[2005年3月20日] 大蚊山 (Tai Mun Shan)

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コ−ス=彩虹-(MiniBus)-西貢-(Taxi)-西灣亭(吹風アウ)-鹿湖郊遊徑-
-大蚊山-大浪凹-沙頭-(Boat)-黄石-(Bus)-西貢

参考資料=「西貢及清水灣 郊區地図1998年第六版」
  「香港街道地方指南2001年版」

≪全般概要≫
今日も約2年4ヶ月ぶりの山、“香港六大珍名山”の一つ、“大きな蚊”がワンサといる?“大蚊山”(Tai Mun Shan) だッ! 今日の天気は久しぶりに晴れて気温も20度、湿度63%と快適ハイキング日和。集合場所のMTR“彩虹”(Choi Hung) 駅に集まった仲間は、また初参加の男性一人が加わって計13名。“大蚊山”は“西貢東郊野公園”(Sai Kung East Country Park) の中、“シャ−プ・ピ−ク”登山口の“大浪凹”(Tai Long Au) より少し南側に位置する370m の山。“彩虹”からミニバスで“西貢”(Sai Kung) へ、そこからタクシ−3台に分乗してお馴染み“西灣亭”(Sai Wan Ting) [別名:吹風アウ] へ向かう。“西灣亭”は“吹筒アウ”(Chui Tung Au) を経由してMHT-2-に至る主要ポイント。タクシ−はここの東屋前が終点、その東屋手前にある“鹿湖郊遊徑”(Luk Wu Hiking Trail)標識からスタ−ト。

しばらく丘陵地帯を歩いて大きな沢に下る。鹿もいないのに何故か? 地図上ここが“鹿湖”(Luk Wu)。そこから再度丘陵地帯に上がってしばらく行くと、三叉路に出て直進の急階段を登ると“牌額山”(Pai Ngak Shan)へ至るが、今日の我々はここから右折して“赤徑”(Chek Keng)方面へとガレ道を下り出す。ガレ道は右にカ−ブしながら登り坂となり、やがて山間の平坦な林道となる。今回ここで失敗! ついつい林道を進み過ぎて途中間違いに気付き、林道の途中から脇道を探すが見つからず、また元のガレ道途中まで引き返す。地図と現場の山並み、前回の記憶を頼りに方角を確認しながら再度林道を今度は慎重に進んでやっと脇道を発見! しかしこの脇道は後で地図と前回のレポ−トを読み返して見てもチョット違う? とにかくその脇道からヤブ漕ぎガレ道を登ってやっと見覚えの有る丘の上まで辿り着いた。

ガレ道の小アップダウンの道をしばらく進み、正面に目指す“大蚊山”を望む峠の上に立つ。一旦谷部まで降りてそこから本格的なアタック! 前回は右手のヤブ道迂回コ−スを行ったが、今回は小ヤブは有るものの、比較的ル−トはしっかりしていて徐々に急勾配の直登行が続く。肩付近まで苦しい急傾斜登りが続き、肩から後は一登り、そして頂上370m に立った。シャ−プ・ピ−クや“大浪灣”(Tai Long wan)、“東灣”(Tung Wan) などのの素晴らしい眺めが広がる。その後“シャ−プ・ピ−ク”を正面に見ながら“大浪凹”方面への下り坂。急坂ガレ道下りが続いてやっと麓まで、そしてMHT-2-のコ−ス上で“赤徑灣”と“大浪灣”に挟まれた半島ド真ん中の峠、“大浪凹”に降り立つ。そのまま“赤徑”(Chek Keng) 灣の最奥部、“沙頭”(Sha Tau)まで下って約8q の今日の歩きをFinish! “沙頭”からヤミボ−トに乗って“黄石”(Wong Shek)へ、そしてバスに乗り継いで“西貢”まで。いつもの海鮮屋で最後の打ち上げ!
(注:MHT-2-:Maclehose Trail (麥理浩徑) Stage-2-)

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↓ここが【写真No.01】 タクシ−終点“西灣亭” [別名:吹風アウ]、この手前の標識【02】から“鹿湖郊遊徑”の始まりだッ! 階段を登って平道となり右手前方に見えてきた“シャ−プ・ピ−ク”【04】。しばらく丘陵地帯の歩き、、、前面に見えてきた“牌額山”【06】、、、ガレ道は下り坂となり間もなく“鹿湖”の沢に出た【07】。今日は大勢のハイカ−達も!

↓ちょっと立ち止まって直ぐに正面の階段を登って行き【08】、林を抜けると広い赤土道のダラダラ登り坂となる。左手正面に“牌額山”手前のピ−クへ登る階段が見えてきた【10】、、、間もなく道は下って三叉路の標識点【11】。“鹿湖郊遊徑”は直進して階段登り、我々はここで郊遊徑から外れて右手の“赤徑”方面へと下って行く【12】。ガレ道は直ぐに登り坂となって荒れた歩き難い【13】 登りが続く。やがて山間の平道となり【14】、、、あれッ? こんなに長く平道が続いたかな?

