[2006年10月29日] [虫冉]蛇尖〜東龍背
(Nam She Tsim≪英名:Sharp Peak≫〜Tung Lung Bui)

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コ−ス=MTR.鑽石山-(Bus.96R)-黄石-(Boat)-赤徑(沙頭)-大浪凹-
-[虫冉]蛇尖アウ-シャ−プピ−ク-[虫冉]蛇尖アウ-≪ここで二手に別れ≫
⇒≪本隊≫-東龍背-高流灣-(Ferry)-黄石-↓(別動隊と合流)
⇒≪別動隊≫-大浪凹-赤徑(沙頭)-(Boat)-黄石-(Taxi)-西貢

参考資料=「西貢及清水灣 郊區地図1998年第六版」
  「香港街道地方指南2001年版」

≪全般概要≫
今日は我がハイキング会日本支部、Japan-OB/OG会で現在取りまとめ役をやっておられる"H.Tanuma"氏と、"T.Otsuka"さん、"U.Reiko"さん、の主要メンバ−3名を迎えての歓迎ハイキング! 海を眺めながら山登りしたい! と云う日本側リクエストに応えて香港の秀峰“シャ−プピ−ク”『 [虫冉]蛇尖 (Nam She Tsim),≪英名:Sharp Peak≫』 登山。約2年5ヶ月ぶり! 朝のTV天気予報では晴れMax気温29度、湿度73%とありがたい天候! 集合場所のMTR“鑽石山”(Diamond Hill)駅に集まった参加者は日本ゲスト3名以外に、香港で久しぶりに参加した仲間を加えて19名の合計22名。シャ−プピ−クは漢字で[虫冉]蛇尖、難しい名前だが“尖”は岬の先とか尖った箇所を指す意味で、香港の地名では多く使われている。

この山は“西貢東郊野公園”(Sai Kun East Country Park) の中で東北端の半島の真ん中に一際鋭く切っ先を天に向けて立つ山。標高こそ552mのビクトリア・ピ−クよりも低い僅か468mだが、その独特の美しい姿とガレ道の険しい登下山道がハイカ−にも大人気の山。先ずは“鑽石山”からダブルデッカ−96Rで“西貢”(Sai Kung) の東の果ての終点、“黄石”(Wong Shek)まで。今日は連休中日の日曜、大勢のハイカ−達でバスは満員。“黄石”から暴走ヤミボ−トに乗って“赤徑”(Chek Keng) 灣の最奥部、“沙頭”(Sha Tau)まで。“シャ−プピ−ク”定番登山ル−トだ。MHT-2-のダラダラ登り道を“大浪凹”(Tai Long Au) の峠へ。“大浪凹”はMHT-2-のコ−ス上で“赤徑灣”と“大浪灣”(Tai Long wan) に挟まれた半島ド真ん中の峠。

これより北に向かって“シャ−プピ−ク”を目指すコ−スに入る。“ [虫冉]蛇尖[土幼]”(Nam She Au) と呼ばれるピ−ク麓まではなだらかな山の中腹歩き、そこからいきなり急勾配ガレ道のピ−クアタックが始まる。一しきり急坂ガレ道を登ったら尾根へ出るが、今度は岩登りもどきの崖を這い上がって“肩”付近まで。そこからまた最後の急坂ガレ道を這い登って遂に468mの頂上到達! 遠景がホンノ少しガスってはいるが、快晴で素晴らしい景観が待っていた。今日は大半の仲間が初めての“シャ−プピ−ク”! 全員周囲の美観に感激! その後、急峻な崖が切り立つ頂上から眼下のエメラルドグリ−ンの海を見下ろしながらガレ道の恐々下山、途中から右手にトラバ−スして“肩”まで戻り、最後のガレ道を下って元の“ [虫冉]蛇尖アウ”近くまで下山完了!

