[2005年2月27日] 老人山
(Lo Yan Shan)

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コ−ス=中環-(Ferry.6號埠頭)-梅窩-水井灣-横塘-拾望新村-
-芝麻灣半島(龍尾)-老人山-無名山-芝麻灣道-戯田-貝澳-
-(Bus)-梅窩-(Ferry)-中環

参考資料=「大嶼山 郊区地図2000年第三版」
      「香港街道地方指南2001年版」

≪全般概要≫
今日は仲間のリクエストに応えて香港六大珍名山の一つ“老人山”(Lo Yan Shan)303mへ。ランタウ島“南大嶼郊野公園”(Lantau South Country Park)の中、“芝麻灣”(Chi Ma Wan)半島のほぼ中央に位置する山で、約一年二ヶ月ぶりとなるが今日の参加者は全員初めて! 今日もまた初参加の女性二人と、ご夫婦一組を含め合わせて計12名がセントラルの6號埠頭に集合。気温が低く12度、湿度84%、寒くてドンヨリした今にも雨になりそうなイヤな天気。フェリ−で“梅窩”(Mui Wo)まで。先日のフェリ−衝突事故が一瞬頭をよぎる! 神よッ! 今日はぶつからないでくれッ! 30分後無事に“梅窩”に到着。しかし心配していた雨、それもかなり強い雨! あぁ〜今日はダメかな? としばらく待つと小降りになってきた。

傘を差して勇躍出発! フェリ−乗り場近くの海岸線に沿って走るLTT-12-の逆行歩き。途中で幸い雨も止み、間もなく着いた峠からLTT-12-を外れて引き続き海岸に沿って山の中腹を延々と歩いて行くと、やがて“拾望新村”(Shap Long San Tsuen) と呼ばれる海岸沿いの寒村に辿り着く。前回12月は“冬至”のお祭り時期だったが、今日も何かのお祭り準備か? 村人達が飾り付けの作業中。ここから舗装路の坂道を登って“芝麻灣懲教所”(Chi Ma Wan Correctional Institution)、即ち香港の麻薬中毒患者の収容施設の横を通り抜け一旦海岸近くまでの下り。再び舗装路の坂道を登って行くと、間もなく道は林道となり小さな貯水池へ至る。

ここからが本当の山道登り坂! 急な坂道ではないが半島のほぼ中央、“龍尾”(Lung Mei) と呼ばれる峠に到着。この峠は“大浪灣”(Tai Long Wan) の海岸まで直行する下り道、もう一本は以前歩いた山間の中腹を“ニ浪灣”(Yi Long Wan)へ至る道、そして今日の目的地“老人山”への登山口となる三つのコ−スの中継地点。長〜い階段を登ってやっと到着した“老人山”山頂からの眺めはこの曇天でパ−! 一旦谷部まで下り再度急階段を登ってすぐ隣の“無名ピ−ク”302m にも登る。ここも“老人山”の連山? 前回眼下に見下ろした“貝澳灣”(Pui O Wan) の絶景も今日はパ−! 寒くて早々に出発、今度は“芝麻灣道”(Chi Ma Wan Rd.) までの長〜い下り階段。“芝麻灣道”の舗装道路を“戯田”(HamTin)〜“貝澳”(Pui O)と歩き、最後は“嶼南道”(South Lantau Rd.)のバス道路に出てFinish! 約12kmの歩き。 バスで出発点の“梅窩”まで、今日の〆はフェリ−乗り場近くのイタメシ屋でした。
(注:LTT-12-:Lantau Trail (鳳凰徑) Stage.-12-)

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↓往きのフェリ−内にて【写真No.01〜03】、先日のフェリ−衝突事故の教訓で後部座席に陣取る。しかし無事に着いた“梅窩”は無情の雨、埠頭前でハイキング中止か、決行か? 悩みながらの記念写真一発【04】。幸い小降りになってきたのでカッパを着て傘を差してイザッ出発! 埠頭から左手海岸線を廻り込んだら直ぐ右手にLTT-12-終点で“貝澳”方面へ至る標識【05】。ここが今日のスタ−ト! 階段を登ると海岸に沿った丘の上の細道が続く。左手の海を眺めながら、、、おッ!幸い雨が止んだぞ!

↓曲りくねった海岸沿い丘陵の歩き、“銀鑛灣”(Silver Mine Bay) を疾走するフェリ−【09】。コ−スは徐々に登り坂、、、間もなく小高い峠に到着【12、13】。LTT-12-はここから右、西側方面だが小休止した後、我々はトレ−ルコ−スを外れて直進、引き続き海岸沿いの丘陵地帯を行く。

↓林の中を抜けてしばらく行くと道は“水井灣”(Shui Tseng Wan)の海岸まで下る【16】。写真では殆ど見えないが遥か遠方に“南Y島”(Lama Island)、発電所の3本煙突も【17】。海岸散策の後、遠方に“芝麻灣”が見えてきた【19】。再度丘の上の歩き、、、コ−スは狭い舗装路に変わって続く。

↓間もなくコ−ス脇の休憩東屋で小休止【22】。引き続き舗装小道の歩き、、、“横塘”(Wang Tong)の村落を通過【24】、、、そしてしばらく行くと間もなく“拾望新村”と呼ばれる寒村に到着。海岸沿いの広場は一昨年12月の時と同様、今日も何やら祭りの準備か?【25、26】。ここはちょうど“芝麻灣半島”の付け根クビレ部分だ。畑脇の今度は車道になった舗装路が続く【28】。

↓“拾望涌口”(Shap Long Chung Hau) へ至る横、しばらく車道の登り坂、、、そして下り坂を行くと左手下方に鉄条網に囲まれた大きな建物は“芝麻灣懲教所”【32】。“光頭老”もニコチン中毒なのでいずれここに世話になるかもな〜? とか考えながら施設の右脇を下って行って海岸傍に出た【35】。(“拾望新村”も“拾望涌口”も地図では“十望XX”となっている?)

