ORCAスレの人達へ

某社の特損が私の退職金だとか言ってるようなんで。

私は某社からは、

1円の退職金ももらってません

よ。それどころか、出資金(450万ほど)すら返してもらってないし。あ、それにモジュラージャックをかしめるペンチも返してもらってねーや。あれ高い奴(当時3万くらいした)なのに。

元々が、「株は放棄するから出資金返せ」と言ったら、「債務超過状態にあるので無理。だけど同額を退職金として払ってやる」という話になった。まー、形式は何でもいいから「株放棄」と「出資金」が一致していれば良いので、それでOKした。

ところが、退職直前にやっていた仕事の客が、金を払わない(800万ほど)し、キャッシュフローも厳しい時だったから、「その金が回収できたら払う」ということになった。会社の仕事でやったんだから、会社の損失なわけだが、なぜだか私の退職金とリンクされてしまったわけだ。「その当時」はまだ役員だったから、「それもしょうがないな」と念書に捺印してしまった。辞めた後には「しまった」と思ったのだけど、「内側」にいる時にはそんなことには気がつかないものなんだなと学習した。

で、まーその仕事は結構いろんな意味で厄介な仕事だったので、某社は回収の努力なんかしない。回収できたところで、会社にとっては大して残らない上に、社内でメンテ出来ない仕事を「納品」してしまうと、面倒なだけだ。回収できないから、私への退職金は払われない。本来それはB/S上では「未収金」と「未払金」になってないとおかしいのだけど、どうやら「なかったこと」にしたいらしく、B/S上には出て来てない。

お陰で、

株は放棄させられたが、出資金は返って来てない

状態だ。客観的にも私の主観的にも、「騙し取られた」ような気がするのだけど、あの会社にとっては「合法的手続きの結果」らしい。念書書いてるしね。

今の会社を作る時には、その金を資本金に回したり、作る前には1ヶ月やそこらは休息しようと思っていたのだが、そういったことはまるで出来なかった。だって、食うための準備しなきゃならないんだから。

さらに、私は平成17年度決算しか情報を持ってないから、「どうせ債務超過の株なんていらねーよ」と思ってハイハイと株を放棄してる。そりゃ売ることの出来ない株持っててもしょうがないし。だから、いろいろ無駄ゴネはしなかったのだけど、その当時から既にいくつかの業務提携とか準備していたわけだから、言ってみれば「逆インサイダー」状態で株を放棄させられたことになる。

まー、そんなわけで

無一文で放り出された

わけよ。

複数の弁護士に相談したら、「あなたの会社への貢献から見れば、450万だって安いでしょう。それで請求したらどうですか」ということも言われたのだけど、まぁこれは「貢献もあるけど損失もあるからねぇ」ということで、「それ以上」が欲しいとは思わない。他方、いくら私が損失を出しているからと言って、それが退職金の減額やら交換条件にされたりするというのも、いかがなものかと思う。現役員が欠損に自腹切ってたりしないわけだし。

あと、退職の理由が「私がセクハラしたから」とゆーことになっている人達もいるようで、ついでだから書いておく。これは正確に言えば、「私がセクハラしたことを退職理由にしたい人」が、言いふらして回っただけだ。

相手があることなのであまり細かく書かないのだが、真相は

  1. あるコミュニティ関係の女の子が応募して来た
  2. 書類見る限りあまり食指が動かなかったので、「蹴ったら?」と答えた
  3. 「でもコミュニティ関係で、社員にも知り合いいるし」とのことで、「とりあえず面接する」ことになった
  4. 会ってみたら意外にいい子だった
  5. ところが、「予定通り」蹴るということに
  6. それはあんまりで酷いしもったいないことだと思い、本人に個人的に謝罪メール
  7. 返事が来たのでそれなりに返事(「この業界にモチベーションあるなら、他を紹介しましょうか?」的)
  8. その返事で本人困ってしまい、知り合いの社員に相談
  9. 役員会でそれを「応募者へのセクハラ」ということで問題視

ということ。まぁ余分に気をつかってしまった私が立場を考えないでメールしたという点では、責められてもしょうがないけれど、「セクハラ」の類では一切ないし、「守秘」に関することも破ってはいない。仮に「セクハラ」の意図があったにしても、「社員と関わりがある人」にそんなメールしたら、それだけよけいに厄介なことになる危険性があるんだから、いくら何でもそんな危ないことはするわけがない。

実は、そんな事件があろうとなかろうと、今年の5月くらいには退職しようと思っていた。理由はいろいろあるのだけど、ポジティブな理由だけ書いておくと、

  • 「自分の仕事」がしたかった
  • ちょうどいい具合に仕事を思いついて、ビジネスモデル設計とかやったのだけど、自社のビジネスには合わない
  • 社会人として折り返し点でもあるので、後継者を作りたかった

ということ。とは言え、次に踏み出すには「今の安定」ってのは魅力的でもあるし、会社もそこそこ回っているのでなかなか辞めることが出来ない。自分も難しいし、周囲も許してくれない。好んで背水の陣なんて敷くのもいかがなものか。

ところが幸いなことに、社長が私を消したいと思っていることが露顕する事件が起きてくれた。件の事件の後に「役員降りて顧問とゆーことに」と言われたので、それはちょうどいい「チャンス」だった。だから、即答で「じゃ、俺辞めるわ」と答えたわけ。辞めたい自分と、消したい社長で、「需要と供給の一致」があったわけだ(違

そんなわけで、別にキレて辞めたわけじゃない。むしろ、「チャンスの神は前髪しかないから急いでつかんだ」つもり。勢いって大事だしね。とは言え、そういった事件の結果でもあるし、退職金のこともあるから「良い関係」は全くない。むしろ「黒歴史」にしたいくらいだ。

「思いついた仕事」が何であったかは、追い追いわかることでしょう。

最後にちょっとあの会社を弁護しておくと、確かに単年度(平成18年度)でB/Sを見ると「これはひどい財務状態ですね」にしか見えないのだが、平成17年度を見るともっと酷いことがわかる。それと比べれば、「大幅に改善した」と言っても良い。実際、平成17年度は酷かったから、そのことを思えば慶賀の至りだ。

PS.

退職して1年過ぎたら、もっといろいろ暴露してやろうと思っている。私だって自分が築き育てた会社の悪口を言うのは楽しくないがね。