[2004年4月18日] 女婆山
(Nui Po Shan)

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コ−ス=MTR九龍塘-(KCR)-大學-(Taxi)-馬鞍山村-昂平-芽坪-
-梅子林-女婆アウ(牛凹)-女婆山-突破青年村-(MiniBus)-KCR沙田

参考資料=「西貢及清水灣 郊區地図1998年第六版」
  「香港街道地方指南2001年版」

≪全般概要≫
今日は一年四ヶ月ぶりに“馬鞍山郊野公園”(Ma On Shan Country Park) の中に有る“女婆山”(Nui Po Shan) 399mへ。前日朝までの今日18日の天気予報は雷雨! しかし幸い予報は大きく外れ、朝から青空快晴の気温22−26度、湿度89%。集合場所に集まったのは男女12名。
香港六大珍名山【注:最下段】 の一つ、『ババア−は女に決まってるのに何故か?“女婆山”』 は馬鞍山麓の西端の谷“梅子林”(Mui Tsz Lam) と“沙田” (Sha Tin) との間に位置するどちらかと云うとあまり知られていない低山。前回は地図のとおり“沙田”から登って下山も“沙田”に下ってきたが、あまりに短距離だったので今回は若干遠回りコ−スとして“馬鞍山”への登山コ−ス、“馬鞍山村”(Ma On Shan Tsuen)から“昂平”(Ngong Ping)高原を経て“芽坪”(Mau Pin)へ、そこから“梅子林”まで一旦下ってそこから“女婆山”ピ−クを目指す変則ル−トとした。

KCR“大學”(University)駅からタクシ−3台に分乗して“馬鞍山村”まで。そこから“昂平”までのお馴染み登りコ−ス、“馬鞍山”への中継点からMHT-4-に乗ってしばらく“昂平”高原のノンビリ散策。さらに“西貢”(Sai Kung) の“大水井”(Tai Shui Tseng)方面への中継点を通り過ぎて“白沙灣” (Pak Sha Wan) のヨットハ−バ−を眺めながら“芽坪”までの山麓歩き。ここでMHT-4-から外れ、今度は“梅子林”までの林道を下る。林道の最後“梅子林”の村落まで下山したら、そこから谷間の渓谷沿いの登り坂が続く。そしてここで初めて“沙田”から“黄泥頭” (Wong Nai Tau) 経由“花心坑” (Fa Sam Hang) からの“女婆山”登山ル−ト途中である"女婆アウ”(Nui Po Au)、“牛凹”(Ngau Au) 付近の峠に到着。

これからが本格的な登りとなり、大岩の傍の急坂を登って行ってやっと“女婆山”肩へ。あとは目前のピ−クまではなだらかコ−ス。頂上からの眺めは低山ながら絶品! 西側下には“沙田”の街並み全景、反対側後ろ(東側)には雄大な“馬鞍山”の山並みと“石芽山”(Shek Nga Shan) の切り立つ稜線が迫る。下山は前回と同じく“沙田”側に向かったが前回より一つ手前の尾根伝いに下ってみた。しかし結局最後は前回と同じく“突破青年村”(Breakthrough Youth Villege) と云うカトリック関係の施設の近くの車道に出てFinish。計約8q程の歩きでした。幸い直ぐに来たミニバスに飛び乗りKCR“沙田”駅へ。駅ビル内の上海料理屋で最後の締め括りでした。
(MHT-4-:Maclehose Trail(麥理浩徑) Satage.4)

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↓“馬鞍山村”の公園ゲ−ト前。KCR“大學”からタクシ−3台に分乗して来たが、他の2台はここの公園を通り過ぎてしまった。4人は舗装路をとぼとぼウォ−ミングアップ! 舗装路の突き当たり、登山口で全員揃って記念写真。これより“馬鞍山”登山ル−トの山道を登り出す。小沢を越え林道を登って行くと左手に姿を現した標高702m“馬鞍山”の威容! ダラダラ坂道だが既に汗が噴出してきた。今日は暑いッ! 

