ギークビルの諸々が大詰めになっているので、明日はみんなで昼飯だ。ギークビルの詳細については、また後日。
最近は社員の昼飯を作っているので、ついでにみんなで食えるようにカレーにした。あまり手間も金もかけたくないので、簡単に。でも、やっぱりちゃんとしたものを作りたい。
私が最初に料理の本を買ったのは、ホルトハウス房子さんの「カレーの秘伝」だった。これには、手間のかかるカレーも書かれているけれど、サクっと作れる簡単カレーも出ていた。そのレシピなんて覚えちゃいないけど、「基本を忠実に押えれば簡単なもの」ということだけ覚えている。
また、件の本では市販ルーがdisられていた。安全性が云々という類の話ではなく、要するに「おいしくない」ということ。カレーの本質は風味にあるのに、それがマイルド過ぎると。それ以来、私はカレーを作る時には市販ルーは使わないことにしている、つーかその前までマトモなカレーを作ったことがないので、正直市販ルーを使ったカレーの作り方をよく知らない。
ということで、簡単においしく。今回は「挽肉カレー」ということで手順を書くが、応用はいくらでも出来る。
カレーで一番面倒臭いのは、「タマネギのミジン切り」だ。これがカレーを作る工数の8割以上と言ってもいい。これをしっかりやると良いらしいのだけど、面倒臭い。まぁだから市販ルーに走るんだろうが。
ここで私は一気に手を抜くことにした。それは、
ミキサーでジュースにしてしまう
ということだ。
本当はミジンに切る時には汁を出さない方が良いとされているのだけど、なんせ面倒臭い。それにまぁどうせ炒めてルーにする時には全体にグズグズにすることになるので、あまり気にすることはない。だから、ミキサーで一気に細かくしてしまう。これで工数が一気に8割減。生産性は5倍だ。
さらに、このタマネギジュースに
味噌
を入れてしまう。味噌は何が良いかと言えば、細かい味つけが一気に手抜きが出来て、おまけにおいしくなる。「1晩熟成したカレー」の味が一瞬で出来るのだ。まぁ量は適当に。タマネギも適当に。この辺、多少どうなっても平気だ。味噌が多いと当然辛くなるけれど、それは塩の加え方やら薄め方でいくらでも小細工が出来る。タマネギは「多いほど旨い」と言っても過言ではないので、多少多くても平気だ。まぁいろんなことから制限を受けるので、「1個くらい」でいい。
次に肉を炒める。時間を節約するにはミンチだ。これにカレー粉を混ぜ込みながら炒める。もちろん多少塩は入れるといい。肉に塩を加えないと、どうもスカスカな味になる。
カレー粉も適量があるのだけど、どうせ多くても辛いだけだし、この辛さは塩の辛さとは違って、多少辛くても我慢出来るから適当に。ただ、あまり「色」で決めない方がいい。
カレー粉を上手に使うには「油脂で炒める」ことだ。こうすれば香りが立つし、味もマイルドになる。炒めないで使うと、粉っぽくなったり苦くなったりしがちだ。この手のカレーの時には、肉と一緒に炒めるのがいい。ちゃんとした手順でやる時には、タマネギジュースを炒める時に炒めるのがいい。
ミンチはどうせ安いものなので、脂が多い。だから、特に脂を入れなくても、テフロンのフライパンなら問題ないどころか脂が余るくらいになる。
肉を適当に炒めたら、タマネギジュースを入れて、さらに炒める。炒めていると、粘度が変化して、いきなりねっとりした感じになるので、これが火の通った合図だ。ここでもっと炒めれば、より香ばしくなる。あまりやっても焦げたり肉がパサパサになったりするので、程々に。
そうやっていると、いかに挽肉カレーとは言え汁気が少なくなって来ると思う。そこでここにトマトジュースを入れる。量はこれも適当。目安は特にないけど、「水分補給」程度に思っておくといい。こうすると色に赤みがついて、より高級感が出て来る(笑)。「トマトジュース」は別に「野菜ジュース」でも問題ない。その方がいいかも。
後は適当に火を通したら出来上がり。あれば「ガラムマサラ」なんぞを入れるともっと本格的になる。とは言え、しょせんインスタントなんで、あまり手を加えてもバランスがねぇ。
この手抜きのポイントは、
- タマネギはジュースを作ることでミジン切りの代用にする
- 味の深みは「味噌」を使う
- カレー粉は炒めて使う
ということ。
ここをスタートポイントとして、あとは野菜増やしてみたり、肉を変化させたり、味噌の他にいろいろ入れてみたりするといい。市販ルーなんてなくても、カレー粉があれば簡単にカレーが出来る。次のステップとして、「カレー粉」の部分を自作してみるのも楽しい。
めちゃ旨そうなんで、やってみようかと思うのですが、
カレー粉
というのは、
http://www.sbotodoke.com/app/catalog/goods?gdsid=86220
のような、調合済みのカレー用スパイスの事ですか?
#家では、市販の固形カレールーの事を「カレー粉」と呼んでいるので^^;;
まんまそれです。
そのでっかい缶をハナマサで買って来てあるのです。
カレー作った。
あんなに濃くの有るしっかりしたカレー食べたの初めてだ。
おごちゃん、ありがとう。