弊社は3月が決算なので、決算のための処理をやっていた。
必要な伝票を全部入れて、税理士に監修してもらうために、総勘定元帳を出力した後に、経理データを全部すっとばした。
原因は、Debianのアップグレードの時に何かがあったらしい。sidなんで、毎日のようにアップグレードしているのだ。
細かいことはわからないんだが、結果からすると
PostgreSQLのデータスペースがすっからかん
になっていた。確かPostgresのパッケージは、アンインストールしてもDBのデータスペースは保存してたような気がするんだが… つか、そもそも、普段使いのデータベースサーバなんてアンイスンストールするわけもないから、おおかた不完全なパッケージとconflictした時にあれこれあって削除対象になったのを気がつかず、完全削除にしてしまったんだろう(私は削除の時は完全削除になるようにしている)。しかし、前はデータスペースは消さないと思ったんだが。
いや、バックアップ取っておけとか、その辺はわかっちゃいるけど、その辺は「医者の不養生」と同じわけだなw
とゆー理由はどうでもいい。まぁますますDebianが嫌いになったので、他に移るモチベーションが上がったとゆーだけ。何も好んでsidなんて使いたくないけど、諸々の最新を使いたかったらそうなってしまう。つか、stableのカーネルと来たら…
って話もどうでもいい。問題は、経理データが全部消えてしまったとゆー事実だ。一瞬頭の中が真っ白になる。
ところが、次の瞬間、あることに気がついた。それは、
伝票と元帳があれば復旧出来るじゃん
ということ。幸いなことに、全ての取引の伝票をつけていた。税理士は「コンピュータに入っていれば何も紙の伝票はなくていいですよ」と言っていたのだけど、「それやると、いろいろ整理がつかなくなるので、伝票とゆー『タグ』を使うつもりでつけます」ということで、伝票を書いていた。
年度初めの状態は、元帳には「繰越」として書かれているし、前年度の決算書も帳簿も紙で残っている。つまり、
紙やPDFとしてバックアップはある
という状態だった。まぁそんなわけで、DBすっからかんの状態から、3日くらいで完全に復旧した。もちろんずっとそれをやっていたわけじゃないけど。そればかりか、いくつかの間違いも発見したし、科目設定がおかしくて気になっていた分まで直してしまった。
まぁそんなわけで、うちみたいないい加減な経理システムを使っているところは、
伝票はちゃんとつけておけ
という、まぁ当然の教訓が得られたわけだな。それにしてもDebianめ…
NPOを5年もやってると,会計事務所が使用している会計システムがNPO法人に合ってない,ということが数回あって,「紙ベース」&シロートの単純な疑問は盲点を発見するのに偉大だな,と思いました。やっぱ,ペーパーレスというのは幻想ですね!(^^)!