気温が上昇して暑い! 全員かなりクタビレ加減! そこで当初の予定を変えて22名は二手に別れる事にした。その結果元気な13名が“本隊”として予定どうり“東龍背”(Tung Lung Bui)を経由して半島北端の“高流灣”(Ko Lau Wan)まで向かう事になり、残った9名の“別動隊”は元来た“大浪凹”から“沙頭”に下る事に! 別動隊が“沙頭”に到着したのは午後4時前、僅か7q弱の歩きを約4時間以上もかかった。再度暴走ボ−トに乗って“黄石”まで、そこで本隊の帰りを待つこと約1時間! 10q程も歩いた本隊も5時半、“高流灣”からのフェリ−で無事に到着、全員でタクシ−5台に分乗して“西貢”まで。とにかく暑い一日でした!今年最後の猛暑?   
(注:MHT-2-:Maclehose Trail(麥理浩徑) Stage-2-)

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↓“黄石”から“赤徑灣”名物、暴走ヤミボ−ト!(HK$20/人)【写真No.01、02】に乗ってあっと云う間に“沙頭”まで、その埠頭で全員集合写真【03】。突堤を渡り右手へ【04】、入り江の横からその先の堰堤、左手の階段を登るとMHT-2-の舗装小道に合流する。昔はこんなに舗装されてなかったダラダラ坂を登り出す【06】。なだらかな木陰の坂道だが既に汗!、、、途中に立つ⇒“標距柱”(Distance Post)、M041【07】、と云うことは毎年11月恒例の ⇒MHT.100qトレ−ルの始点からここまで20.5qと云う事!

↓今日は暑い! ダラダラ坂だけど汗ビッショリになって“大浪凹”の峠へ到着【08】。ここはMHT-2-の重要ポイント、今日も大勢のハイカ−達。そして、MHTを外れていよいよ北側の丘を目指して出発【09、10】。階段補強か?板が立った階段は登り難い、、、一しきり登り切った丘の上で小休止。ポ−をとる"H.Tanuma"氏【11】。北東方面、目指す“シャ−プピ−ク”の勇姿!【12】。天に向いたその鋭い切っ先、雄大な脊梁をバックに全員ショット!【13】。全く絵になるな〜! この辺り、山裾の平坦道を進む、、、

↓徐々に目前に迫り来るシャ−プピ−クの威容! この美観、もったいないのでもう一発【15】。間もなく“ [虫冉]蛇尖アウ”と呼ばれるピ−ク麓へ至る【16】。さぁ−、いよいよアタック開始!【17】 先ずは最初の尾根を目指してガレ道登り、、、ヒィ−ヒィ−ハァ−ハァ−(汗)、、、やっと登り着いた最初の尾根【20】。ここで小休止。正面には更に急傾斜の斜面が待っている。その斜面の下手前、右手の迂回コ−ス【21】を数人が行き、

↓残りのメンバ−は斜面を直登!【22】。 傾斜面の迂回コ−スを行く面々【23、24】、そして二番目のピ−クで合流【25】。ここから眺めた東南側“大灣”(Tai Wan) と“望魚角”(Mong Yue Kok) の岬、その先が“咸田灣”(Ham Tin Wan)【26】。その左、東には“東灣山”(Tung Wan Shan) 298m、そして“東灣”(Tung Wan) のビ−チ【27】。これより左手に見上げた“シャ−プピ−ク”を目指して【28】、、、

↓ガレ道急坂を登り、、、そして頂上直下の“肩”【30、31】。これより最後のアタックだッ!【32】、この崖はさすがに両手を使わないと登れない! 険しいガレ道這い登り、、、ヒィ−ヒィ−ハァ−ハァ−ゼィゼィ!(汗)、、、そして遂にシャ−プピ−ク頂上468mに立った! それにしても暑い! 温度計は36度!? 北側“[虫冉]蛇尖灣”(Nam Sha Wan) の紺碧の海【33】、帰路はあの半島の先まで行くのだッ! 東側“米粉頂”(Mai Fan Teng)とその先“東灣山”【34】。右手に先程と同じく手前から“大灣”、“望魚角”の岬、“咸田灣”【35】。因みに“東灣”、“大灣”、“咸田灣”をまとめて全体の海を“大浪灣”と云います!

