「株式会社システムトークス」の続き

この前のECサイトの話の続き。

素人のECへの不信って、そう外れてないよね

今日になって「詫び状」みたいなものが来た。

つっこみどころ満載なんで、まるっと引用

拝啓

平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

この度は弊社製品をお申し込みいただきましたありがとうございました。

せっかくお申し込みをいただきながら、お届けに日数がかかっておりますことをお詫び申し上げます。全力で生産に当たっておりますが、当初の予定よりも放射線照射テストとその結果を受けての調整に多大な時間を要しており、ご案内しておりましたお届けの予定よりも送れが生じております。皆様が動作テストできない放射線測定器ゆえに、実際に数段階の放射線を当てるテストが不可欠であると考えており、弊社では大量生産をおこなっておりません。早くお届けしたい気持ちでいっぱいではありますが、テストを省略することはもっとご迷惑をおかけすると考えており、皆様にお待ちいただく結果となっております。まことに申し訳なく思うとともにご理解をいただければ幸いです。

もう一点お詫び申し上げることがごっざいます。
先日、納期見通しのご連絡をさせていただいた際に誤配信があり、内容と敬意(ママ)についてご報告とお詫びを申しあげます。

お申し込み時期と生産予定により 4 グループに分けさせていただき、納期見通しのご連絡をさせていただきました。その中でお客様の入っておりますグループの配信の際、送信設定が BCC とするところが CC となるミスが発生し、このグループのお客様同士のメールアドレスがわってします(ママ)状況になっていまいました。

この誤配信により起きる問題は、CCに表示されておりますメールアドレスは測定器をご購入いただいたお客様の一部で、そのお客様同士の間でメールアドレスがわかるというものです。なお、ここに表示されていないお客様にはメールアドレスはわかりません。

このようなミスを犯したことを深くお詫び申し上げるとともに、再発防止のために配信方法の変更を実施いたしました。

また皆様に大変ご心配とご迷惑をお書けしたお詫びとしいたしまして、心ばかりの物で大変恐縮ではございますが、「1000円分のQUOカード」を同封させていただきました。お受取いただければ幸いでございます。(QUOカードはコンビニエンスストア・ファミリーレストラン等でご利用いただけます。)

この度の件で大変残念なことに、上記グループのお客様の中で、表示されているメールアドレスを悪用し、他のお客様に故意に迷惑メールが配信されました。お客様はこの方へのクレームを数多くいただいておりますが、匿名で実行しされてている(ママ)などの状況もあり、弊社では対処することがかなわず、現在警察への通報の上対処をお願いしている次第です。
弊社のミスが端緒でこの迷惑行為につながっておりますことを、深くお詫び申し上げます。

お待ちいただいております商品に関しましては、現在もご予約順に淳二出荷をしており、本状を発送させていただきましたグループのお客様へは、5月20日までに順次お届けいたします。
今しばらくお待ちいただけますようお願い申し上げます。
また残念ながらキャンセルをご希望のお客様につきましては速やかにキャンセルと返金処理をいたしますので、ご連絡ください。

最後に、ご心配とご迷惑をおかけいたしましたことを、重ね重ね心よりお詫び申しあげます。
誠に申し訳ございませんでした。

とのこと。

相変わらず、「在庫がないのに在庫数量を書いていた」ことにはスルーのようだ。テストで遅くなるとかなんとか、そんなの

在庫があれば関係ない

はずである。

あと、「迷惑メールが出されたので警察に云々」とゆーくだりがあるのだが、これは何人かの人がクレームを(多分わざと)オリジナルのメールの宛先に出したもので、ことさら迷惑というものでもない。私も2通ほどわざと出している。1つは、

> > お客様分の製品は現在生産の最終段階にあり、この後放射線照射テストを経て配
> > 送センターに移送される運びです。
つまり、在庫がないのに在庫があるとサイトに書いていたってことですね。

悪質ですね。

もう1つは、

注文番号 *******ですが、

> > 物流の関係で日程に幅があり誠に申し訳ありませんが、4/30-5/10の間に出荷で
> > きる予定です。
結局出荷されないようですね。
既にクレジット会社では決済されているようですが。

本日中に何の返答もないようでしたら、悪質な通販詐欺ならびに個人情報漏洩と
いうことで、警察行って来ようかと思ってますが、よろしいですか?

