんだが。

パン

趣味のレベルによりけり。

パンも普通に食うのを作るには、そう難しくない。ドライイーストを使って、適当なパンを作るのは、日常的にやってもそう大変じゃない。うどんよりもちょっと手間な程度だ。コスト的にも、知れてるし、技術が至らない分は「焼きたて」が食えるということで帳消しになる。

もっとも、パンはいろいろ「課題」が作れる。イーストの代わりに天然酵母を使うとか、フランスパンを作るとか。まぁこの辺の域になれば、「趣味はパン作りです」と言ってもいいだろう。

まぁいろいろ書いてはみたんだけど、原材料が安いもので、作るのにたいした手間がかからないものは、たいてい作る方が断然いい。難しそうに見えても、やってみると案外簡単なものは少なくない。逆に、材料に凝らなきゃいけないものや手間がかかる(そのくせ工業的には簡単に作れる)ものは、

餅は餅屋

と割り切るか、作ることそれ自体を楽しみだと思う方がいい。

手作りすると価値のあるもの、ないもの” への4件のコメント

  1. クッキー、手間隙かけて作ったこと一度もないです(汗
    あれは適当に作るもんだと思ってるので
    私が作るのは大抵アイスボックスクッキーです。
    チョコもココアも入れないことが多いので材料費もあんまりかかりません。

    今度リンク先にあったオリーブオイルをプラスするのを試してみたいと思います。

  2. クッキーは手間はどうってことないんですが、バターが高い。これを節約する方法があれば、安いから作れってことになるんですが…

  3. 蕎麦は麺にするのは大変だが、団子にするのは楽ですよ。私はクッキー大の円盤にしてゆでてます。

  4. あーなるほど。団子か。

    まぁ、蕎麦がきも嫌いじゃないんで、そっちで消費すりゃいいんですけどね。

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