[2006年2月19日] 老人山
(Lo Yan Shan)

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コ−ス=中環-(Ferry.6號埠頭)-梅窩-水井灣-横塘-拾望新村-
-芝麻灣半島(龍尾)-老人山-Uピ−ク-芝麻灣道-戯田-貝澳-
-(Bus)-梅窩-(Ferry)-中環

参考資料=「大嶼山 郊區地図2000年第三版」
      「香港街道地方指南2001年版」

≪全般概要≫
今日も仲間のリクエストに応えて【注】“香港七大珍名山”の一つ“老人山”(Lo Yan Shan) 303mへ。光頭老はちょうど一年ぶりだが他の大半の仲間は初めて! けったいな名前の“老人山”はランタウ島“南大嶼郊野公園”(Lantau South Country Park)の中、“芝麻灣”(Chi Ma Wan)半島のほぼ中央に位置する山。朝から小雨模様で予報では気温17度、湿度88%の肌寒いイヤな天気。集合場所の“中環”(Centarl) 6号フェリ−埠頭に行ってビックリ! 何とそこには予期せぬ人がッ!Japan-OB/OG会 会長の"T.Ukai"氏だ。現在の転勤先から出張で香港に前日着いたばかりとか! さらにこの日集まった仲間は、昨年末中国に転勤になるまで一緒にハイクを楽しんだ仲間の女性が香港に遊びに来て今日のハイクに飛び入り参加、そして初参加の新人女性一人も加わり結局総勢12名。

高速フェリ−は30分で“梅窩”(Mui Wo)着、幸い小雨は止んだがドンヨリした曇り空を見上げながら出発! フェリ−乗り場近くの海岸線に沿って比較的平坦なLTT-12-の逆行歩きだ! 間もなく着いた峠からLTT-12-を外れて引き続き海岸に沿って山の中腹を延々と歩いて行くと、やがて“拾望新村”(Shap Long San Tsuen) [地図では“十望新村”、望の亡は艮] と呼ばれる海岸沿いの寒村に辿り着く。ここから舗装路の坂道を登って“芝麻灣懲教所”(Chi Ma Wan Correctional Institution)、即ち香港の麻薬中毒患者の収容施設の横を通り抜け一旦海岸近くまでの下り。再び舗装路の坂道を登って行くと、間もなく道は林道となり小さな貯水池へ至る。

ここからが山道登り坂! 急な坂道ではないが林道を歩いて半島のほぼ中央、“龍尾”(Lung Mei) と呼ばれる峠に到着。この峠は“大浪灣”(Tai Long Wan) の海岸まで直行する下り道、もう一本は“ニ浪灣”(Yi Long Wan)へ至る道、そして今日の目的地“老人山”への登山口となる三つのコ−スの中継地点。長〜い階段を登ってやっと到着した“老人山”山頂からの眺めはうす曇り空ながら比較的空気が澄んでてかなりの絶景! 一旦谷部まで下り再度急階段を登ってすぐ隣の無名のハゲ山“Uピ−ク”302m にも登る。以前一度調べたらここも“老人山”の連山らしい! 眼下に見下ろした“貝澳灣”(Pui O Wan) の海岸は仲間達もアッ、と驚く絶景! そして“芝麻灣道”(Chi Ma Wan Rd.) までの下り階段。“芝麻灣道”の舗装道路を“戯田”(HamTin)〜“貝澳”(Pui O)と歩き、最後は“嶼南道”(South Lantau Rd.)のバス道路に出てFinish! 約12km弱の歩き。 バスで出発点の“梅窩”まで、今日の〆はフェリ−乗り場近くの海鮮屋でした。
(注:LTT-12-:Lantau Trail (鳳凰徑) Stage.-12-)

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↓“梅窩”のフェリ−埠頭横で出発前の記念写真【写真No.01】。埠頭から左手の海岸線を廻り込んだら直ぐ右手にLTT-12-終点で“貝澳”方面へ至る標識【02】。ここがスタ−ト地点だ! 階段を登ると左手の海を眺めながら丘の上、、、曲りくねった海岸沿い丘陵の歩き、、、コ−スは徐々に登り坂、おッ、あんな所に去年までは無かった東屋が【06】! その左手の峠を目指して【07】

↓間もなく小高い峠に到着【08】。LTT-12-はここから右、西側方面だが一休みして我々はトレ−ルコ−スを外れて直進【09】、引き続き海岸沿いの丘陵地帯を行く、、、林の中を抜けて、、、途中"姉弟"久しぶりのツ−ショット【11】、、、しばらく行くと道は“水井灣”(Shui Tseng Wan)の海岸まで下る【12】。海岸散策の後、遠方に“芝麻灣”が見えはじめ、、、再度丘の上の歩き、、、コ−スは狭い舗装路に変わって、、、これ何ッ?【14】そのゴム切れが付いた棒は山火事を消す叩き棒だよ!

↓青々とした“芝麻灣”【15】を左手に眺めながら道は続く、、、コ−ス脇の休憩東屋をそのまま通過、、、再び海岸線近く、“横塘”(Wang Tong)の村落を通過【19】、、、対岸に“拾望新村”が見えてきた【20】その向こうの山がたしか“老人山”Uピ−クだッ!

