[2005年10月23日] 屏風山〜黄嶺〜南涌
(Ping Fung Shan-Wong Leng-Nam Chung)

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コ−ス=MTR.九龍塘-(KCR)-粉嶺-(Taxi)-鶴藪水塘-南山手前-
-屏風山-黄嶺-横七古道-南涌-(Taxi)-KCR.粉嶺

参考資料=「新界東北部 郊區地図1999年第五版」
   「香港街道地方指南2001年版」

≪全般概要≫
今日は久しぶりに新界東北部の“八仙嶺郊野公園”(Pat Sin Leng Country Park) 内の歩き。WST-9-順行で“八仙嶺”(Pat Sin Leng)の手前、“南山”(Nam Shan)〜“屏風山”(Ping Fung Shan)〜“黄嶺”(Wong Leng)〜“横七古道”(Wang Tsai Trail)を経て最後はWST-10-、ファイナル点の“南涌”(Nam Chung)までの歩きだッ! 今日の天気は晴れてはいるが、先週と同じく若干ガスっぽい天気! 朝の気温27度湿度73%。集まった仲間は11名。KCR“粉嶺”(Fan Ling) 駅からタクシー3台に分乗して“鶴藪水塘”(Hok Tau Reservoir) まで。“粉嶺”駅前のグリーン色のタクシー運チャンは大抵この場所を知っている。車が行き着く所まで行ったらそこが“鶴藪水塘”ダムの堤防近く、“九龍坑山”(Kau Lung Hang Shan) から続くWST-9-の途中。

我々はトレールコースに沿ってそこからダム沿いの公園を抜け“八仙嶺方面”への登山口へ。そこからいきなり階段登りのスタートだ! 真夏の暑さではないが、それでも登るにつれ噴出す汗! しかし時折吹き抜ける秋風が心地よい。海抜400m強の地点までヒィーヒィー云いながら登ると“屏風山”の肩下付近。小休止の後、山腹の道を更に登って平道から一旦トレールコースを外れ、左手西側の岩場ガレ道を登り“南山”方面を目指す。前回は濃い霧で視界が利かなかったが、ピークに登り着いて地図と周囲を確認したら、どうやら隣の尾根が“南山”らしい? しかし、あまりに近過ぎてあっけなく、そこからそのまま尾根伝いにトレールコースに戻り、今度は“屏風山”の尾根の途中まで登る。

次は尾根道を歩き“黄嶺”を目指す。この辺りの風景が最高! 雄大な山並みが広がる中、尾根伝いの歩きは徐々に登り坂となり、やがて“黄嶺”639m に到達! 下山はトレールコースに沿って歩くが、途中からWSTを外れて北側の“横七古道”方面へ至る脇道に入る。山麓の道を徐々に下って“横七古道”の“上七木橋”(Sheung Tsai Muk Kiu) と呼ばれる地点近くに合流。そこは“八仙嶺”の最後の嶺から始まるWST-10-、ファイナルステ−ジの途中だ。そのまま古道を行きトレールコース通りに歩き、最後は延々と続く舗装道路を歩いてWST-10-終点“南涌”に到着。その後田園の中を“鹿頸路”(Luk Keng Rd.) に出てタクシーとミニバスに分乗してKCR“粉嶺”へ、駅近くのB級チャ−ジャン店で最後の〆の打ち上げでした。トータル約10q、5時間弱の歩きでした。
(注:WST-9-,-10-:衛奕信徑,Wilson Trail Stage-9-,-10-)

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↓スタート地点の“鶴藪水塘”手前【写真No.01】、タクシーはここでSTOP! ここから舗装路を行くと直ぐに“鶴藪水塘”、堤防の上を歩く【02】。堤防を渡って右手ダム横を行くと直ぐにBBQサイト。その先にWSTの標識と“八仙嶺”方面への登山口がある【03】。“八仙嶺”方面の標識【04】どおりに階段を登って行く、、、正面に顔を出した“屏風山”【06】

↓階段途中から見下ろした“鶴藪水塘”【08】、長〜い階段をヒィーヒィーゼィゼィ云いながら登る、、、やっとこさ最初のピーク、“屏風山”の肩下辺りに着いて小休止。振り返ると“九龍坑山”【11】、この辺りは【12】昨年12月“龜頭嶺”(Kwai Tau Leng)の帰路に通った時は⇒一面焼け野原だった! 小休止の後、ここから緩やか登りの“屏風山”山腹のトラバース行【14】

↓徐々にまた傾斜がキツクなり、林の中の段差の高い石段を登り切った箇所【17】、ここからWST-9-を外れ、左手目前の岩ガレ山を目指し急坂を登り出す【18、19】。果たして前回2003年3月に果たし得なかった“南山”へのルートを発見できるか? ガレ山頂上まで辿り着いて、周囲を見渡すと小さなコブ山が二つ、三つ【20】、その先まで元気な先発隊長が一っ走り単独往復行!、、、そして右手隣にも同じような小さな山塊、地図で確認すると、どうやら“南山”らしい。しかし想像してたより小さなコブ山だった。逆に今立ってるこの場所が一番高いようだ!【21】

