【こ】

呼 (call)
電話すること。電話をかけることを発呼、電話を受けることを着呼という。腹の上で貝を割るのはラッコ、板金などを挟むのはヤットコ、オカメと踊るのはヒョットコである。

語 (word)
大きくて重いワープロ。中にはぎっしりとプルトニウムが詰まっている。

コアメモリ (core memory)
半導体メモリが普及する前の コンピュータ で使用されていた磁気記憶装置。 プログラム暴走するとコアを ダンプしたが、銅線とフェライト磁石の塊が 落ちてくるので非常に危険であった。

光学的文字読み取り装置 (Optical Character Reader)
のこと。

高級言語 (high-level language)
高水準言語と訳しても別に構わないけど、いわゆる差別語の言い換えと 似てませんかね。 →低級言語

恒常性機能 (homeostasis)
これなしにカレーなんぞ食ったひにゃ汗ダラダラ。

構造化プログラミング (structured programming)
コンパイラオプティマイズを頼りに 効率の悪いコードを書くこと。

構造体 (structure)
構造体を値で渡すとは、なんて邪悪な。

構文解析生成系 (parser)
魚屋さん

コースウェア (courseware)
コース上で着用が義務付けられている服装。 ライダーは革つなぎにヘルメット、キャンギャルはハイレグの水着を 装着しなければならない。

コーダー (coder)
コードを書くひと。 プログラマコーダーの違い というのは微妙であるが、「私はプログラマーです」という言い方には 一種の誇りが感じられるのに比べて、「私はコーダーです」には、 どこか卑屈なニュアンスがあるように思われる。 (どうせおれはしがねえコーダーさ)と、言っているのだ。

コーディング (coding)
  1. コーダーに成り下がって、 プログラムコード手で書くこと。
  2. 設計段階で露呈したすべての矛盾を 具体的なバグ変換する工程。

コード (code、cord)
  1. code: プログラムソースファイルのうち、 実行ファイルに変換される部分のこと。
  2. code: プログラムの実行ファイルのうち、 プロセッサによってフェッチされ 実行される部分のこと。 コード以外の部分はデータゴミである。
  3. cord: コンピュータに使用される 電線の類のうち、とくに重要ではないもの。 重要なものはケーブルと呼ばれる。

コード生成 (code generation)

	printf("\n\tpush\tbp\n\tmov\tbp,sp");

コールドスタート (cold start)
CPUが冷えている状態で一日が始まること。平和な一日かも知れない。 →ウォームスタート

互換性 (compatibility)
機能がクリソツであること。

故障 (fault)
「ああ、それは故障ですねぇ。申し訳ありません。 すぐに代替品を送りますから」などといって密かにROMを差し替える機会。

ことえり (日本語)
そういえば、この辞書の編者は マック使いではないので、 マック関係のコンピュータ用語は収録されておりません。悪しからず。

コピー (copy)
情報を複製すること。 情報を複製したもの。技術の複製により作成したもの。 →クローン

コピープロテクト (copy protection)
情報の複製を阻止する技術。

コピーライト (copyright)
情報の複製を阻止する試み。

コピーレフト (copyleft)
情報の複製を阻止する試みを 阻止する試み。

コプロセッサ (coprocessor)
面倒なことは息子の炬燵に任せまっさ。

コボル (COBOL)
官僚主義的商用言語。

コマンド (command)
老いたるDOSの司令官。

ゴミ (garbage)
ゴミを収集して喜んでいる人をガベージコレクター、その収集物を ガベージコレクションといいます。きっとご本人には宝物なんでしょうね。

コムデックス (COMDEX)
共産圏から輸出された商品の目録。インド から輸出された商品はインデックス に記載される。

コメント (comment)
コーディングの量を水増しするために ソースファイルに付加する 英語または中間言語による テキスト。コーディングの内容とは まったく関係がないか、あるいはコーディングとは逆の意味を持つ場合が多い。

コルーチン (coroutine)
老兵は死なず、ただ消えゆくのみ。

コンカレント (concurrent)
過去の遺産。

コンソール (console)
キツネの足の裏。

コントロールパネル (control panel)
キツネでも操作できるように 工夫されている底引き網漁船の操舵板。

コンパイラ (compiler)
の巣窟。

コンパイラ・コンパイラ (compiler-compiler)
の巣窟を作る 処理系

コンパイラ・コンパイラ・コンパイラ (compiler-compiler compiler)
の巣窟を作る 処理系をコンパイルする人。

コンピュータ (computer)
コンピューターが計算しているんですから間違いありません」 というフレーズは最近聞かない。それだけ一般人にも常識が行き渡ったのだろうか。

コンピュータ科学 (computer science)
コンピュータが学問であることを 証明しようとする試み。

コンピュータ犯罪 (computer crime)
「犯行現場にいたのは カーネル とGUIと3本の アプリケーション 、それとシステム側の デーモン やドライバだ。 このうち犯行が可能な特権を持ちアリバイを持たないのは カーネルとGUIとドライバだが、GUIとドライバは、このケースでは アプリケーションの指令がなければ動かない。ところが、どのアプリケーションにも 動機が認められない。だからカーネルが犯人だ」

コンポネンツ (components)
スピーカー、メインアンプ、プリアンプ、チューナー、デッキ、プレイヤーなど、 ばら売りのオーディオ製品。

コンポネントウェア (componentware)
コンポネンツ を組み合わせて仕立てた服。


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Copyright(c) 1996 Kunio Yoshikawa

無目的コンピュータ用語辞典 / 吉川邦夫 / kneo@mix.or.jp