[2005年4月10日] 石壁郊遊徑−地塘仔郊遊徑
(Shek Pik Coutry Trail-Tei Tong Tsai Coutry Trail)

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コ−ス=中環-(6號埠頭Ferry)-梅窩-(Bus)-石壁郊遊地点-
-石壁郊遊徑(貝納奇小徑)-昴坪高原-地塘仔-
-地塘仔郊遊徑-東涌道-伯公アウ-(Bus)-梅窩-(Ferry)-中環

参考資料=「大嶼山 郊區地図2000年第三版」
      「香港街道地方指南2001年版」

≪全般概要≫
今日は完全なる予定狂い! 約一年前に初めて挑戦した香港一の難所と云われるランタウ島の“狗牙嶺”(Kau Nga Ling) 、あの時頂上制覇は果たしたものの幸か不幸か? 曇天濃霧で名立たるスリルを味わえなかったので、今度こそ“○ン○マが縮上がり”のスリルを味わうべく、プラン掲示のタイムリミット3日前(7日木曜夜) の天気予報で今日が晴れる事を確認。しかし、いざ今朝を迎えてみたら何のことはない、前回と同じような曇天! しかもTV予報では雨マ−ク、気温27度、湿度93%で蒸暑くなりそう? 全くついていないッ! 前日土曜午後まで晴れマ−クだったのに(涙)! それにしても香港天文台の予報がここまで狂うとは? 集合場所の“中環”(Central) に集まった仲間は前もって“危険で厳しい登山”と掲示していたせいか?僅か8名!

セントラル6號埠頭から高速フェリ−で30分、“梅窩”(Mui O) に到着。登り出したら突然晴れる天候異変を信じて、“梅窩”から大佛がある“昴坪”(Ngong Ping) 行きのバスに乗る。“嶼南道”(South Lantau Rd.) の途中、“石壁水塘”(Shek Pik Reservoir) のダム手前で下車。ここから見上げたランタウ・ピ−クは全く全容が見えない濃いガスの中! そこで心は決まった、今日は“犬キバ”は諦めよう!  バス道路をちょっと戻って左手の“石壁郊遊地點”(Shek Pik Picnic Area)の公園に入る、公園奥が今日のスタ−ト地点、“石壁郊遊徑”(Shek Pik Country Trail、注:香港街道地方指南では“貝納奇小徑”) に入る。

林道の登り道から急な階段登り、そして平坦な森の中の小道を10分ほども歩いたら右手の草むらに見覚えのある布切れの目印! 本来はここから“狗牙嶺”を目指す筈だったがそのまま素通り。“狗牙嶺”の麓の山間を曲りくねりながら最後は“昴坪高原”(Ngong Ping Plateau) まで平道となだらかな登り道が延々と6km弱も続く。“昴坪高原”に着いたらますますガスは濃くなって視界は20m も効かない。“犬キバ”を諦めて気持ちが萎えてる上に、このガスでは過去何回も登ったランタウ・ピ−クに登る意欲も湧かない! ここで8名の意見が別れた。ランタウ・ピ−クには7名の仲間全員が登ったことがないが、内6名の勇姿だけで登ることに決定! 残ったロ−トル二人は果てさて?

そこで思いついたのが以前歩いた“東涌谷”(Tung Chung Valley) 方面へ行くことにした。木立の間の遊歩道を抜け“東山法門”のゲ−ト、これより“寶林寺”(Po Lin Monastery) を初め数々の禅寺が散在する仏教聖地の歩き。ゆるやかな下り坂、小1時間程も下ってあっちこっちに点在する禅寺の脇を通り抜け“地塘仔”(Tei Tong Tsai) に到着。このまま下れば“東涌谷”の渓谷沿いの歩きになるが、ここでフト注意して見た標識は“地塘仔郊遊徑”(Tei Tong Tsai Country Trail)! ウンこれはまだ歩いたことがない、と地図で確認するとここから2.5q、最後はバス道路の“東涌道”(Tung Chung Rd.)、“伯公アウ”の手前(東涌側) に繋がってるではないかッ! 丁度ランタウ・ピ−クの北側を大きく迂回するコ−スだ、よしここを歩こう! とロ−トル二人で歩き出す。

しばらく階段登りが続いた後、小さなアップダウンを繰り返しながら快適な山間の歩きが約1時間、予定通り“東涌道”に出た。バス道路をしばらく登って“伯公アウ”に到着、ト−タル約9.5q の歩きだった。間もなくランタウ・ピ−クに登った6名も到着してここで涙の再会! 後はバスで“梅窩”まで戻る。今日参加しなかったが計らずも古い仲間の一人が日本に帰国の予定とか? そこで彼の送別会を兼ねて他に二人も駆けつけ、いつものイタメシ屋で最後の打上げでした。
(注:LTT-3-,-4-:鳳凰徑, Lantau Trail Stage-3-,-4-)

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↓“嶼南道”の途中、“石壁水塘”のダム手前でバスを下車、記念撮影【写真No.01,02】 堤防の後ろはご覧のように濃いガス。これじゃ−今日の目的、“犬キバ”での“○ン○マが縮上がり”のスリルは味わえない! クヤシィ−! バス道路をちょっと戻って左手の“石壁郊遊地點”の公園に入る【03】、公園奥の小橋を渡ったら“石壁郊遊徑”の始まりだ。林道坂道から階段へ【06】、そしてしばらく林道の平道を行く。