↓間もなく“昂平高原”の入り口、MHT-4-の中継点に到着して小休止。後ろの山は“大金鐘”(Pyramid Hill)。これより“昂平高原”の始まり、ここはいつ来ても気持ちの良い高原だが今日は特に天気もよく、そよ風に吹かれながらの散策、、、途中展望台に立ち寄って“西貢”の海や“ピラミッドヒル”と“馬鞍山”の山並みを眺める。引き続きMHT-4-を歩き、、、、、

↓間もなく“大水井”方面への中継点を通過。ここからは“石芽山”を正面に、左手遠方には“白沙灣”のヨットハ−バ−を眺めながらの山麓の歩きが続く。徐々にコ−スは下り坂となって、林道の階段を下ったら昼寝中の牛チャンが、、、

↓そこは“芽坪”の標識点だった。MHT-4-はここの広場から登り坂となって“水牛山”(Buffalo Hill) 方面へ至るが、今日の我々はここでMHT-4-を外れて右手の“梅子林”へ向かって下り坂を行く。この森林道は鬱蒼と茂る樹木で覆われ昼なお暗きジャングルの様相! 長い石段の下りが続くが所々コケが生えた雨上がりの石段は滑り易くてかなり神経を使っての下り道。一しきり下ったら大きな沢、、、沢に掛かる小橋を渡ってさらに密林の道を行くと、、、

↓すぐに平道となって進行方向が“富安花園”の標識、これは“梅子林”の先にある団地のこと。間もなく“梅子林”の村落に差し掛かる。左手上の方に見覚えのある岩山! あれが“女婆山”の手前の岩山だ。民家の脇を通り抜けて畦道を行くと沢に出た。ここからが“花心坑”経由“沙田”方面へ抜ける昔の旧道。沢を渡ったら森の中の長〜い登り坂が続く。

↓汗ダクになって登って行くと標識がある三叉路に出た。ここが“花心坑”から“女婆山”への登山ル−ト、"女婆アウ”の“牛凹”と呼ばれる峠だ。小休止の後いよいよ右手の急坂を登り出す。すぐに先ほどの岩山が目前に! 大岩の脇を必死に登る一行、、、そしてやっと肩付近の丘に到着。急坂だったが距離は短い。ここまで来たらピ−ク三角点も間近、、、そして頂上を目指す。すぐ後ろには“石芽山”。

↓頂上付近は赤土のガレ場、周囲には青空の下素晴らしい景観が広がる。東には雄大な“馬鞍山”の山並みとその手前は以前歩いた“鹿巣山”(Luk Chau Shan)、そして右手には“石芽山”の切り立つ稜線と今歩いて来た尾根道。西側下には“沙田”の街並み。その遥か彼方には微かに“大帽山”(Tai Mo Shan) も見える。記念写真を撮って北西方面に向かって下山開始。

↓ピ−クからの下り、地図上では二つの点線ル−トがあるが今日は前回とは変えて一つ手前の尾根を下ってみる。殆ど赤土ガレ道の下り坂が続く。徐々に近づく“沙田”競馬場! 30分程も下ってきたら道はやがて林の中に入り、間もなく見覚えある建物と金網。前回はこの建物敷地内、つまり金網の中に紛れ込んでしまったが、今日は金網外側の道に出て直ぐにバス道路に降り立った。この建物は“突破青年村”と云うカトリック関連施設。幸いにも直ぐにミニバスが来てKCR“沙田”駅に直行。

↓“沙田”駅に隣接するショッピングモ−ル、その中のお馴染み上海レストランに飛び込む。ここは料理も美味く、値段も比較的安い! しかし今日のショ−ロンポ−はちょっと失敗作か? 皮が固くていつもほど美味くなかったな〜?


今日は暑かったッ! 昼間の温度が何せ26度、初夏の天気だ。前日土曜日にかなりの大雨が降ったので心配したが、今日は好天でル−トも思ったより濡れてはいなかった。“女婆山”は手軽で簡単に登れる山、その割りに頂上からの眺めも良くて飽かせない山。まだご存じない方にはお薦めです。それにしてもどうしてこんな名前が付いているのかな〜?

【注】“光頭老”名付けて香港六大珍名山
(1)女婆山(馬鞍山麓)、前回分ババァ−は女に決ってるのに!(ならば“男爺山”って何故ないの?)
(2)老人山(ランタウ島)還暦2歳の俺には皮肉っぽい!
(3)大蚊山(西貢東)大きな蚊? それとも蚊が多いのか?!
(4)大蛇頂(西貢東)大蛇がでるの?
(5)獨狐山(西貢東)狐が一匹いる?ってこと?
(6)龜頭嶺(八仙嶺山麓)何と云っても珍名NO.1、女性が登って喜ぶ山?否、女性に登られて喜ぶこの山。

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