[2004年10月24日] 東龍背

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コ−ス=MTR.鑽石山-(Bus96R)-黄石-(Boat)-沙頭-大浪凹-Nam She Au-
-東龍背-高流灣-(Ferry)-黄石-(Bus94)-西貢-(Mini Bus)-MTR.坑口

参考資料=「西貢及清水灣 郊區地図1998年第六版」
  「香港街道地方指南2001年版」

≪全般概要≫
一昨日、休日のラマ島行きに続いて一日おいた今日の日曜は昨年3月に一度行ったキリの“東龍背”。ここは“西貢東郊野公園”(Sai Kung East Country Park)、“シャ−プピ−ク”の直ぐ西側、麓の“Nam She Au”と呼ばれる所から北側の半島突端へ向かうコ−ス 途上にある222mの ピ−クを中心としてなだらかなスロ−プが延々と続く尾根。前回は曇天でその素晴らしい景観を楽しめなかったが今日の天気は幸い気温27度、湿度73%の晴れ。集まった仲間は計11名。

集合場所のMTR.“鑽石山”(Diamond Hill) 駅構内にあるバスタ−ミナルからダブルデッカ−に乗って約1時間、終点の“黄石”(Wong Shek)へ。そこからヤミボ−トに乗って“赤徑”(Chek Keng) 灣の最奥部、“沙頭”(Sha Tau)まで渡り、そこから“大浪凹”(Tai Long Au) の峠まで登る。ここはMHT-2のコ−スで“赤徑灣”と“大浪灣”(Tai Long Wan) に挟まれた半島ド真ん中の峠。これより北に向かって“シャ−プピ−ク”方面を目指すコ−スに入る。“シャ−プピ−ク”の麓、“Nam She Au”まではなだらかな山の中腹歩き。そこから左(西側) に向かって最初の峠までの登り。その後は一旦谷部まで下って再度の登り、このピ−クが“東龍背”222mだ。

後はなだらかなスロ−プが続く雄大で快適な高原の歩き、右手の“[虫冉]蛇灣”(Nam She Wan)、左手の“赤徑灣”、素晴らしい眺めを交互に楽しみながら北進! やがて前方に広がる大海原が見えた頃右折、右手先方にガレ道が頂上まで続く小山の方向に向かって下山ル−トに入る。潅木の細道を下り切った最後は前回と同じく整地中らしい土道に降り立った。その土道を左手に進んで途中の沢の手前から左折、林を抜けたら直ぐに“蚕家灣”(Tan Ka Wan) の海岸、海沿いの舗装された小道の最後が半島北端の“高流灣”(Ko Lau Wan)。グッドタイミングで来たフェリ−に乗って“黄石”まで戻る。約8qの道のり、“黄石”から再びダブルデッカ−に乗って“西貢”(Sai Kung) まで。いつもの海鮮屋で最後の〆でした。
(注:MHT-2-:Maclehose Trail (麥理浩徑) Stage-2-)

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↓これが“黄石”名物ヤミボ−ト[写真No.01]。一人20ドルでネゴ成立、って云うか最近の相場。暴走カミナリ族ボ−トは水煙を上げて“赤徑灣”をブッとばす! すぐに灣の奥の“沙頭”に着いて埠頭で記念写真一発![03]。入り江の脇の細道を進んで左手、直ぐに登り出す御馴染みMHT-2-逆行コ−ス[05]。“大浪凹”の峠まで登ったら既に汗ビッショリ! ここで小休止[07]、相変わらずここはハイカ−達が大勢!

↓小休止の後、いよいよ“シャ−プピ−ク”を目指して左手(北側) の土手を登りだす。整地中の階段を登ったら忽然と現れた“シャ−プピ−ク”の威容![11]。右手先方はガスに霞む“大浪灣”[12]。なだらかな山腹の曲りくねった道を行くにつれ近づく“シャ−プピ−ク”は全く“絵”になる光景だッ![13]。写真では見難いが大勢のハイカ−達があのガレ坂道に取り付いている! 

