【て】

底 (base)
そこ。

ディーエー変換 (D/A conversion)
大根おろしを大根に変換すること。

ディーエムエー (DMA)
CPUのロード・ストア命令を介さず、 直接メモリ操作すること。年度末など忙しいときに、 よく用いられる手法である。

ティーティーエル (TTL)
最初のTはトランジスタ。2つめのTもトランジスタ。最後のLはロジック。 であるからしてTTLはトランジスタトランジスタロジック。これも わかりやすいですね。

ティーティーワイ (tty)
テレタイプのことですね。

ディーラー (dealer)
札を配る人。

低級言語 (low-level language)
低級な言語(差別語)。

ディザ (dither)
大根おろしに醤油を混ぜること。

デイジーチェイン (daisy chain)
ひなげしの花輪。

ティーシーピー/アイピー (TCP/IP)
IPとはInternet Protocolのこと。 TCPとはTransmission Control Protocolのこと。わかりやすいですね。

ディジタル (digital)
  1. 大根を漬けるための樽のこと。
  2. DECのこと。

ディジタイザ (digitizer)
もちろん、大根おろしのための道具であることは言うまでもない。

定常な (stationary)
死んでいる。

低水準言語 (low-level language)
水準の低い言語(差別語)。 →低級言語

定数 (constant)
会議の開催に必要な出席者の数。

ディスク (disk)
すかない。

ディスクアレイ (disk array)
腕力増強のために用いられるジャンクの5インチフルハイトの ハードディスクドライブ。

ディスクキャッシュ (disk cache)
硬貨のこと。

ディスクトップ (disk top)
ディスクの上。

ディスケット (diskette)
フロッピーディスク(IBM用語)。

ディスパッチ (dispatch)
パッチを剥がすこと。

ディスプレイ (display)
鳥類の雄が奇麗な羽根を誇示すること。

ディップ (DIP)
タコなどに付ける ソース

ディップスイッチ (DIP switch)
ボールペンやシャープペンの先で操作 できるように小さく作られたスイッチ。

ディレクトリ (directory)
名簿。

データ (data)
判断を下すための材料。正しい判断を下すために必要なのは、 正しいデータではなく、大量のデータである。

データ暗号化規格 (DES)
国家機密に属するが、入手は容易である。

データ型 (data type)
感情に乏しく、顔色が悪く、おしゃべりな。 →データ少佐

データ構造 (data structure)
データの子供(それはデータ小僧でんがな)

データ取得システム (data acquisition system)
略称「だす」。「〜だ」と「〜です」と、どっちを使おうかと迷ったときに 作動するシステム。例:「そちらのお天気は どうなってますか?」「雨だす」。類似のシステムに「だしょう」がある。

データ少佐 (Lieutenant Commander Data)
Noonian Soong博士によって作られたアンドロイド。チューリングテストにより 意識の存在を認められている。

「眠るひと」

眠るひとの息はあたたかく湿っている。熱と炭酸ガスを排出しているからだ。
それに、ときどきいびきをかいたりもする。まるで自動運転中のエアコンだ。
閉じた目蓋は、放熱器の表面についた水滴のように、ときどき細かく震える。
このひとが見ている即興の寸劇は、大脳という暗い劇場の外からは見えない。
そして、いま揺り起こせば、夢見るひとは消えて、彼という人間が生き返る。
あぁ、もう朝かい。彼はそう言うだろう。いまは太陽よりもシリウスのほう
が近くにあるのだけれど、故郷の自転や潮汐の余韻が彼をまだ支配している。
海で泳ぐ夢を見たよ、と彼は言うだろう。君は夢を見たことがないんだよな。

アンドロイドが夢を見ることもある。ほんの数マイクロ秒の間だが回路が誤
動作をして、ランダムな情報がアクセスされるという。その夢は記憶されず、
出力されることもない。夢を見たアンドロイドは、自己診断回路によって即
座に停止状態へと遷移するのだ。それは死だろうか。それとも眠りだろうか。

