[2003年10月19日] 龜頭嶺 (Kwai Tau Leng)
≪南涌郊遊徑(Nam Chung Country Trail≫

《このペ-ジの写真は既に抹消しました。》

コ−ス=九龍塘-(KCR)-粉嶺-(MiniBus)-南涌-南涌郊遊徑
≪老龍田-龜頭嶺-平頂[土幻]≫-新屋仔-丹竹坑-(Taxi)-KCR粉嶺

参考資料=「新界東北部 郊區地図1999年第五版」
   「香港街道地方指南2001年版」

≪全般概要≫
今日は“龜頭嶺 (Kwai Tau Leng)”標高486m、と云う何だか思わせぶり、意味深な珍名山! 実は昨年8月に一度挑戦したが、ル−トがあやふやで更に夏の生い茂ったブッシュに阻まれて登頂失敗! 今回はこのリベンジ登山だッ! 場所は新界東北部の“八仙嶺郊野公園 (Pat Sin Leng Country Park)の中、八仙嶺の北側を走る“南涌郊遊徑 (Nam Chung Country Trail)”と云うハイキングコ−スから外れた箇所にある山。天候晴れ、気温29度湿度75%。参加者は山の名前が名前なので多分女性の参加者が多いだろうと思いきや?集合場所に集まったのは何とッ! 男だけ僅か4名! 毎回仲間達に前もって連絡している予定コ−スで、今回は特に女性の多数参加を呼びかけていたのに、山の名前を見てやはり女性は躊躇?恥ずかしかったのかな〜?

KCR“粉嶺(Fan Ling)”駅前から“鹿頸(Luk Keng)”行きのミニバスに乗り、終点手前の“南涌(Nam Chung)”で下車。しばらくマングロ-ブが生える湿地帯の中を真っ直ぐ伸びる舗装路を歩くと右手に“南涌郊遊徑”の入口。そのまま直進するとWST-10-の最終ポイント。我々はこの郊遊徑入口ゲ−トからスタ−ト。なだらかな石段を登って行くと大きな沢に出る。ここから又沢沿いの登り階段が続く。さらに二番目の沢を横断した辺りから今度は急勾配の石段が続き、最初の尾根に辿り着く。ここから更に上のピ−クまで急な石段を登り切ってやっと最後の尾根に到着、ほぼ海抜400mほどの地点だ。昨年8月はこの先から前方右手上の“龜頭嶺”を目指したが、ブッシュに阻まれ中途断念。中国国境の町“沙頭角(Sha Tau Kok)の展望、“八仙嶺”の山並み、そして今日の目的“龜頭嶺”を右前方に見上げながらしばらく山裾のなだらか下り。昨年この下り途中で見つけた頂上への目印の布切れは? 今日は見つからない!下り道の階段途中、ちょうど“龜頭嶺”の真横辺りまで来た時、見当をつけて頂上アタック開始!

人が歩いた跡もない箇所、ヒザ程の高さの潅木ブッシュを掻き分けて急坂を登る。やっとヤブ漕ぎ登りを脱出したら今度は石ころと砂利のガレ道、そしてとうとう“カリ”に、いや“肩”まで登りついて直ぐに486mの“龜頭の先”に到達した。感激!! しばし風景を楽しみ同じ道を下山、元の郊遊徑に出て更に下っていくと“平頂[土幻](Ping Teng Au)”の高原。ここは“八仙嶺”へ至る“屏風山(Ping Fung Shan)”への登り口でもある。我々はそのまま郊遊徑を進む。高原歩きが終わると今度は長〜い階段下りが“新屋仔(San Uk Tsai)”まで続く。最後は“新屋仔”の郊遊徑終点ゲ−トを潜って“丹竹坑(Tan Chuk Hang)”の田園地帯の村落を抜けた所で今日の歩きのFinish、ト−タル6Kmそこそこの歩きでした。   そこからタクシ−を拾い“粉嶺”まで戻って打ち上げ!
(WST-10-:衛奕信徑,Wilson Trail Stage-10-)

