[2005年3月13日] 象山 (Cheung Shan)

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コ−ス=中環-(6號埠頭Ferry)-梅窩-(Bus,昴坪行き)-昴坪路,深屈道-
-鹿湖,延慶寺,手前-象山-大澳-(Bus)-MTR.東涌

参考資料=「大嶼山 郊區地図2000年第三版」
      「香港街道地方指南2001年版」
「香港市郊探勝」

≪全般概要≫
今日は約2年ぶりにランタウ島の“象山”(Cheung Shan) へ行く。しかし先週とは打って変わって前日からの雨模様でさらに寒い天気! 朝のTV予報では9−13度、湿度73%。出発時は霧雨模様だったが空は比較的明るい。集合場所の“中環”(Central) 6號埠頭に行ったら久々参加の日本からのゲスト夫人と、いつもの仲間5人の計7名が集まった。予定どうり9時半の高速フェリ−で雨が降らないことを祈りながら勇躍出発! “象山”は標高449m、ランタウ島南西部の“大澳”(Tai O) の近くの山で“北大嶼郊野公園”(Lantau North Coutry Park) の中に位置するが、参考資料の“大嶼山郊區地図2000年第三版”では山の場所は載ってるもののコ−スは記載なし。前回参考にした“香港市郊探勝”と記憶だけが頼り!

フェリ−は30分で“梅窩”(Mui Wo) 着、埠頭前から“天壇大佛”が有る“昴坪”(Ngong Ping) 行きのバスに乗り換え。毎度の事だがこのランタウ島のバスはオンボロバスのくせに25ドルも取るボッタクリバス! さらにこんなに寒いにも関わらず車内は冷房を効かせている。アタマにきて運チャンに文句云ったらク−ラ−を切ってくれたッ! やはり言ってはみるものだ! バスは“石壁水塘”(Shek Pik Reservoir) を過ぎると“羌山道”(Keung Shan Rd.) の坂を喘ぎながら登る。オンボロだから馬力が出ない! LTT-5-のスタ−ト地点が有る峠からバスは右折し、再度急カ−ブを右折した地点“昴坪路”(Ngong Ping Rd.) 途中で下車。ここは終点“昴坪”の一つ手前のバス停になる。“梅窩”からおおよそ45分掛かった。幸い雨は降らず!

道路標識から“深屈道”(Sham Wat Rd.) に入ってチョット下ると左側に“延慶寺”(Yin Hing Monastery) と云う禅寺へ至る標識がある。その小道に入って直ぐ右側の草むらの奥の方に赤い注意書きの表示板、ここが登山口だ! うっかりすると見落とす入り口。前回と同じくかなりの雑草に覆われたヤブ道が続き徐々に登り坂となる。雨露に濡れた雑草でヒザから下を濡らしながらヤブを掻き分けて最初の峠まで。さらにこの峠から最初のピ−クへ至る登り口辺りまでがヤブ道。ピ−クまで登り着いたら忽然と姿を現した“象山”! 一旦下って今度は稜線を登って行き、大きく左カ−ブで肩下まで、そこから最後の急登坂の始まり。そして頂上449m に立つ! 曇天ながら素晴らしい景観! しかし物凄く寒い!

下山コ−スは“大澳”方面に向って山裾を西側に下山する。途中一つのピ−クを経由して岩だらけの丘陵地帯を行くと徐々に高度は下がり、最後に真下に“大澳”の海と街を見下ろす位置に至る。まさしく『義経、一の谷鵯越の逆落とし』現場みたいな崖の上。そこから岩ゴロゴロの急坂下りの始まり、250m 程の落差を一気に下って“大澳”の街の外れ、“寶珠潭”(Po Chue Tam) と呼ばれる入り江の海岸線に降り立った。後はブリキ建ての村落を抜けて“大澳”のバス停近く、いつもの海鮮屋に飛び込んで今日の歩きをFinish、約7km弱ながら前回同様なかなか面白い歩きでした。帰路はバスでMTR.“東涌”(Tung Chung)へ。
(注:LTT-5-:Lantau Trail (鳳凰徑) Stage-5-)

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↓往きのフェリ−にて【写真No.01】。“梅窩”から乗ったバスを“昴坪路”途中、“深屈道”へ至る右折地点で下車、そして出発前の記念写真二発! “深屈道”をチョットだけ下ると直ぐ左側に小道、“延慶寺”への入り口だ【04】。20m 程行くと右側の草むらの奥に通行規制の小さな立て札、ここが登山口【05】、うっかりすると見落とすところだったッ! これよりヤブ漕ぎ歩きの始まり、、、濡れた雑草で足元は濡れ、背丈以上の生い茂った草でル−トも見難い、、、少しずつ高度が増してふと右手を見るとガスに霞む“鳳凰山”(Lantau Peak) と“天壇大佛”のうしろ姿【07】

