[2004年7月11日] 八仙嶺自然教育徑〜横七古道
(Pat Sin Leng Nature Trail〜Wang Tsai Trail)

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コ−ス=MTR.九龍塘-(KCR)-大埔嘘-(Bus75K)-大尾篤-八仙嶺自然教育徑-
-横七古道-鹿頸-(MiniBus)-粉嶺-(KCR)-MTR.九龍塘

参考資料=「新界東北部 郊區地図1999年第五版」
   「香港街道地方指南2001年版」

≪全般概要≫
今日は一年八ヶ月ぶりに新界東北部の“八仙嶺自然教育徑”(Pat Sin Leng Nature Trail) 〜“横七古道”(Wang Tsai Trail) を歩く。連日の猛暑続きでキビシィ−山登りをするのは意欲が沸かず、出来るだけ木陰が多く楽な歩きのこのコ−スとした。朝のTV天気予報では晴れ、気温28−32度、湿度84%。今日の参加者は10名。KCR“大埔嘘”(Tai Po Market) からダブルデッカ−で“大尾篤”(Tai Mei Tuk) まで。ここのバス停が今日の出発地点。

左真上の“八仙嶺”を見上げながらバス道路の坂道を“八仙嶺自然教育徑”の入口、管理事務所がある“牛アウ”(Ngau Au) まで。そこからいよいよ山道の始まり、数年前の山火事犠牲者の慰霊碑として建てられ東屋“春風亭”、ここから教育徑はPoint (1) としてスタ−トし石段の登りがPoint (8) 付近まで続き、後は林の中のなだらかな登り坂がPoint (13) の先、“八仙嶺”への登山口近くまで続く。ところがPoint (11) を過ぎた頃、急に雨が降り出したッ! 夕方でもないのに夕立! しかもかなり強い雨! 慌てて傘を差し、濡れながらの登りが続く。そしてやっと“八仙嶺”の最後八つ目“仙姑峯”(Hsien ku Fung) への登山口(WST順行では下山口) に到着。

雨は幸い直ぐに止んでそこからは平道、林道の歩き。この地点からのル−ト名は“八仙嶺自然教育徑”と同時にWST-10-でもあり、“南涌”(Nam Chung)"までがそのトレ−ルコ−スとなる。小さなアップダウン有り、沢あり、の林道を進んで道は徐々に下り坂となりPoint (20) 辺り、“横山脚下村”(Wang Shan Keuk Ha Tsuen) から教育徑を左に外れ、南涌方面へ至る“横七古道”と呼ばれる旧道に入る。一方、教育徑はPoint (20) から最終Point (22)“新娘潭”(Bride's Pool) で終りとなる。

“横七古道”は曲りくねって苔が生えた石の道、廃家の跡など、鬱蒼たる林道が延々と続き、やがて中国“沙頭角”(Sha Tau Kok) が前方に出現する所まで続く。ここから左に折れるとWST-10-の終点"南涌"へ。我々はそのまま直進して“鹿頸”(Luk Keng) までの下り坂。客家の長屋の軒下を通り抜け“鹿頸黄屋”(Luk Keng Wong Uk) のミニバス停に着いて今日の歩きをFinish、約8.5qの歩きでした。最後の仕上げはミニバス停前の茶屋で、、、以前は大した食べ物もない小店だったが、景気が良いのか? 二、三軒の店は改装もされて料理もまぁ〜まぁ〜、格安で結構でした!
(WST-10-:衛奕信徑,Wilson Trail Stage-10-)

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↓“大尾篤”のバス停前、正面は“八仙嶺”! そのままバス道路の“汀角路”(Ting Kok Rd.) を歩き、坂の上まで来ると“八仙嶺自然教育徑”の管理事務所[写真No.04]へ。そこの横の坂道を登るといよいよ教育徑の入口ゲ−ト、そこで元気に記念写真! 早速階段を登って“春風亭”と云う東屋[06]へ。さらに階段は続き、、、間もなく右手後方に見え出した“船灣淡水湖”(Plover Cove Reservoir) の堤防とその向こうは“馬鞍山”(Ma On Shan) [07]。