↓海岸線を過ぎたら再度舗装路の登り【36】、大きくカ−ブした坂道を登った所にある円形建物、ここで舗装路は終わる【37、38】、しばしの休憩の後、左手標識脇からなだらかな山道登りとなって直ぐに貯水ダムに出た、、、ダム堤防を渡る一行【41】。

↓堤防を渡り切ったらいよいよ山道登り! “龍尾”の標識【44】に沿って静寂な林道登り道が続く。間もなく 登り着いた峠の上、“芝麻灣”半島のほぼ中央、ここが“龍尾”だッ!【45】。“龍の尾”っぽのような? オブジェを囲んで記念撮影【46、47】。ここから左手南側下りは“大浪灣”へ、直進は以前行った“ニ浪灣”へ至る。今日の我々は右手西側の階段【48】を登って“老人山”へ向かって登り出す! ここの標識には『拾望 経 老人山 4q、1-1/4hr』、つまり日本語風に解釈すると"拾望 経由老人山まで"、と理解するが、実はその逆で"老人山経由拾望まで"と解釈するのが正しい。

↓途中まで登ったら木陰の間に見えてきた“老人山”【50】、苦しい階段登りが続く、、、竹林道を抜けて、、、一旦谷部への下り【52】、ここから再度階段が続き、、、やがて山火事監視の建物が見えて来た【53】、そして全員頂上303mに到達! 周囲の眺めは? この濃霧では一面真っ白ケ! 天気が良ければ“長洲島”(Cheung Chau) も見える筈だが? 風も冷たくて寒い! 記念写真撮って早々に次の“無名ピ−ク”を目指して今度は北側に向かって下山開始【56】。

↓下り階段途中から微かに見えた“無名ピ−ク”への急階段【57】、100m以上も下りきって今度は又もや再登坂【58】、登り階段途中から振り返れば先ほどの“老人山”【59】、、、まだ続く階段、、、 そして頂上付近【61】!、、、やっと302mの“無名ピ−ク”に到達! しかし眼下の“貝澳灣”【62】も今日はパ−! 前回はこんなに⇒素晴らしかったのに!断崖絶壁の淵に居並ぶレディ−達【63】に見せたかったのに残念!

↓写真を撮ったら下山開始【65】! 北側の“芝麻灣道”を目指す。岩場を出たら長〜い階段下り、途中まで降ってやっと右手東側に見えてきた“拾望新村”付近と“芝麻灣”【67】、あの海岸線を歩いて来たのだ。そして左手西側には頂上からは見えなかった“貝澳灣”【68】。初参加の仲間は長い下りでヒザが痛くなってきたらしい?【69】、、、そして下りきった所にある“芝麻灣郊遊徑”のゲ−ト【70】 を潜ると、そこは舗装路の“芝麻灣道”。

↓これより車道のテクテク歩き、、、先ほど上から見下ろした“貝澳灣”の傍まで来た【73】。“貝澳灣”へ通じる川原から返り見た“無名ピ−ク”【74】、、、さらに歩いて“戯田”の村落を抜け、やっと“貝澳”のバス道路へ到着【76】。ここからバスで“梅窩”まで、、、埠頭近くのイタメシ屋に飛び込んだ【77】

↓先ずはビ−ルで乾杯! ピッチャ−3〜4本、、、やはり寒いのでビ−ルよりワインだッ! ハウスワイン1ボトルHK$100。 アッ、と云う間に2ボトルがカラ! ピザだ、スパゲッティだ、何だかんだとワイワイガヤガヤ、、、笑、笑、笑、笑、、、、!

地図に明記はないが“老人山”303m とすぐ隣の“無名ピ−ク”302m、China Web Site で調べたらどうやら二つのピ−クを合わせて“老人山”と呼ぶようだ? しかし名前の由来は? “光頭老”が登っても“若人”が登っても子供が登っても“老人山”? 香港六大珍名山は他に以下のとうり!
(1)大蛇がでるのか?⇒“大蛇頂”
(2)狐が一匹?⇒“獨狐山”
(3)大きな蚊?蚊が多いのか?⇒“大蚊山”
(4)ババァ−は女と決まってるのに⇒“女婆山”
(5)女性が登りたい山、あるいは女性に登られて喜ぶ ⇒“龜頭嶺”

仲間が作成したフォトアルバムもご覧下さい!

過去の関連レポ−ト
[2003年12月21日] 老人山
 (この時は天気も良かったし写真もGood!)
[2003年6月29日]梅窩〜芝麻灣半島〜大浪灣
 (龍尾から大浪灣までの縦走行です!)

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