[2003年3月30日] 屏風山〜黄嶺〜南涌
(Ping Fung Shan〜Wong Leng〜Nam Chung)

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コ−ス=KCR九龍塘-(KCR)-粉嶺-(Taxi)-鶴藪水塘-屏風山-
-黄嶺-横七古道-南涌-(MiniBus)-KCR粉嶺

参考資料=「新界東北部 郊區地図1999年第五版」
   「香港街道地方指南2001年版」

≪全般概要≫

今日は新界東北部の八仙嶺郊野公園 (Pat Sin Leng Country Park) に行く。八仙嶺は2001年12月に行ったきりだが今回は八仙嶺までは足を伸ばさず黄嶺 (Wong Leng) 周辺から未だ未踏だった北側か、或いは南側のル-ト探索の予定で出発。今日の天気もあいにく曇天、しかもかなり厚い雲。気温は23度との予報だったが、実際には山頂ではかなり寒かった。集合した仲間は12名、最近は毎回10名以上の中間達が集まる。しかし何故か?ロ-トルだけ!

KCR粉嶺 (Fan Ling) 駅からタクシ-3台に分乗して鶴藪水塘 (Hok Tau Reservoir) まで。粉嶺駅前のグリ-ン色のタクシ-だったら運チャンは大抵この場所を知っている。車が行き着く所まで行ったらそこが鶴藪水塘ダムの堤防近く、九龍坑山 (Kau Lung Hang Shan) から続くWST-9-の途中だ。我々はトレ-ルコ-スに沿ってそこからダム沿いの公園を抜け八仙嶺方面への登山口へ。いきなり階段登りのスタ-トだ!登るにつれ濃いガスと冷風が吹いてくる。海抜400m強の地点までヒィ-ヒィ-云いながら登ると屏風山 (Ping Fung Shan) の肩下付近。山腹の道を更に登って平道から一旦トレ-ルコ-スを外れ、左手西側の岩場ガレ道を登り南山 (Nam Shan) への登頂を目指したが、濃いガスで視界があまり利かず中途断念。そのまま尾根伝いにトレ-ルコ-スに戻り、今度は屏風山の尾根道歩き。

周囲は濃いガスで視界は利かず景色も楽しめず、ただ黙々と尾根道を歩きやがて黄嶺 (Wong Leng) 639m頂上到達。予定していた頂上からの南側下山ル-トは濃いガスの為に万一を考えて今回は断念!!ピ-クを下って途中から北側の横七古道方面へ至る脇道に入る。地図上実線表示のこのル-トはしっかりしていてガスの中でも安心歩行。山麓の道を徐々に下って横七古道の"上七木橋" (Sheung Tsai Muk Kiu) と呼ばれる地点近くに合流。横七古道は八仙嶺の最後の嶺から始まるWST-10-、ファイナルステ-ジの途中だ。そのまま古道を行きトレ-ルコ-ス通りに終点の南涌 (Nam Chung) に到着。 その後は延々と続く舗装道路を歩いて鹿頸路 (Luk Keng Rd.) に出てFinish。ト-タル約10q、4時間半の歩きでした。ミニバスでKCR粉嶺へ、沙田(Sha Tin)で途中下車、駅ビル内の上海料理店で最後の〆の打ち上げでした。
(WST-9-,-10-:衛奕信徑,Wilson Trail Stage-9-,-10-)

↓スタ-ト地点の鶴藪水塘堤防の上。堤防を渡って右手ダム横を行くと直ぐにBBQサイト。その先に八仙嶺方面への登山口がある。これより階段登りの始まりだッ!屏風山はガスの中。    、、、、、長〜い階段をヒィ-ヒィ-ゼィゼィ云いながら登る。

↓途中何回も呼吸を整え更に上を目指す。今日はやたらハイカ-も多い。ニ、三日前から香港の街中は重症性呼吸器症候群(SARS)"非典型肺炎"の流行でマスク族が増えているが、用心深い香港人もさすがに山登りにはマスクは着けてなかった。やがて最初のピ-ク、屏風山の肩下辺りに着いて小休止。真下の鶴藪水塘もガスにボヤケている。               、、、、、ここから緩やか登りの山腹の道を行く。 

