会社で飯を出すのは簡単じゃない

弊社の待遇は給料以外はGoogle並の待遇だ。

「20%ルール」なんて関係なしで、仕事さえやってりゃ何もグダグダ言わない。てーか、事務所がマトモじゃないから、「仕事は家でやって来てね」ってことで、いろいろ管理のしようがないからなんだけど。まぁ事務所が出来ても、その辺のことはあまり変える気はない。なんでもアリのフリーダム。要は仕事出来りゃいいんだよ。

それはいいんだが、社員が昼までに出勤した日には(しない日もあるのだ)、昼飯は食わせるようにしている。この辺もGoogle並でしょw

問題はこの飯だ。

今のところ、この「昼飯」はみんな私の自腹だ。給料あまり出してないから、せめて会社に出て来て飯くらいは食えるようにしておこうと思って、あまり深く考えないで昼飯はおごるということに決めた。まぁ今のところ人数が少ないから別に大した問題じゃない。会社で飯を食えるってのは、面倒なことを1つ考えないで済むということなんで、いろいろプラスだろうと思う。

Googleもやってるしね

とは言え、これは人数が少ないから出来ることであって、社員20人とかになったら、なかなか自腹でおごりなんて出来ない。1人500円としても毎日1万円おごりなんて、そりゃとんでもないわ。とは言え、「会社で昼飯が出る」ってのはやっぱりいいことだろうと思って何とかしたいなーと思っているわけ。

実は私が監査役やってる悪太郎の会社では、福利厚生として「無料コンビニ」というのがある。会社の一角にスペースを設けて、おやつだの簡単な雑貨だのが並んでいて、なんと

全部無料

なのだ。どういったカラクリかと言えば、福利厚生費から出しているということ。従業員みんなが公平に恩恵にあずかれるようなサービスは、福利厚生費が使える。こうしておけば、夕方になって「誰がコンビニに飯を買いに行くか」みたいことで悩まないで済む。費用対効果を考えると、実にいいことだと思う。

ということで、うちで出す「昼飯」も同じことが出来ないかなと思い、税理士に聞いてみた。みんなに公平に出してりゃ福利厚生費でいーだろーと。

ところが、

「昼食はダメです」

とのこと。晩飯については「残業食」ということで支出が認められているのだけど、昼飯に関してはそれは認められないということだそうだ。だから、昼飯を会社から出すと、それは給与の一部とみなされて、課税されるということだそうだ。まぁ実務的にはいろいろあるんだろうけど、原則的にはこうなるのだそうだ。

だから、Googleのように会社で三食飯を出すというのは、何のことはない従業員が自分で金を払って社食で飯を食っているのと同じにしかならないということ。そりゃまぁ課税手当として「食事手当」なる項目を設けて… という形になるんだろうけど、それにしてもあくまでも課税対象となる手当だ。だから、「会社でタダ飯」というのは、本当の意味では難しいらしい。

ということを書こうと思って忘れてたところに、

無料の夕食なんてない? Google食堂縮小の噂

なんて話が降って来たんで、書いてみたのでした。

PS.

ブコメで説明不足に気がついたんだけど、「たまに」であれば問題ない。これは福利厚生費でも会議費落とせる。だから、「たまに」昼食会的なものを開くのは問題はない。↑で問題となるのは、毎日定常的に出す食事がダメだということ。

PS2.

「出せる/出した」って声もあるようなんだけど、もし出来るのであれば処理のしかたを教えて下さい。あくまでも↑は正攻法でしかないので、うまい抜け方があれば税理士と相談してみたいと思います。

PS3.

この辺の税制についての解説は、コメントにあるバークレーバウチャーのFAQに説明があります。残業食以外は、半額補助が月額3500円以下だと課税されません。

PS4.

知らん間にshashdotedになっててワロタ。

誤解があるようだけど、「課税される」というのは「所得税」としてです。つまり、普通の給料と同じになってしまう。そうなると「飯の分給料が増えて、その中から金を払って飯を食っている」ということになってしまうので、「タダ飯」ってことではないわけです。だから、会社的に得をするかどうかとは無関係。

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This entry was posted on8月 26th, 2008 at 6:33:22. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0. Both comments and pings are currently closed.

8 Responses

Comments(5)Trackbacks(3)

  1. tueda

    社会保険の標準報酬月額にも加算されますね > 食事供与

    2008/8/26 火曜日 15:48:01 | #1
  2. rxk14007

    http://www.barclayvouchers.co.jp/our_business/top.php

    私の勤務先では、バークレーバウチャーという食事券のシステムがあって、コンビニなどで使えます。ただ、月に7,400円までという制限があります。
    (すみません、ひとつ前のエントリに間違ってコメントを書いてしまいました。)

    2008/8/26 火曜日 20:58:18 | #2
  3. ogochan

    ちょっと私のねらいと違うけど、考えてみる価値はありますね。

    2008/8/28 木曜日 0:04:31 | #3
  4. honten

    GoogleのあるBayAreaで働いていますが、その辺こちらの会計士に聞いた所、おごちゃんのおっしゃる通り、アメリカでも同様に福利厚生にはならないようです。

    ので、中の人は飯にかかる分だけサラリーを増やしてその分税金天引きっていう話は聞いた事があります。

    もっともGoogleは昼飯だけではなくて、朝食も夕食も出ますけどね;-p

    2008/8/28 木曜日 14:48:54 | #4
  5. love_chocolate

    朝ごはんも常態では福利厚生や会議費にならないですよね。
    ソニーとかではカードで何食べたか記録して個別に給与処理してるらしいですよ。

    2008/8/29 金曜日 12:59:14 | #5
  1. […] おごちゃんの雑文 » Blog Archive » 会社で飯を出すのは簡単じゃない (tags: google) […]

  2. pligg.com より:

    おごちゃんの雑文 » Blog Archive » 会社で飯を出すのは簡単じゃない…

    そうなのか。
    日本でご飯出す会社が無いわけですね。
    あれ?楽天は・・・?
    あと、日本とアメリカの税制の違いはどうなんでしょう。…

  3. […] しかし、日本のGoogleではこんな食堂はありません。なぜか?これはおごちゃんの雑文の「会社で飯を出すのは簡単じゃない」が答えてくれています。 実は私が監査役やってる悪太郎の会社では、福利厚生として「無料コンビニ」というのがある。会社の一角にスペースを設けて、おやつだの簡単な雑貨だのが並んでいて、なんと「全部無料」なのだ。どういったカラクリかと言えば、福利厚生費から出しているということ。従業員みんなが公平に恩恵にあずかれるようなサービスは、福利厚生費が使える。こうしておけば、夕方になって「誰がコンビニに飯を買いに行くか」みたいことで悩まないで済む。費用対効果を考えると、実にいいことだと思う。 […]

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    秋葉で暮し秋葉で仕事してますが、秋葉系は嫌いです。物事を冷静に分析することは好きですが、ニヒリストは嫌いです。

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