[2003年10月12日] 鳳凰山 (Fung Wong Shan)
≪英名:Lantau Peak≫

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コ−ス=MTR.東涌-(Bus)-伯公[土幻]-鳳凰山-昴坪(天壇大佛)-
-(Bus)-梅窩-(Ferry)-中環(Central)

参考資料=「大嶼山 郊區地図2000年第三版」
      「香港街道地方指南2001年版」

≪全般概要≫
今日は約二年振りに“鳳凰山(Lantau Peak)”へ行く。通称ランタウピ−クはランタウ島の中西部“南大嶼郊野公園(Lantau South Country Park)”内に位置する男性的魅力に溢れる山で全香港第二位の標高を誇る934m。またLTT-3-のコ−ス上でもある。前日から雨模様の天気だったので心配だったが、朝自宅を出る時の空は曇り空、気温29度湿度90%。集合場所の“MTR.東涌(Tung Chung)”駅に集まった仲間は8名だった。駅前から“天壇大佛”が有る“昴坪(Ngong Ping)”行きのバスに乗り、“伯公[土幻](Pak Kung Au)”で途中下車。ここはランタウ島の北から南へ横断する“東涌道(Tung Chung Rd.)”の一番高い標高350m程の峠。そこから西側がランタウピ−クへ、東側は“大東山(Sunset Peak)”へ至る中継点。いきなり石段登りから始まるスタ−トだッ!

以後石段を登って一つのピ−クを越え、登り切ったら平道、、、の繰り返し。標高600m程の東屋からさらにあれが頂上か? と思って登るとまだ先に次のピ−クが、、、てな具合に登り出してからこの繰り返しが3〜4回も続く。結局スタ−トして2時間弱もかかって最後の岩を這い登って遂に頂上934mに立つ。因みに一昨年は1時間半程で登ったような? やっぱり二年前より体力落ちてんかな〜? あいにくの曇天で景色があまり楽しめなかったが、逆に云うと苦しい登りも陽射しがなくて涼しい風も吹いてたので条件としては良い方だった。下山も前回と同じく西側の“昴坪”方面を目指して“天梯”とよばれる急傾斜、高段差の石段を下る。一気に150m程も急階段を下った所に分岐点が有り直進は“昴坪”へ、左折の脇道は未だ未踏の“狗牙嶺(Kau Nga Ling)”方面へ。この尾根は名だたる難所だが入口から途中まで行った所で雨上がりの濡れた草道の急傾斜、それにガスが掛かっていて今回は大事をとって諦めた。

元の“昴坪”へのコ−スに戻り、長〜い石段に膝をガクガクさせながら下って“昴坪”に到着。“昴坪高原”から茶園を横切り“天壇大佛”や“寶蓮禅寺(Po Lin Monastery)”がある広場へ。そこからバスで“梅窩 (Mui Wo)”へ移動。“銀鑛灣 (Silver Mine Bay)”ビ-チにある洋式レストランで遅い昼食兼打ち上げをして、夕刻Ferryにてセントラルに戻って今日の歩きを終わりました。全歩行距離は約7Km弱でした。
(LTT-3-:鳳凰徑 Lantau Trail Stage.3)

↓LTT-3-のスタ−ト地点“伯公[土幻]”。バス道路を隔てて西側のこの石段を登り始める。それほどの急傾斜ではないが直ぐに汗が噴出してきた。前方山頂方面は完全に雲の中! 一旦平道となるがまた直ぐに始まる階段。
        、、、、、この標識地点から本格的な登りが最初のピ−クまで続く。

↓最初のピ−クまでの長い石段の登りが続く。登り切ったら前方谷から山裾のスロ-プに沿って次のピ−クへのル−トが見えるがその上はガスの中! この辺りから左手南側に望む“水口灣 (Shui Hau Wan)”と半島、その先の“索罟群島(Soko Islands)”        、、、、、今まで歩いたスロ−プを振り返り階段途中で小休止。

↓真後ろの東側“サンセットピ−ク”こちらも厚い雲の中だッ! いよいよ二番目の岩山ピ−ク、石段の段差が極端に高くなる。やっと登り着いたら頃時々青空も顔を出す。右手東側に“東涌”の街並みと空港も見えてきた。そして前方右手の“彌勒山 (Nei Lak Shan)”。                、、、、、標高600mの東屋に辿り着く。

↓東屋で小休止の後しばらく平道が続くが、前方にはまだまだ山裾を這い登る階段ル−トが続く。頂上はまだ見えない! この辺り苦しい登りが続く。ヒィ−ヒィ−ゼイゼイハ−ハ−云いながら必死に登る。カメラを向けられ無理に作る笑顔!
              、、、、、やっと肩下の左手が谷になっている箇所に到着。

↓谷間から吹き上げるガス! 最後の急階段が待ち受けている。余裕シャクシャク鮮やか羽根の蝶を一発パチリッ! さぁ〜行くぞォ−と最後のアタック、しかし、ホント苦しいィ-!“東涌”の街が右手遥か下の方に、振り返ると尾根伝いに歩いてきた道。 

↓やっぱり一気には登れない! 頂上直下でまた一休み、呼吸を整える。またもや段差の高い石段、一歩また一歩、苦しィ−! 、、、そして、、、やっと最後の岩を越えたら934mの頂上だった。皆で記念写真撮影、防風小屋の上の元気娘二人、周囲の視界は残念ながらきかず、、、時おり“東涌”の街と空港が顔を出す。西側下山コ−スは厚い雲の中、大休止のあと下山開始。急斜面高段差の石段を下り出す。南側“水口灣”を上から二段目の写真と比べたら高度の違いがわかるでしょう!

↓前方のガスの切れ間に“狗牙嶺”がキバを剥いて待っている。その名のとおり犬のキバ(牙)の様に鋭い切っ先嶺! 急階段が一旦終わった辺り、標識があって直進が“昴坪”へ、左手の岩の脇を抜けると“狗牙嶺”へ向かう。今日こそは、と入り込み途中の危険表示を無視してしばらく進んだが草が濡れていて滑りやすい。危ないッ!
やはりここは好天の日に出直した方が良さそうだ、、、、元の“昴坪”ル−トに戻ってまたもや続く急階段下り。“天壇大佛”や“寶蓮禅寺”がかすかに見えてきた。
        、、、、、“觀音山(KwunYamShan)”も  、、、、、近づいてきた大佛。

↓長かった階段下りも終わりに近づいてきた。左手の“石壁水塘(Shek Pik Reservoir)”。ゲ−トを潜ってLTT-3-のFinish! この広場で小休止。ゲ−トと今下って来たランタウピ−クをバックに記念写真、今頃になって青空! 香港の天気はいつもこうだから憎らしいッ! 広場から茶園を抜けて大佛前の広場に至る、、、
                          、、、、、そしてバスで“梅窩”へ移動。

↓ここから場面は一気に“梅窩”の“銀鑛灣 (Silver Mine Bay)”ビ-チへ!  埠頭からビ−チまでテクテク歩き。そして灣の一番奥まった所、西洋人のオバサンが居るレストランで最後の打ち上げでしたッ!  、、、、、 お疲れさま〜!!

今回のランタウピ−クは下山コ−スの途中から、未だ未踏の全香港の中でも名立たる難所と云われ、その尾根を行くと♂は○ン○マが縮み上がると云われる“狗牙嶺”へも是非登ってみるつもりだった。しかし途中まで行ったものの前日来の雨でル−トが濡れてて危険な状態。結局安全の為に断念! いずれ必ず再挑戦してみたい。
下記は前回のレポ−トです。
⇒[2001年12月2日]鳳凰山(Lantau Peak)

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