この前、
とか書いてたんだけど、原稿ではちぃと辛子が効き過ぎたので、公開された文章はマイルドになってしまった。まぁ向こうはここのような「雑文」じゃなくて「マスメディア」なんで、しょうがない。でも、せっかく書いたものなんで、差分抽出しておく。
私の連載の第3回
これが件の「ネタ」で書いたもの。2ページ目がまさしくそれ。
最初に書いていたのは、
最近オープンソース系ブログ界では梅田望夫氏の書いた「目からうろこが何枚も落ちたオープンソースの“人間的本質”」が話題となっています。これはITProの対談の「梅田望夫×まつもとゆきひろ対談「ウェブ時代をひらく新しい仕事,新しい生き方」の時に梅田氏が感じたことを書かれたものです。この時にまつもと君が「動機は利己的なものです」と言ったということで、梅田氏がそれが「オープンソース作者」の一般的な考え方だと早合点してしまって、ちょっとした(悪い方の)評判になっているわけです。このことについて、あちこちのブログでは「これはひどい」的なエントリが書かれました。小飼さん比嘉さんと言った、ITPro界隈でよく知られている人もつっこんでいます。
前節で書いた話や自分の経験からすれば、これはやはり梅田氏の「早合点」であり「本質」はわかってないように感じます。なぜなら、オープンソースがいろいろなライセンスの「大同団結」の結果であるのと同じように、「オープンソースをする」ということにも様々な理由があるからです。まぁ、人の行動は原則的に利己的なわけですから、そういった意味では「動機は利己的なもの」と言い切るのも間違いではありませんが、いくら「大同団結」と言ってもちょっと無茶なまとめ方じゃないかなと思います。
で、「たとえば」に続く。
前にも、他の人も書いているように、件の梅田氏の弁は、
それ本質違う
なものだし、氏の影響力とか考えると有害なので、もっと盛大にdisりたいところを抑えてこれくらいにしといた。だけど、まだまだマスメディア的にキツかったようで。まぁ担当さんに意地悪するのも申し訳ないので、この部分は書き直してああなったわけ。件の対談の担当と同じ人だし B)
というところが、今回ちょっと消化不良。
あと、正確には件の梅田氏の感想は、既に公開された文書じゃなくて、まだ公開されていない対談のものなんだそうです。
まぁ小飼さんじゃないけど、マスメディアに出てる部分に不満があったら、自分のメディアで直接それを言えばいい。そういった意味では、マスメディアの方は猫かぶって書いておいて、俺メディアの方では猫はよけとけばいいわけだ。マスメディアの方の「視聴者」は俺メディアよりもずっと多いとか、マスメディアの方を見てる人はマスメディア上の自分というキャラで書いといた方が「間違い」が少なくていいだろう。だからリライトしても不満を溜めないで済む。
そういった意味では、マスメディアに出ている私は、
お試し用マイルドおごちゃん
なんだな。まぁそれもいいかなと思う。
PS.
ダイミティさんのTBへの答えは、別エントリにて。
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