↓周囲の素晴らしい景観を満喫したら記念写真一発!【36】、そして下山開始。東側、岩の間の急坂ガレ道、眼下のエメラルドグリ−ンの海【37、38】を見下ろしながら恐る恐る下って行く。最初の急勾配を下り終えた所から右手のトラバ−スコ−スに入る【40】。因みに真っ直ぐに行くと“米粉頂”への尾根道。すすき野の迂回路、、、振り返れば【42】

↓ピ−ク真下の迂回路を行って“肩”まで戻った!【44】。この下から再度右折【45】、歩き難い急斜面のガレ道を横断【46】。しかし直登コ−スを下るよりラクチン!、、、やっと最初のピ−クまで降り立った、ここでもう一度Japan三羽烏の記念撮影【47】。いよいよ最後のガレ道下り、、、滑り易いガレ道でレディ−を優しくサポ−トする"T.Otsuka"さん!【49】

↓長〜いガレ道下りもやっと終わって“ [虫冉]蛇尖アウ”近くの小広場に到着。ここで小休止、全身汗ダク、いささかクタビレ加減なのでここで提案! 元気組み本隊は予定のコ−スを、そして別動隊は元のコ−スを戻る! 結果は本隊が12名【52】ともう一人加わって計13名! 先ず本隊が勇躍出発、、、“ [虫冉]蛇尖アウ”から東側の尾根へ、稜線を登る本隊一行【53】。残った9名の別動隊はユックリ、ノンビリと元来た道を戻って【55】、、、MHT-2-の“大浪凹”へ到着【56】

↓そのまま右手のMHT-2-を下って【57】、、正面の海は“赤徑灣”の最奥部【58】、、朝登って来た時には息切れした舗装小道の下り坂、、、下って、下って、下り切った所から右折階段を経て堰堤【60】を渡ると逆光の“赤徑灣”入り江【61】、そして“沙頭”の埠頭【62】へ戻って来たら今度はオバチャン操縦のヤミボ−ト!【63】

↓と、突然海のど真ん中で停止【64】、スワッ! サツ (水上警察) の手入れか? と思いきや? しばらく周囲の様子を伺っていた暴走オバチャン? 定員オ−バ−のお咎めを避けて湾の真ん中にある浮き桟橋でボ−トを乗り換えさせられた!(汗)。無事に“黄石”まで戻り、埠頭近くのBBQサイトで約1時間本隊の帰りを待つ、、、と、突然人間慣れした野牛一頭、暴徒と化してBBQ最中の若者達の中に突っ込み、エサを求めて大暴れ!【65】、、、午後5時半、本隊13名が到着!  タクシ−5台に分乗して“西貢”まで。いつもの海鮮屋にて最後の打上げ会でした。いやぁ〜今日は暑かった! 皆さん、大変お疲れ様でした〜! カンパ〜〜イ!

10月末と云うのにとにかく暑かった! 日本からのゲストもこの暑さにはビックリしたのでは? シャ−プピ−ク頂上での気温36度! しかし湿度が低かったので真夏の36度とはゼンゼン違う。幸い好天に恵まれ日本のゲストも香港の秀峰を堪能できたようでメデタシ、メデタシ!

Photo & Report by I.Sachiko
  (本隊、I.Sachikoさんの“東龍背”レポ−トもご覧下さい!)
Photo & Report by H.Tanuma
  (Japan-OB/OG会、H.Tanumaさんのレポ−トもご覧下さい!)
Photo by B.Eiji
  (本隊リ−ダ−の“東龍背”フォトアルバムもご覧下さい!)

過去の関連レポ−ト!
[2004年10月24日] 東龍背
  (シャ−プピ−クを除くと今回本隊が歩いたコ−スと同じです!)
[2004年5月23日] [虫冉]蛇尖 (Nam She Tsim)
  (今回とはシャ−プピ−クからの下山路が違います!)

『ゆっくりのんびりマイペ−ス!各自自己責任で自由参加のハイキング!』
『“光頭老のハイキング”が≪お好きな人は≫いつでも御参加下さい!』
『ハイキング後の打上げ食事会に参加、不参加は自由ですよ!』 
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