↓“南涌”のミニバス停前の標識。ここから畑の中の直線道路を行く。右側にはマングロ−ブの生える湿地帯。舗装路が終わった辺り右手に“南涌郊遊徑”の入口ゲ−ト、ここで記念写真一発! さぁ〜階段登りの始まりだ! ご覧のような石段が続く。
ふと後ろを振り向くと田園の中の小さな丘と遥か彼方に中国“沙頭角”の街並み。 

↓一しきり階段を登ったら林の中の小道、やがて大きな沢に着いて小休止。汗をかいた後の沢の冷たい水にホッとする。ここから階段の傾斜は少しきつくなって右手の沢に沿って更に上へ上へと登っていく。小鳥のさえずりを聞きながら登って行き、再度沢を横断して道は続く。この辺りが“老龍田(Lo Lung Tin)”と呼ばれる個所らしい!

↓この辺りから階段はますます急勾配となり苦しい登りが続く。階段途中の木陰で一休み、後ろには先ほどの麓の丘とガスに霞んだ“沙頭角”が遥か下の方に! 階段登りは続きやっと最初の尾根に辿り着く。そこから更に急階段を登って最後の尾根に到着した。  、、、、、ここで初めて顔を出した“龜頭嶺”! どこが"亀頭"なんだろう? 

↓今日一番の苦しい階段登りを終えて小休止! 南側の山塊は“八仙嶺”。ここから郊遊徑コ-スは右手の山麓を行くなだらか下り坂、前回の失敗を反省して今日は慎重に“龜頭嶺”への登頂ル−トを探しながら歩くが、ハテ?、、、かなり下った所、右側真横に“龜頭嶺”を見上げる位置、下り階段途中から右手に入れそうだッ! 真上の岩までブッシュが生えるヤブ漕ぎ、必死に這いつくばりながら登る! “カリ”否肩まで登るとヤブも終わって最後の“龜頭の先”を目指す!
      、、、、、後ろには“平頂[土幻]”から“屏風山”へ山腹を這い登るル−ト。

↓そして遂に標高486m“龜頭の先”に到達! 何とッ! こんな先っちょまで“毛”否ススキが生えていた。今日はHAZYがかった天気、遠望がガスできかない。微かに“丹竹坑”方面の街並みと雄大な“屏風山”の山塊! 珍しい紫の花を見ながら下山開始、登りでは気付かなかったが下りでは微かに"わだち"、草の倒れでル−トが解る。

↓元の郊遊徑に戻って前進! 返り見た“龜頭嶺”! 間もなく“平頂[土幻]”に到着。標識傍の小広場で一休み、後ろには先ほど頂上から見えた“屏風山”へのル−ト。広々とした高原のルンルン歩きがしばらく続く。間もなく前方左手に“丹竹坑”が、、。

↓林を抜け長〜い階段下りが続く。“丹竹坑”の田園風景が広がってきた。振り返って今まで歩いてきた山並みを望む! 間もなく“南涌郊遊徑”の終点ゲ−ト到着。小休止と記念写真撮影の後“新屋仔”の村落を抜けてミニバス乗り場に向う一行。

↓ここで幸い来合わせたタクシ−で一路“粉嶺”へ直行! KCR“粉嶺”駅近くのB級グルメ店にて今日の打上げでした。それにしても今日のようなオジサン達だけでの山歩きは最近では初めて! やはり若い女、否オバサンでも良いから女性が参加してくれないと、男だけでは何だか侘しいな〜(涙)!

香港には下記の様に珍名山が多い。その中で今回の“龜頭嶺”が何と云っても珍名NO.1だろう!今回、これで香港6大珍名山全て制覇しました。
(1)大蛇がでるのか?⇒[2002年7月14日]大蛇頂
(2)俺には皮肉っぽい⇒[2002年9月29日]老人山
(3)狐が一匹?⇒[2002年10月1日]西灣山〜獨狐山
(4)大きな蚊?蚊が多いのか?⇒[2002年11月17日]大蚊山
(5)ババァ−は女と決まってるのに⇒[2002年12月15日]女婆山
(6)そして前回、根元の"毛"に阻まれ登頂を断念した“龜頭嶺”
⇒[2002年8月25日]南涌郊遊徑

写真集TOP 履歴INDEX 主トレ-ル
コ-ス
標高
ランキング