↓間もなく道の右側に見覚えの有る布切れ表示【08】、予定ではここから犬キバ“狗牙嶺”を目指す筈だったが、、、そのまま素通り、、、山間の曲りくねった道が続く“石壁郊遊徑”(貝納奇小徑)、、、新緑が美しい、、、この辺り、左手には本来雄大な景色を楽しめるが今日の濃霧でそれもパ−ッ! 2q以上も歩いた頃、右手の大岩で小休止【13】。フト見るとその岩には“狗牙嶺”へ至る朱色の矢印が描かれていた。そうかッ! ここからも犬キバに登れるんだ、地図上も点線ル−トがある。左手真下の“石壁水塘”もガスの中【14】

↓しばしの休憩の後出発、再び林道のなだらかな登り道が延々と続く、、、そしてやっとLTT-4-との交差地点に到着【17】、“寶蓮禅寺”への案内板も立っている。LTT-4-は左手を下って“羌山道”(Keung Shan Rd.) に至るが、我々はそのまま直進、、、間もなく“昴坪高原”に到着【19】。ここはLTT-3-と−4−の中継点、広場から左手に行くと大佛はすぐ近く。何やら工事中か? 経典を書いた大木の幹が何本も立っている【20】? 鳥を模ったオブジェの前でロ−トル二人【21】

↓ここで8名の意見が別れ、ランタウ・ピ−クには6名の勇姿だけで登ることに決定! “今生のお別れ写真”一発【22】 を撮って彼らはLTT-3-のゲ−トを潜り“ランタウ・ピ−ク”を目指して霧の中に消えて行った。、、、さて、残されたロ−トル二人は? 思いついたのが以前歩いた“東涌谷”方面へのル−ト! 早速広場奥から遊歩道へ向かうと、木の切り口を模った植物図鑑が道の両脇に立っている【23】、、、そして左手の天壇大佛に至る道に合流。直ぐに東山法門のゲ−トがある舗装路に出た【26】。これより仏教聖地の歩きとなる、、、南無阿弥陀仏を唱えながら!、、、ロ−トル二人の旅、、、

↓しばし新緑の香りを楽しみながら歩き着いた所が“寶林禅寺”【29】、神妙にお祈りを済ませ、寺の周辺を散策、、、よく手入れされた庭園、、、袈裟姿の坊さんの姿もチラホラ、、、以前、ここで金髪の尼さんを見かけたことを思い出したッ!、、、庭を通り抜けて【34】、、、次の寺へ、、、

↓大岩に描かれた“佛”の一字は消えかかっていた【36】。周囲は静寂そのもの、、、竹林道を抜け【38】、、、この辺りは一帯は“地塘仔”と呼ばれる禅寺の集落地。大小さまざまな寺が散在している真に聖地。、、、間もなく“東涌谷”へ至るコ−スに出たところに標識と案内板【40,41】。 よく見るとここから始まる“地塘仔郊遊徑”! 最後は“伯公アウ”近くの“東涌道”へ至る。よしッ、このル−トは未だ歩いた事がないので行ってみよう!

↓しばらく階段登りが続き、峠から振り返って見たら先ほどの“寶林禅寺”が静寂な森の中に【43】、、、丘の上の土道が続き、、、途中右手に入る表示の布切れもあったが【44】 これは違う、そのまま直進、、、途中林道の小アップダウンを繰り返しながら、、、薄モヤの中を40分程も歩いたら遠くから車の音が風に乗って聞こえてきた! あぁ〜もう少しだ! そして間もなく石道へ出た【49】 

↓石道を出たところ、この大きな“地塘仔郊遊徑”の標識【50】 は“東涌”からのバスで“伯公アウ”までの上り坂途中、車窓から見た記憶があった。ここからは車道の上り坂を右手にテクテク歩き、、、そして予定通り“伯公アウ”に到着【53】。経過時間と距離から判断して“ランタウ・ピ−ク”に登った仲間も、もうそろそろ到着するはず? 携帯TELで確かめたらやっぱり近くまで下山していた。10分も待った頃6人の勇士達も元気に帰還、そこで再会記念写真一発【54】。あとはバスで一路“梅窩”へ、、、いつものイタメシ屋に飛び込む。仲間三人も駆けつけて最後の〆!

↓今日の〆は日本に帰国するかも知れない仲間の為のミニ送別会? ビ−ル、ワイン、と数々のイタリアンに舌鼓を打ち、ワイワイガヤガヤ、、、いつもの通り、、、、フェリ−の待ち時間を利用してマック店でもワイワイガヤガヤ、、、! お疲れ様でしたッ〜!

今日の写真は買い換えた新しいデジカメの使い初め! 天気が良かったら“犬キバ”からのスリルある絶景を新品カメラで撮るつもりだったが、、、クヤシィ−!

ランタウ・ピ−クまで登った仲間のフォトアルバムもご覧下さい!

過去の関連レポ−ト
[2003年6月8日] 羌山道〜昴坪〜東涌谷
[2003年8月24日]昴坪〜貝納奇小徑
[2003年10月12日] 鳳凰山 (Lantau Peak)
[2004年3月28日] 狗牙嶺 (Kau Nga Ling)

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