↓小休止の後、このピ−クから尾根伝いに再度WST-9-ル−トへ向かう。目の前には♀が大好きな?“龜頭嶺”【22】、右手には“黄嶺”方面の雄大な展望【23】、、、そしてWST-9-に再合流【25】。ここは“丹竹坑”(Tan Chuk Hang)方面への分岐点。トレ−ルコ−スは標識の左手“八仙嶺”方向に向かうが、数人が標識後ろのル−トを直登して“屏風山”の尾根へ向かう【26】。直ぐに急坂を登り切って写真一発! 右手は切り立つ断崖絶壁!【28】

↓その断崖絶壁に立ち、○○○○が縮み上がったか?初老の♂と若き♀!【29】。トレ−ルコ−スに戻って緩やかな登り道を行くと、、、いよいよ“屏風山”から“黄嶺”への尾根道ル−トとなる【31】。いつもながら素晴らしい景観を望みながらの歩きが続く【32、33】、あの一番高いピ−クが“黄嶺”だッ!、、、この辺り、ランの群生!【34】

↓遠望はガスに霞む中国国境の町“沙頭角”(Sha Tau Kok)【36】、、、ふと振り返ると先ほどの“屏風山”南壁スロ−プ【38】! WST-9-・トレ−ルコ−スの歩きは“八仙嶺”へ向かって【39】緩やかな登り道が続く、、、右手前方の海は“吐露港”(Tolo Harbour)【40】、やがて“黄嶺”への最後のアタック!【42】

↓そして着きました“黄嶺”639m頂上。右手南側に誰かが云った“天の橋立!”ならぬ“船灣淡水湖”(Plover Cove Reservoir)全長2qの堤防【43】、その右手は“船灣海”(Plover Cove)【44】、霞んでるのが残念! 頂上三角点はススキが原だった。記念写真を撮って下山開始【47】、右手に向かってWST-9-を行くと標識【48】、WST-9-は直進して“八仙嶺”に向かうが我々はここから左折してトレ−ルコ−スを外れ“南涌”方面へ向かう。このル−トは“横山脚”(横七古道)へ至る道。

↓ル−ト途中に幾つかある小標識を“南涌”方面へ向かう、、、ル−トは比較的しっかりした道で、徐々に下り坂、、、やがて広い三叉路【52】、右に行っても“横山脚”(横七古道)へ出るが、我々は左手、“南涌”、“鹿頸”方面へ、、、この辺り、丘陵地帯の緩やかな下りが続く、、、前方右手に見えてきた山は“吊燈籠”(Tiu Tang Lung)【55】、、、そして間もなく階段を下って“横七古道”の“上七木橋”付近に合流【56】、この道は“八仙嶺”の最後の嶺、“仙姑峯”(Hsien Ku Fung) から始るWST-10-の途中だッ!

↓“横七古道”は樹木が鬱蒼と茂る古道の散策! 森の中の石畳が続く、、、やがて視界が開けて古道の出口付近【59、60】、三叉路があり直進すると“鹿頸”へ、我々は左折してWST-10-、“南涌”を目指す。途中“尤徳亭”と云う東屋で小休止【61】。そこから“鹿頸”の湿原【62】、中国“沙頭角”の海【63】を遠望!

↓“尤徳亭”の手前、WST-10-に戻り右折すると下り坂【65】、渓谷にかかる橋【66】の名は上から読んでも下から読んでも“橋山橋”! 間もなく小広場と東屋【67】、前回はこの地点をWSTの終点、と勘違いしていた! 広場奥の舗装坂道をちょっと上がったら、そこから長〜く、曲りくねった舗装道路の下り坂が続く【68】。前回も歩いたこの舗装路の記憶が無いのは何故? やがてWST終点に到着【69】。香港島のスタンレ−を起点とするWSTは、ここ“南涌”で全10ステ−ジ延々78qのコ−スを終わる。今日の我々の歩きはその1/7! WST石標の前で記念写真二発!因みにこの石標は当然ながらスタ−ト地点と同じ形状!

↓WST終点を過ぎてさらに舗装路を少し下ったら、見覚えのある“南涌郊遊徑”(Nam Chung Country Trail) 入口ゲ−ト【71】前を通過。マングロ−ブが生える湿地帯の中の直線道を歩き、やがて“鹿頸路”に到着【73】。ここは“沙頭角海”の一番奥の入江、ミニバスかタクシ−を捉まえるべく入江に沿って舗装路を歩く、、、右手の小島は“鴉洲”(A Chau)【74】、島右側の白点は? ズ−ムアップしたら白鷺?【75】、、、やがて捉まったミニバスとタクシ−に分乗してKCR“粉嶺”へ、駅近くのビル内のチャ−ジャン店で最後の〆の打ち上げ!


久しぶりだった雄大な“屏風山”〜“黄嶺”の歩き、そして神秘的な“横七古道”の歩き、、、気温湿度良し、秋風も良し、いよいよ快適ハイキングシ−ズン到来だッ! それにしても⇒“南山”は“九龍坑山”の帰路WST-9-途中の“石アウ山”方面から見た時には偉くカッコ良かったが、角度の所為だったか? 今日のル−トから見てもパットしなかったな〜!

Photo by B.Eiji (仲間のフォトアルバムもご覧下さい!)

過去の関連レポ−ト
[2003年3月30日] 屏風山〜黄嶺〜南涌
[2004年12月12日] 龜頭嶺 (Kwai Tau Leng)
[2004年7月11日] 八仙嶺自然教育徑〜横七古道
[2004年9月19日] 八仙嶺(Pat Sin Leng)

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