データ端末装置 (data terminal equipment)
IBMPCなど。

データ通信装置 (data communications equipment)
PC9801など。

データバス (data bus)
「32ビット パソコン」とか「64ビットパソコン」とか 偉そうなことを言う根拠。→バス

データバンク (data bank)
データを保存する銀行。もっとも、銀行というのは もちろん比喩であり、実はメモリのことである。

データフロー解析 (data-flow analysis)
データの流れ具合を調べること。流れが滞っている ときは配管を清掃するか交換する。

データベース (database)
データを保存し管理することができる野球ゲーム。

データベーススキーマ(database schema)
各スキー場の積雪量を常に把握している人。 →スキーマ

データリンク層 (data link layer)
古いプロトコルが化石となって 埋没している地層。

テープ (tape)
徒競走などのゴールに張り渡してある細長い紙。

テーブル (table)
テーブルには 牛乳瓶に 詰められた ぼくらの春が
松本隆 明日あたりはきっと春 より。「はっぴいえんど/HAPPY END」収録

デーモン (demon,daemon)
悪意を秘めて待ち受けるもの

適応差分パルス符合変調 (Adaptive Differential Pulse Code Modulation)
こう書くと長いですね。

適応度 (fitness)
長生きの秘訣。

テキスト (text)
正しくはテクストだが、なぜか日本ではテキストと呼ばれる。 インクを「インキ」、ペイントを「ペンキ」と呼ぶ国であるからしかたあるまい。

テクスチュア (texture)
感触。

テクスチュアマッピング (texture mapping)
地球儀の表面に凹凸をつけたりすること。

テクニカルライタ (technical writer)
技巧派の作家。

テクノストレス (technostress)
ホソノ博士は眠れなかったらしい。タカハシ先生は太れなかったらしい。 サカモト教授は笑えなかったらしい。

デコーダ (decoder)
ヴォコーダの一種。額に装着する。

テスト (test)
仕様書プログラムに即していることを確認する作業。

デスクトップ (desktop)
机の上面。

デスクトップパブリッシング (desk top publishing)
机の上面を彫刻刀で彫って行う木版印刷技術。

手続き (procedure)
将棋などの手を連続的に記録したもの。

てっく (TeX)
「てふ」と読む人もいるが、間違った読みかたである。

デッドロック (deadlock)
(哲学者などが)鍵を中に忘れたままホテルの部屋から出ること。

デバイス (device)
魚などを解体する作業に使う椅子。

デバイスドライバ (device driver)
魚などを解体する作業に使う椅子を分解するためのねじ回し。

デバッガ (debugger)
除虫作業に使う装置。

デバッギ (debugee)
除虫されるもの。

デバッグ (debug)
除虫作業。

デバッゲ (造語)
除虫を記念して行われる宴。

デバッゴ (造語)
除虫後に発生する災厄。

てふ (TeX)
「てっく」と読む人もいるが、間違った読みかたである。 まして「チョー」ではない。

デフォルト (default)
ON ERROR GOTO 0

デモ (demo)
潜在的可能性を可能な限り示すこと。

デモプロ (demonstration program)
ショーに間に合わせるためにだけ作られる プログラム

寺子屋 (日本語)
寺の境内に設けられた、猪を追う為の小屋。

デリミタ (delimiter)
慶応大学の構内に設けられた食品販売店。

テレビ会議 (video conference)
テレビを見ながら行う会議。

テレビゲーム (TV game)
テレビを使って行うゲーム。「CM完全カット録画」「製作費ハウマッチ」など。

テンキー (numeric keypad)
航空機などを操縦するためのキーボード

電源 (power source)
火力、原子力、水力、風力、地熱、太陽光線、馬、りす、ハムスター、奴隷など。

電子計算機 (electronic computer)
電子の数を計算するための機械。

電子掲示板 (bulletin board system)
電子を板状に細工して伝言などを書くもの。ナノテク応用技術のひとつ。

電子頭脳 (electronic brain)
古語。→人工知能

電子ブック (electronic book)
電子を薄くスライスして本にしたもの。ナノテク応用技術のひとつ。

電子メイル (electronic mail)
電子を... わかりますね。

伝送速度 (transmission rate)
電子が動く速さは一定だが、近道を知らないと渋滞に巻き込まれて遅くなる。

電脳 (electronic brain)
電子でできた。→電子頭脳

伝播遅延 (propagation delay)
電子が道を間違えて遅くなること。30分以内に届かないと料金を一部 返却しなければならない。

テンプレート (template)
定型文書を書くための定規。大袈裟なものをボイラープレートという。

テンポラリファイル (temporary file)
ソフト会社の社員名簿。


【目次】

Copyright(c) 1996 Kunio Yoshikawa

無目的コンピュータ用語辞典 / 吉川邦夫 / kneo@mix.or.jp