↓正面に見えてきた海【15】、あれは? 地図で確かめると間違いなく“赤徑灣”。しまったッ、道間違えたッ! このまま進んだら“赤徑”だ、戻らなきゃ−! 元の平道途中まで戻ってヤブの中をル−ト探索するが見つからず? やむなく更にガレ坂道途中まで戻って方角再チェック! もう一度平道まで上がって今度は慎重に脇道を探したらやっと右手に赤い布切れの目印発見! これだッ、今度は間違いない!、とヤブ道を登り出した【16】、、、ヤブのガレ道を一しきり登り切ったら視界が開けた丘の上【18】、ここは見覚えがある。右側(南東) 下の海は“西灣”(Sai Wan)【19】。この丘から左に迂回しながら進むとやがて正面に姿を現した“大蚊山”【20】とその手前のピ−ク、直登ル−トも何となく見える。ここから一旦谷部への下り【21】、、、

↓ガレ道を下って【22】、次のピ−クへ登り【23】、、、そしてここで小休止【25、26】、、、再度下っていよいよ最後の頂上アタック!【27】、、、前回は大きく右手に迂回しながらヤブ道を行ったが、今回はル−トがハッキリしていて、道なりに進むと徐々に傾斜がきつくなってきた。どうやら手前の峠から微かに見えた直登ル−トを登ってるようだ。潅木が多く、荒れた急坂が続く、、、ヒィ−ヒィ−ゼィゼィ、、、懸命に頑張る今日二回目参加の兄ちゃん!【28】

↓そして、、、やっとこさ着きました肩付近【29】フッ−! ここからの眺めもまたGood!“大浪灣”に浮かぶ夫婦島?【30】をバックに最後の一踏ん張り【31】でようやく“大蚊山”頂上370mに到着。一番右手南側から順に“西灣”【32】、“望魚角”(Mong Yue Kok) を挟んで右側が“咸田灣”(Ham Tin Wan)、左側は“大灣”(Tai Wan)【33】、そして北側に聳え立つ切っ先は“シャ−プ・ピ−ク”【34】と、その右手の“東灣山”(Tung Wan Shan) と“東灣”【35】、、、香港一の美観が一望!

↓頂上三角点を囲んで記念写真二発! しばしの休憩の後、今度は北側“大浪凹”を目指して下山開始、、、急なガレ道を下りだしたら突然ヘリが飛来、正面“シャ−プ・ピ−ク”をズ−ムアップするとヘリは中腹付近でホバリング(対地停止)中!【39】、怪我人でも出たのか? 高度が下がるにつれ右手にクリアに見えてきた“望魚角”や夫婦島?【40】、そして“東灣”“大灣”の美しいビ−チ【41】。正面“シャ−プ・ピ−ク”の左手の山並み【42】

↓急坂を中腹付近まで降りてきた所で最後にもう一度“シャ−プ・ピ−ク”全景【43】、左側(西側)に目を転ずれば静かな佇まいの“赤徑灣”【44】。先頭部隊は既に下山完了【45】、、、間もなく全員麓に降り立った。後はコブを越えながらフト振り返り見ると今降りてきた“大蚊山”【48】、、、そして“大浪凹”に到着【49】。ここはいつも大勢のハイカ−達で賑わうMHT-2-銀座4丁目交差点!

↓しばしの小休止の後、MHT-2-を“赤徑灣”方面に下り出す、、、何とッ! 前回下の方を舗装工事中だったが今日はもう殆ど全面舗装完了!【51】、全く余計な事をしやがるッ! 林道坂道の最後から右折、“沙頭”のボ−ト埠頭まで“赤徑灣”沿いの歩き【52、53】、、、そしてボ−トのオバチャンと交渉! ライセンスの問題で一艘3人しか乗れないとか? 結局分乗して“黄石”【56】へ向かう。

↓“黄石”埠頭前からダブルデッカ−で“西貢”へ移動、、、前回も立ち寄った海辺の海鮮屋で今日の打ち上げ! いつものとおりワイワイガヤガヤ、賑やかな一時を過ごしました。 

今回の“大蚊山”行きは地図上実線の“赤徑”ル−ト途中から“大蚊山”へ向かう点線表示の脇道の入り口が前回とは違っていたがこれは??  “大蚊山”への直登ル−トはどうやら前回はヤブ潅木で不可能だったが今回は登れた。多分この2年強の間にハイカ−も増えてル−トがしっかりしてきたのか?
MHT-2-“大浪凹”から“沙頭”近くまでの下りル−ト、今回ほぼ全面的に舗装化されていた。噂によれば毎年恒例の香港100qトレ−ル・イベントで毎回上位を占めるグルガの末裔達が、記録更新の為に歩き易いようにMHTコ−スの要所要所の舗装工事を推し進めているとか? もし事実ならちょっと許せないな〜! 自然破壊もいいとこだッ!

仲間が作成したフォトアルバムもご覧下さい!

過去の関連レポ−ト
[2002年11月17日] 大蚊山 (Tai Mun Shan)

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