[2005年6月19日] 大蛇頂
(Tai She Teng)

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コ−ス=MTR.鑽石山-(Bus.96R)-北潭涌-西貢萬宜路-元五墳-
-大蛇頂-西貢萬宜路-(Taxi)-西貢

参考資料=「西貢及清水灣 郊區地図1998年第六版」
  「香港街道地方指南2001年版」

≪全般概要≫
今日は約3年ぶりとなる“香港七大珍名山”(【注】最下段) の一つ、“大蛇頂”(Tai She Teng) 278mへ。この山は“西貢東郊野公園”(Sai Kung East Country Park) 内、“萬宜水庫”(High Island Reservoir) の脇を走る香港100Kmトレ−ルの最初のステ−ジ、MHT-1-の途中右側に有る山で、あまり人も行かないマイナ−な山。今日の天気もうす曇、朝の予報では気温31度、湿度83%! MTR.鑽石山(Diamond Hill) 駅に集まった仲間は7名。暑さのせいか? 最近は参加者が比較的少ない。駅構内上にあるバス・タ−ミナルからダブルデッカ−に乗って“北潭涌”(Pak Tam Chung)まで。

MHT-1-は“北潭涌”〜“浪茄”(Long Ke) 間、全長10.6q。今日の我々は先ずはトレ−ル・コ−スどおりに“北潭涌”から人口のReservoir を左手に眺めながら暑い中“西貢萬宜路”の舗装道路を歩き、最初のメイン・ダムの有る“元五墳”(Yuen Ng Fan) へ至る。ダムを渡ってさらに延々と続く舗装道路を行くと、やがて右手に100Kmトレ−ル用の休憩ポイントと簡易トイレ。ここが“大蛇頂”への登山口だッ! ここまで約6q、ここでMHTから外れて通行禁止の立て札を無視して林の中に入りこむ。 大きく崩れた赤土溝状の急傾斜のガレ道、ブッシュを掻き分けながら登って行ってやっと最初のピ−クに辿り着く。そこから一旦尾根伝いに右手の“大蛇頂”肩下まで下り、さらに肩までの登りが続くが肩下からのコ−スはブッシュも少なく比較的しっかりしたル−ト。

暑い最中、小休止を挟んでユックリ登って行く。日陰皆無の山道を必死の思いで頂上まで登ったら西貢東の最高の風景が待っていた! 360度のパノラマ! 西貢の海と島々を存分に眺められた。下山コ−スも前回と同じく尾根伝いに急坂を下って、結局また同じMHT-1-“西貢萬宜路”の登山口より1q程手前に下山。ここで西貢への帰路のタクシ−を待つが、なかなか捉まらず、止む無く舗装路を歩いて“元五墳”ダムの手前まで来たところで待望のタクシ−が捉まる。後は一路西貢へ。以前よく利用したステ−キ・ハウスにて最後の〆! 7km程の歩きだったにも関わらず暑さで疲れた身体を冷たいビ−ルとカロリ−充分のステ-キで癒しました。
(注:MHT-1-:Maclehose Trail(麥理浩徑) Stage-1-)

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↓“北潭涌”の次のバス停で下車すると直ぐに三叉路、この角がMHT-1-のスタ−ト地点。ここで出発前の記念写真【写真No.01】、右側に“麥理浩徑、起点”の縦標識。これより舗装路歩きの始まり、、、なだらかな登り坂を歩き始めたら既に汗ダク! 間もなく“萬宜水庫”の最奥部【03】、ここで道は二手に別れ、左に進むと“西貢西灣路”(Sai Kung Sai Wan Rd.)、MHTは右側の“西貢萬宜路”だ。直ぐ左手に広大なReservoir【04】が見えてきた。湖を眺めながらの舗装路歩きが続く、、、左手木陰でお休み中の牛チャン【06】、、、やがて前方に姿を現した目的の“大蛇頂”【07】

↓とにかく暑い舗装路の照り返し、、、やがてお休み処の東屋【09、10】、ここで小休止。この右横は1月に歩いた“上窰郊遊徑”(Sheung Yiu Country Trail)。この東屋からの眺めもなかなか! 海峡を行き交う船と周囲の島々【11、12】。東屋を出て堰堤を渡る、、、かなり近づいて来た“大蛇頂”【13】、右手は“Chong Hing Water Sports Centre”と呼ばれる海を塞き止めたヨット等水上娯楽場【14】

↓この辺りが“元五墳”、ここから最初のメイン・ダム上の歩きとなる【15】、、、ダムを渡り切った所にある第二の東屋【16、17】。後ろには“大枕蓋”(Tai Cham Koi) も見える【18】、、、舗装路は続く、、、左手、湖の先に見えてきた三角峰は“シャ−プ・ピ−ク【20】、、、そして間もなく“大蛇頂”への登山口まで辿り着いた!