↓“拾望新村”の村役場?前広場に到着して小休止【22】、傍にはドラゴンボ−ト【23】と痩せこけた水牛【24】。ここはちょうど“芝麻灣半島”の付け根クビレ部分だ。休憩の後、畑脇の車道になった舗装路を行く、、、“拾望涌口”(Shap Long Chung Hau) へ至る【26】右側車道の登り坂、、、そして道幅が広くなり下り坂となって、、、

↓左手下方、鉄条網に囲まれた大きな建物は“芝麻灣懲教所【29】。ニコチン中毒の“光頭老”もいずれここに世話になるかも? とか考えながら施設の右脇を下って【31】、、、海岸傍に出た。海岸線を過ぎたら再度林の中の舗装路登り【34】、大きくカ−ブした坂道を登った所にある緑の円形建物、立派なベンチに座って小休止【35】

↓しばしの休憩の後、左手標識脇からなだらかな山道登り【36、37】。管理事務所の右側の坂【38】を登ると直ぐに貯水ダムに出た【39】、今日は満々と水を湛えたダム堤防を渡る【41】。渡り終えた階段の上、“龍尾”まで1.5qの標識【42】

↓この標識に沿って行くと、静かな林道の登り道が曲りくねりながら続いている。途中の三叉路【44】からまた右側“龍尾”に向かって進む、、、間もなく 登り着いた峠の上、“芝麻灣”半島のほぼ中央、“龍尾”に到着!【47】。“龍の尾っぽ”のつもりか? アホみたいな、子供だましの様なオブジェを囲んで記念撮影【47】。ここから左手南側下りは“大浪灣”へ、直進は以前行った“ニ浪灣”へ至る。今日の我々は右手西側の階段【48】を登って“老人山”へ向かって登り出す! ここの標識には『拾望 経 老人山 4q、1-1/4hr』、つまり日本語風に解釈すると"拾望 経由老人山まで"、と理解するが、実はその逆で"老人山経由拾望まで"と解釈するのが正しい。この様に香港の経由表示は日本と逆なので要注意!

↓階段を一しきり登ったら平道、木陰の間に見えてきた“老人山”【51】、また苦しい階段登りが続く、、、竹林道を抜けて、、、階段途中で木に寄っかかって呼吸を整える我が"連れ合い"【53】、そう云うこちらもヒィ−ヒィ−ゼィゼィ! 一旦谷部への下り【54】、ここから再度階段登りが続き、、、

↓やがて山火事監視の建物が見えて来た【57】、ついに“老人山”頂上303mに到達! 右手下には先ほどの貯水ダムと北方の彼方、左側に今まで歩いて来た海岸線【58】。小屋の周囲で大休止! ここの三角点はこの小屋の屋上に有った!? 南側の小島は“石鼓洲”(Shek Kwu Chau)【60】、そして写真には撮らなかったが東には“長洲島”(Cheung Chau) も見える。記念写真を撮って早々に次の無名の“Uピ−ク”【62】を目指して今度は北側に向かって下山開始。

↓下り階段途中から微かに見えた“Uピ−ク”への急階段【65】、ズ−ムアップすると三代目先発隊長が一人、独走中【66】。100m程も下りきって今度は又もや再登坂【67】、登り階段途中から振り返れば先ほどの“老人山”【68】、、、まだ続く階段、フッ−! そして頂上付近【69】! やっと302mの“Uピ−ク”に到達! 眼下の“貝澳灣”が素晴らしいッ!【70】

↓うす曇の天気だが視界は良好、左手西側には“長沙”(Cheung Sha) 方面の海岸線とその向こうにはガスに霞む霊峰“鳳凰山”(Lantau Peak) の勇姿【71】。眼下の“貝澳灣”を見下ろす断崖の渕で、Japan-OB/OG会々長の"T.Ukai"氏を囲んで想い想いのツ−ショット! 北東方面には歩いて来た“拾望新村”付近と“芝麻灣”の海【76】。全員で記念写真一発!

↓写真を撮り終えたら北側の“芝麻灣道”を目指して下山開始【78】、岩場を出たら長〜い階段下りが続く、、、松ポックリの林を抜け、、、又もや階段を下ってやっと下りも終わった! そこに有った標識【84】

↓ここは“芝麻灣郊遊徑”(Chi Ma Wan Country Trail) の入り口ゲ−ト【85】、そしてその前の舗装路が“芝麻灣道”。これより車道を左手に向かってのテクテク歩き、、、左手上には今下りて来た“老人山Uピ−ク”【86】。テクテク、、、テクテク、、、やがて先ほど上から見下ろした“貝澳灣”の傍まで来た【88】。運河右手の小道をさらにテクテク、、、やがて“戯田”の村落、三叉路に出て【91】ここを右折。

↓村落を抜け、小橋を渡ったら広い畑?中の小道【94】、そこから返り見た先ほどの“Uピ−ク”【95】、、、ここにもノンビリ水牛とアヒル?、、、ここを抜けたらバス道路“嶼南道”に出てバス停で 今日の歩きをFinish! ここからバスで“梅窩”まで移動。


続編⇒【ハイキングの後は?】もご覧下さい。

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“Uピ−ク”302m は地図に明記はないが“老人山”303m の連山(支峰)、と云うことを以前 China Web Site で調べて判明。それまではハゲ山なので勝手に“光頭山”と名付けていたが(^_^)! しかし“老人山”の名前の由来は? “若人”が登っても“老人山”?

【注】“香港七大珍名山”
(1)♂より♀が登りたい、イヤ♀に登られて喜ぶ⇒ “龜頭嶺”
(2)俺には皮肉っぽい⇒ “老人山”
(3)ババァ−は女と決まってるのに⇒ “女婆山”
(4)狐が一匹いるの?⇒ “獨狐山”
(5)大きな蚊?蚊が多いの?⇒ “大蚊山”
(6)大蛇がでるの?恐いッ!⇒ “大蛇頂”
(7)えッ−象もいるって?⇒ “象山”

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