↓ヤブを掻き分けての登りが続く【08】、、、左手下には先ほどバスを降りた“昴坪路”【09】、その右手南側には“觀音山”(Kwun Yam Shan) とその右側に“羌山”(Keung Shan)も!【10】。最初の峠から次のピ−クを目指しての登坂【11】、右手下北側に見えてきた“深屈灣”(Sham Wat Wan) とその遥か先方に空港滑走路の先端【12】。高度が上がってきたらヤブは減って潅木ブッシュの登坂ル−トが続く、、、ピ−クに登りついたとたん、目前に現れた“象山”【14】、手前の稜線を右に登り、肩下から左手の岩の頂上までのル−トも微かに見える。

↓先ずは一旦下り坂【15】、、、そして先ほどの稜線を右手に向かって登り出す【16、17】、、、間もなく肩下に着いて小休止【18】。さぁ〜いよいよここから急坂登りだッ! 左手西側に広がる雄大な丘陵地帯【19】、岩山目指して急登坂が続く【20】、、、右手北側に完全に姿を現した空港【21】、飛行機の離着陸も微かに見える。

↓頂上直前、もう少しだッ!【22】、、、そして“象山”頂上449mに到着。スタ−トして1時間弱ほどだった。風景を楽しむが、しかし寒いッ! 風が冷たい! 三角点で記念写真二発撮ったら草々に下山開始、、、ガスに霞む“彌勒山”(Nei Lak Shan)とその右はランタウピ−ク【26】。西側に見えた“大澳”に向かって下りル−トを行ってたつもりが、いつの間にかル−トが外れて北側へ【27】、、、直ぐに気付いて左手西側に軌道修正【28】

↓斜面の細道を下る【29】、、、下りきった所で見つけた不思議な縞模様が付いた岩【30】。目前の小さなピ−クに登ってみると【31】、、、おぉ〜ここもなかなかの絶景かな! うっすらとガスが掛かったランタウピ−クと“天壇大佛”【32】、そして西側には“大澳”【33】、、、後ろには今下りてきた“象山”【34、35】 

↓無名ピ−クから下ってしばらく丘陵地帯の歩き【37】、、、徐々に見えてきた“大澳”【38】、、、後ろには岩だらけの殺伐とした山並みが広がっている【39】、、、間もなく高原の終わり地点、眼下に広がる“大澳”の街並み!【41】、これぞまさしく“義経一の谷鵯越”の感! いざッ!各々方、平家は真下ぞッ!【42】

↓急傾斜の斜面、岩の間を恐る恐る下って行く、、、真ん中辺りまで下った時、先発隊長は早くも下山完了、麓で一行が下りて来るのを眺めている【44】、、、やがて麓に降り立った。そこは“大澳”の街の外れ、“寶珠潭”と呼ばれる入り江【46】。海岸線を歩き、、、やがて街中へ。 “大澳”は香港でも大昔の港町の風情を今に残す古い村落、河口に張り出した“棚屋”【48】 と呼ばれる高床式の古い家や、海産物が名物で今日も観光客が多かった。ただ一昨年だったか火災の後だろうか? 今日見る川べりの家は何処もブリキ張りの灰色塗装一色! 名物“勝鬨橋”?を渡って【49】

↓バス停近く、いつもの海鮮屋に飛び込んで今日の歩きの終了! “大澳”では他にも店はあるが、最初からこの店オンリ−! 他の店は知らないがここは味もよく値段も安いと思う。久々に香港に来られたゲスト夫人はこの店二回目の常連さん!【53】。
いつものロン毛の兄チャンは今日も愛想が良かった!この兄チャン、老けてるような?若いような? 幾つぐらいだろう? 極端に対照的?な二人【54】それは?

今日はとにかく寒かったッ! 今年は何でこういつまでも寒いんだろう? ところで今日下山途中思いついたが、“大澳”〜“深屈”〜“東涌”の海岸線ル−ト、そう云えば今まで歩いた事がなかったな〜? 山がない平坦なル−トの様なので興味がなかったが一度くらいはいずれ!

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過去の関連レポ−ト
[2003年4月19日] 象山 (Cheung Shan)

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