↓右手にブル−の簡易トイレ【22】、これは毎年恒例の100qトレ−ル・イベント出場者の為に、コ−ス上の随所に設けられたトイレの一つ。実はここから“大蛇頂”へ登れることはあまり知られていない? 今はイベント時期ではないのでトイレはさぞ汚いだろう、と思いきや? 入ってみると以外に綺麗でしかもトイレット・ペ−パ−もあり、更に水洗の水も出たのには驚いた! この傍、通行禁止の立て札横からいよいよ“大蛇頂”アタック開始【23】、ヤブの中に入り込み、荒れた急坂ガレ道を登り出す【25】。苦しい登りが続く【26】、、、高度が増して左手後方に見えてきた“糧船灣洲”(Leung Shuen Wan Chau) の島々【27】、、、間もなく最初のピ−ク【28】

↓ここまで登って右手目前に現れた“大蛇頂”【29】、正面西側には“KAU西洲”(Kau Sai Chau)【30】。一旦下って“大蛇頂”肩下へ向かう【31】、、、肩下までの登りを行く【32】、コ−スはブッシュも少なくしっかりしたル−ト、、登り着いた所で小休止【33】、、、そして、いよいよ最後の肩までの登り【34】、、、やっと肩まで登り着いたら“萬宜水庫”の一番海側、二番目のダムとその右側“花山”(Fan Shan)【35】の展望!

↓間もなく“大蛇頂”278mの頂上に立つ! 周囲360度に広がる絶景、曇り空ながら素晴らしい景観! 南東側“糧船灣洲”【36】、南西側“吊鐘洲”(Tiu Chung Chau)【37】、西側海の向こうは“KAU西洲”【40】、そして西北には西貢の海と島々、その遥か向こうの“馬鞍山”(Ma On Shan)【41】。しかし心配していた大蛇どころか、小さなヘビ一匹いない?(^_^)! 記念写真を撮り終えて3年前と同じく北西側に下山開始【42】。地図上にある南側、海側に下るル−トは本当に有るのか? 今回も周囲にはそれらしき箇所は見当たらなかった!

↓眼下広がる“萬宜水庫”、その向こうの“シャ−プ・ピ−ク【43】、先ほど渡って来た“元五墳”のダムと堤防の左下は水上娯楽場【44】。歩き難い急坂ガレ道の下り坂が続く【45】、、、ル−トは高度が下がるに連れて潅木が減り、代わりに林が増えてきた【46】、、、やっとMHT-1-、“西貢萬宜路”に降り立った【47】。ここは往きの登山口より1q程手前の地点! ここでしばらくタクシ−を待ったが空車は来ず! 諦めて“元五墳”ダムの手前まで歩いたらやっとタクシ−が捉まって一路西貢へ。

↓以前よく利用したステ−キ・ハウスに午後3時前に到着! いやぁ〜今日は暑かったッ! そして距離の割には疲れたッ! 良く冷えたビ−ルとTボ−ン・ステ−キに満足! お疲れ様でしたッ〜!

この“大蛇頂”って山はあまり知られてないが、300m未満の低山の割にはル−トもなかなか面白い! 今日下山した地点から逆に登っても良いが、かなり注意しないと入り口を見落とす可能性もある。また地図上点線ル−トで頂上から海側に下るル−トは本当に有るんだろうか? 今日の下山コ−スの途中からは地図には無い別の海側へのル−トらしきものも垣間見たけど! 一度“元五墳”ダムから海岸線を通って“糧船灣洲”の行ける所まで行ってみたいな〜!

仲間が作成したフォトアルバムもご覧下さい!

過去の関連レポ−ト
[2005年1月2日] 西貢萬宜路〜上窰郊遊徑≪擺頭敦≫
[2004年8月1日] 糧船灣洲

【注】“香港七大珍名山”
(1)♂より♀が登りたい、イヤ♀に登られて喜ぶ⇒ “龜頭嶺”
(2)俺には皮肉っぽい⇒ “老人山”
(3)ババァ−は女と決まってるのに⇒ “女婆山”
(4)狐が一匹いるの?⇒ “獨狐山”
(5)大きな蚊?蚊が多いの?⇒ “大蚊山”
(6)大蛇がでるの?恐いッ!⇒ “大蛇頂”
(7)えッ−象もいるって?⇒ “象山” (新規追加)

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