↓徐々にまた傾斜がキツクなり段差の高い石段を登り切って平道になった所でWST-9-から外れ、左手の岩ガレ山を目指して登り出す。"南山"へのル-トの筈だ。しかし濃い霧で視界が利かずピ-ク上からル-ト確認の展望も利かない。小休止の後ピ-クの尾根伝いに再度WST-9-、トレ-ルコ-スに戻ってそのまま前進。
          、、、、、間もなく丹竹坑(Tan Chuk Hang)方面への分岐点到着。

↓丹竹坑への分岐点を過ぎるとコ-スは再度緩やかな登り道となり、いよいよ屏風山の尾根道ル-トとなる。ますますガスは濃くなり視界は15m程!以前八仙嶺に行った時のあの素晴らしかった景観を思い出すと今日の天気が恨めしいやら悔しいやら!

↓黄嶺639m頂上にて。小アップダウンを繰り返してここまで登ったのにご覧の様に濃いガスで景色はパ-!それに大変寒い。頂上から南側へ下山する地図上の点線ル-トも確かに有ったが、この霧では少々危険と判断!早々にWST-9-トレ-ルコ-ス通りにピ-クを下りしばらく行くと写真の標識。WST-9-は直進して八仙嶺に向かうが我々はここから左折してガスの中を横山脚(横七古道)方面へ向かう。二番目の標識から鹿頸方面へ、そして最後に横七古道に合流。  、、、ここは既にWST-10-だ!

↓横七古道まで出たら霧も晴れ、樹木が鬱蒼と茂る古道散策。やがて古道の出口付近、三叉路があり直進すると鹿頸へ。我々は左折してWST-10-を行く。途中"尤徳亭"と云う東屋から鹿頸の湿原、中国沙頭角(Sha Tau Kok)の海を遠望する。

↓"尤徳亭"の手前からWST-10-は渓谷にかかる橋を渡り間もなく舗装道路に出て終着。香港島のスタンレ-を起点とするWSTは、ここ南涌で全10ステ-ジ延々78qのコ-スを終わる。今日の我々の歩きはその内のほんのチョッピリ!
        、、、記念写真を撮り草花を眺め"南涌郊遊徑"入口ゲ-ト前を通過。

↓これは珍しい動く植物"オジギソウ"だッ!触ったら葉が閉じる。(閉じたところの写真を撮り損ねた、残念!)日本の田園風景に似たマングロ-ブが生える湿地帯の中の直線道、やがて鹿頸路に到着。ここは沙頭角海の一番奥の入江、ミニバスが来るまで入江に沿った舗装路を歩く。       、、、右手の小島は鴉洲(A Chau)。

↓ミニバスでKCR粉嶺へ、沙田で途中下車して駅ビル内の上海料理店で〆の打ち上げ。店のウェイタ-は肺炎感染防止のマスク使用、しかし持ってきた缶ビ-ルの蓋はゴミだらけ!文句を云ったらそのまま冷蔵庫に戻し別のビ-ルを持ってきた。彼等の衛生観念はいったいどうなってんの?

久しぶりだった八仙嶺方面への登山行、、。惜しむらくは屏風山手前西側の"南山"へ行けなかったこと!天候が良くて視界が利けばル-トももう少しハッキリ展望できた筈だったが、、、。黄嶺から横七古道へ至る道は初めてだったが無難なハイキングコ-ス。横七古道の最後から分岐する鹿頸へのコ-スは過去何度も歩いたが、WST-10の終点、南涌まで歩いたのも今回初めてだった。
コ-ス参考の為に下記↓過去の関連レポ-ト等もご覧下さい。
「主なトレ-ルコ-ス」「八仙嶺」「南涌郊遊徑」「八仙嶺自然教育徑〜横七古道」

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