↓ル−トは徐々に林の中、階段と平道を繰返しながらの登り。所々視界が開け右手に“船灣淡水湖”とその対岸の山並み[09]。石段の段差が高くなり汗を噴出しながらの登りが続く、、、たまらず小休止、、、写真を撮り忘れたが道の左側には教育徑の Point No. 標識が立っていて地図と現在地を確認する事が出来る。Point(8)まで登って来たら右手に“新娘潭路”(Bride's Pool Rd.) へ下る分岐標識[11]、前回2002年11月24日に登って来た地点だ。しばらく平道の後、また登り坂、、、Point (11) を過ぎた頃、急に雨が降ってきた。慌てて雨具を出して、、、かなり強い雨でル−トはたちまち水溜り、、、雨の中で小休止[13]、、、汗と雨でグショグショになりながらやっと登り坂は終り間もなくPoint (13) を通り過ぎ、非常電話がある地点へ。

↓ここはPoint (14) の近く、 “八仙嶺”の最終峰“仙姑峯”への登山口。雨は幸い止んで皆で小休止! ここから先のル−ト名は引き続き“八仙嶺自然教育徑”でもあり、またWST-10でもある。快適な森の中の歩きが続く、、、所々の沢は先ほどの大雨で溢れるような水量、、、少し登った所で視界が開け正面にに中国“沙頭角”(Sha Tau Kok)[17] と、右手には“吊燈籠”(Tiu Tang Lung)[18] が見えてきた。、、、またもや森の中、大きな沢の傍で小休止。

↓間もなくPoint (20)“横山脚下村”[22]。“八仙嶺自然教育徑”とはここでお別れ、我々は左手の“南涌”、“鹿頸”の表示方向、即ち“横七古道”へと進む。昼なお暗き鬱蒼たる森、時々聞こえる鳥のさえずり以外は静まり返る林の中、何だッ? この異様な竹の密集は[28]?、、、、

↓薄気味悪い廃墟と異様な大木、、、昔は誰かが住んで居たんだろうな〜? “横山脚上村”[30] の標識を過ぎ、、、熱帯雨林のジャングルの様な雰囲気の中、苔が生えた石畳[32] を滑らないように歩いて行くと、、、“横山脚南橋”と云う小さな橋、、、竹林トンネルと森の中の歩きが続く、、、

↓密林を抜けたら高台に出て急に視界が開け三叉路地点[36]、ここから左手の登り口は“黄嶺”(Wong Leng) へ至る。この辺り、丘陵地帯の歩きが続く、、、何箇所かある標識を一路“鹿頸”へ向かって歩く、、、間もなく次の“黄嶺”方面へ抜ける標識点[40]を通り過ぎると、、、再度林の中の石畳道路が続く。

↓間もなく“横七古道”も終わりに近づく、、、前方の視界が開けてきた。ル−トは徐々に下り坂、途中の標識[44] から左側へ行くとWST-10のFinish“南涌”へ至る。ここで前方の中国“沙頭角”[46] を眺めながら小休止、、、そして今日の我々の終着点“鹿頸”を目指して下り坂を直進。左手下“南涌”の湿原、田園地帯を見ながら山腹の下り坂道を行く。

↓坂道の最後、階段を下って右手に進み[51]、、、客家の長屋の前[52] を通り抜けると“鹿頸黄屋”のミニバス停に到着。バス停前の茶店に飛び込む、、、以前は貧弱だったが、店内も改装もされてなかなか立派! 料理もOK、ビ−ルも安いッ! 〆てHK$50/人、、、お疲れ様でした〜!

今日はまたもや先週と同じく途中で雨、だから毎度雨具は欠かせない! しかし雨も幸い直ぐに止んで空気が澄みきって、以後は涼しい快適な歩きが出来た。それにしても久しぶりだった“横七古道”、ここはいつ来ても良いね〜! 大好きなコ−スだ!

過去の関連レポ−ト
[2003年12月14日] 八仙嶺(WST順行)
[2003年6月4日] 八仙嶺 (WST逆行)
[2002年11月24日]八仙嶺自然教育徑〜横七古道
[2002年7月21日]新娘潭〜八仙嶺自然教育徑

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