というもの。他数人からいろんなメールが流れていたけど、ことさらに「迷惑メール」呼ばわりされるような類のこと、本来顧客であるはずの者を犯罪者呼ばわりするだけの内容のメールは流れてない。「皆さん届きましたか?」的なメールばかりだ。

多分この2通目のメールを受けての「詫び状」なんだろう。2通目の後に随分長いメールで詫びが来た。それはまぁ「私信」だろうから書かないでおくけど、冒頭の引用とだいたい通じること。

ということで、件の会社を整理すると、

  • 在庫がないのに在庫数量を書く
  • 個人情報漏洩をさせる
  • クレームを迷惑メールと呼ぶ
  • 顧客を犯罪者呼ばわりする

だということになった。

よく、うるさい客を「クレーマ」とか「モンスター」とか呼ぶ。まぁ、中には狙ってその行動をしている人も多数あるようだけど、そんな者ばかりじゃない。「普通の客」「良心的な客」であっても、理不尽な扱い、不適切な扱いをされ続ければ、いつでもクラスチェンジしてしまうものだ。そもそも、普通の常識があれば、

払ったコスト(金)以上の何かを求めることはない(出来ない)

ものだ。だから、「クレーマ」や「モンスター」はやってもあまり得にならないことは、常識ある人にとっては当たり前のことである。「成功率」とか考えれば、まずます率が悪い。そんな金は貯金しときゃいい。

ところが、いろんなトラブルが起きた結果、「払ったコスト」が大きくなると、「クレーマ」や「モンスター」になる意味が出て来る。1000円のものを買って10000円分のコスト(手間)がかかれば、11000円分の「何か」を求めたくなるのは、そんなにおかしなセンスじゃない。ましてやその「コスト」の中に「理不尽」とか含まれれば、いやが上にも回収意欲は高まる。だって、その手間分だけ仕事してたら、そっちの方がいいんだから。

元々が「常識的な客」は、たいてい最後までそうあろうとする。多少の理不尽くらいなら、「お互い様」と納得するのが大人というものだ。失敗の類は誰でもある。それを一々責めあっていても、何の得にもならない。

でも、「ある限度」を越えれば、そうも言ってられない。今回の場合は私には「依頼人」がいるので、一々

依頼人に謝る

という、嫌なコストを払って来た。そろそろ「クレイマー」になろうかと思っている。

ネットでの姿はどうだか知らないし、ネットでは結構「嫌なこと」を選んで書いてたりするからどう見えてるか知らないが、リアルでの付き合いの多い人にしてみると、私はどうも「お人善し」ってことになっているらしい。それゆえ、結構理不尽な扱いを受けて来ている。仕事だけさせて金払わないなんてことをやっても、平気でいられる人々ってのは、私を「お人善し」だと思っているんだろう。

でもさ。「ある限度」を越えれば、そうも言ってられないんだよ。「お人善し」もカタストロフィ的に「クレイマー」や「モンスター」にクラスチェンジするってことは、多分誰にでもあるんじゃない?

1000円のQUOカード

くらいじゃダメなんだが。つーか、むしろ火に油だ。てーか、宅配に呼び出されて行ったら、この「詫び状」だったとか、その方が腹立つわ。

PS.

とゆーことで、「詫び状」と「QUOカード」は配達証明つけて返送しておいた。別にそんなもんが欲しくて注文したわけじゃない。ちゃんと商品が期限通りに届けばそれで十分で、それ以上のものはいらない。「期限通り」でない部分については、適度に

社会的制裁

を受けてくれればそれでいい。ここで晒す以上のことをするつもりは、今のところない。

「株式会社システムトークス」の続き” への1件のコメント

  1. あ痛たたた。こりゃ痛い。
    何が痛いって、わび状送った本人は何が間違ってるか判ってない可能性があるのが痛いw

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