↓中腹歩きの終り近く、“Nam She Au”の分岐点付近から見上げた山頂直下の西側岩壁も凄い![15]。この分岐点から左折、左手の峠を目指して登りだす[16]〜[19]、、、右真横の“シャ−プピ−ク”のガレ坂には小さくハイカ−達の姿が見えるが、こちらを歩くのは我々だけ、、、そして峠の上に到着。正面北側真下は“[虫冉]蛇灣”

↓この峠でしばしの小休止、涼風が心地よい! コ−スはここから一旦下り坂、荒れた道の下り坂が続く[24]、前面のル−トの先、あの峠が“東龍背”だッ!、、、谷間近くは潅木の波[26]、谷部[27] から再度の登りが始まる、、、

↓間もなく全員“東龍背”222m に到着[29]、、、ここから眺めた“[虫冉]蛇灣”[30] と“シャ−プピ−ク”[31]、、、シャ−プを背にしながら小休止と記念写真[33]。これより半島中央部の高原尾根歩きの始まりだ! 右手真下には紺碧エメラルドグリ−ンの“[虫冉]蛇灣”のビ−チ[35]。

↓心地よい風に吹かれながら高原の歩きが続く、、、左手(西側) には“赤徑灣”とガスに霞む対岸の山々[36]、そして右手を見れば“[虫冉]蛇灣”から北側に続く半島突端のビ−チとその向こうの大海原[37]、、、この界隈の歩きが今日のメインコ−ス。ゆるやかなスロ−プが続き、コ−スは半島のほぼ中央部を北に向かって走っている、、、徐々に近づく半島の端、、、遥か前方“大灘海峡”(Tai Tan Hoi Hap) の向こう右端の小山は“灣仔”(Wan Tsai)[42]。

↓そして真正面に海が見え始めたこの地点[43] から我々はコ−スを右折、いよいよ下山コ−スとなる。右手後方の“シャ−プピ−ク”を見ながら、、、ガレ道が頂上まで続く正面の小山の方向[46] に向かって下って行く、、、途中左手に見えた“蚕家灣”[47]、、、荒れ道の下りが続く、正面の小山[49] 経由で半島北端の最終目的地“高流灣”まで行ってみようかな〜、と考えたが?

↓谷部に近づくにつれ増える潅木、、、遠ざかる“シャ−プピ−ク”[52]、、、そして最後に降り立った整地途中のような土道[53]、ここを左側(北側) に向かって歩き出す。しばらく行ったら思い出した、前回水道管が通る沢がある箇所、今回はそこを越えずに手前を左折、林の中の道を下る[54]、、、直ぐに海岸近く[55]。

↓数軒の民家の脇を通り抜けたら“蚕家灣”[57]。この後海岸プロムナ−ド紛いの舗装小道が延々と終点の“高流灣”まで続く[58]、[59]、、、やがて見えてきました半島最突端の“高流灣”波止場[60]、、、さらに何とッ! 帰りのフェリ−がまるで我々を迎えに来たようなグッドタイミング! このフェリ−は“塔門洲”〜“高流灣”〜“黄石”を約1時間毎に往復している。早速乗って、さて料金は幾らだっけ?、、そう“黄石”までHK$12/人だった。と、なると往きがけに乗った暴走ヤミボ−トHK$20/人はまぁまぁ妥当なところか、断然早いしね! 

↓“黄石”から再びダブルデッカ−に乗って“西貢”(Sai Kung) へ。いつもの海鮮屋で最後の〆、この店は味もまぁ旨くて良い店だが、ビ−ルが少々高いのが難点、サンミゲル瓶をHK$33 とホザいたから、HK$26 まで値切ったッ! 俺たちゃ−観光客じゃねぇぞ−、ってね!

今日はラクチン歩き、あまり知られていないコ−スのせいか? “シャ−プピ−ク”は沢山のハイカ−が登っていたがこちらは人ッ子一人いない静かなもの! 前回とは違って天候にも恵まれ素晴らしい景観を静かに楽しむ事ができた。香港人ハイカ−の悪口は言いたくないが、彼らが歩きながらラジオをガンガン鳴らすのは勘弁してもらいたいものだッ!
過去の関連レポ−ト
[2003年3月2日] [虫冉]蛇尖 (Sharp Peak)

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