[2005年1月30日] 大枕蓋 (Tai Cham Koi)
≪西貢萬宜路〜北潭路([魚即]魚湖)≫

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コ−ス=MTR.彩虹-(MiniBus)-西貢-(Taxi)-西貢萬宜路-大枕蓋-
-鹿湖郊遊徑-北潭路([魚即]魚湖)-(Bus)-西貢-(MiniBus)-MTR.坑口

参考資料=「西貢及清水灣 郊區地図1998年第六版」
  「香港街道地方指南2001年版」

≪全般概要≫
今日は大番狂わせ! 予定では2年2ヶ月ぶりに“西貢東郊野公園”(Sai Kung East Country Park) の“大蚊山”(Tai Mun Shan) に行く筈だったが?、、、朝からドンヨリ曇り空、TV天気予報でも濃霧! しかも気温が15度湿度93%とうすら寒く、家を出る時には霧雨模様! そんな天気のせいか集合場所のMTR“彩虹”(Choi Hung) 駅に集まった仲間は7名のみ。駅裏からミニバスに乗って“西貢”(Sai Kung) まで。そこからタクシ−2台に分乗して目的地の“西灣亭”(Sai Wan Ting)[別名:吹風アウ] に向かった。ところがであるッ! タクシ−がMHT-1-スタ−ト地点の“北潭涌”(Pak Tam Chung) を過ぎて“西貢萬宜路”(Sai Kung Man Yee Rd.) に入り、“西貢西灣路”(Sai Kung Sai Wan Rd.) との分岐点である“萬宜水庫”(High Island Reservoir) の最奥部東屋まで来たら大勢の人だかりと交通整理のポリス達?

どうやらマラソンのイベントをやってるらしい。ポリ公からここから先は車は進入禁止、と云われて憮然! 本当はここからまだ“西貢西灣路”を“西灣亭”までタクシ−を飛ばさなければならないのにッ! しかしポリ公には逆らえず止むなくここで下車。この界隈は時々こんなイベントをやるから要注意! 交通規制やらそうでなくても大勢の人間で渋滞に巻き込まれる可能性もある。各種イベント情報を知るにはやっぱり香港の新聞を読むべきか? とこんな時だけ少し反省! しばしの思案?、、、果てさてここから何処へ行くか?、、、いろんな選択肢はあるが?、、、“萬宜水庫”脇の舗装路は歩きたくないし、、、ウン、そうだ、今日の仲間達がまだ知らない山“大枕蓋”(Tai Cham Koi) に行こう! と即断。

“大枕蓋”は過去何回も登り、ここ“萬宜水庫”最奥部まで降りて来た事もある。今日はその初めての逆行だ! と早速崖っぷちの階段を登り出した。コブ山を一つ越え二つ超えする度に高度が上がって完全濃霧の世界に突入! 視界4〜5m程しかきかない。とにかく道なりに登って行くだけ! 雨ではないが濃霧で身体もザックも濡れてくる。途中で休憩しても強風で寒くて落ち着かない、、、右も左も方角は解らないが頂上までの道は一本、とにかく登ってやっと目前に“大枕蓋”頂上408m の三角点を見た時にはホッとした。しかし周囲360度濃霧と強風に堪らず直ぐに下山、“鹿湖郊遊徑”(Luk Wu Hiking Trail) に出たいが視界が利かず方角がかいもく解らない? 念のために頂上下の肩付近で方角確認の為に久しぶりにコンパスを出して地図を再確認! 北の方に向かえば良い、となだらかな山道を下り出した。しかしこれほど視界が利かない中での歩きは初めてッ! 目の前の道しか見えず、前も後ろも右も左もマッタク何も見えないのでいささか不安!(汗)! 

かなり下った所で記憶に有った石段、この石段を下りきったら“鹿湖郊遊徑”に出る筈だ、と自身に言い聞かせて下って行ったらそのとうり、標識点に到着。ここまで降ったらまだ霧は強いが風も収まりやっと安心してコ−ヒ−タイムの小休止。さて、ここからは? 標識の“西灣亭”の方がル−トとしては面白いがこの濃霧では少々危険! さらに“西灣亭”からの交通アクセスもいつ来るか分からないタクシ−を待たなければならない。やはり今日は反対側の“[魚即]魚湖”(Tsak Yue Wu) の方が無難だッ! と“鹿湖郊遊徑”を西側に下り出した。高度が下がるに連れ霧も薄くなり、露に濡れて鮮やかな緑の樹木の林道を下って行く。そして途中の引水道から“北潭凹”(Pak Tam Au)方面へ抜ける道に出たが、引き続き“鹿湖郊遊徑”を歩いて最後はバス道路の“北潭路”(Pak Tam Rd.) の“[魚即]魚湖”に下山してFinish! 3時間約6q弱の歩きでした。直ぐに来たダブルデッカ−に飛び乗って“西貢”まで、久しぶりに以前よく立ち寄ったステ−キ・ハウスで最後の打上げでした。
(注:MHT-1-:Maclehose Trail (麥理浩徑) Stage-1-)

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↓“萬宜水庫”入り口、東屋付近で記念写真二発【写真No.01、02】。直ぐ横の崖の階段を登り出す。先ずは最初のコブ山へ【04】、そこの上から見下ろした“萬宜水庫”【05】。早くも二番目のピ−クから三番目のピ−クを目指す先発隊長【06】、、、そして、、、三番目のピ−ク上で小休止【07】

↓さらに次のピ−クを目指す【08】、徐々に霧が濃くなってきた。再度の小休止を挟んで前進! しかし、いよいよ周囲は真っ白け、右も左も何も見えない目クラ状態の手探り、イヤ足探り登山が続く【10】、、、そしてやっと着きました“大枕蓋”頂上408m! こんな天気でも我々以外の物好きハイカ−がいた。突風で吹き飛ばされそうになりながら物好きハイカ−の若者に三角点を囲んで記念写真を撮ってもらう【11】。寒くて直ぐに下山、頂上下でコンパスと地図で方角確認。“鹿湖郊遊徑”を目指しての下山行開始、、、今正面には以前登った“牌額山”(Pai Ngak Shan)が見える筈だがこの濃霧では?、、、一しきりガレ道を降って見覚えのある石段を降りて行ったら三叉路に出て標識点に到着【14】

↓ここまで降りてきてやっと強風も治まり落ち着いてコ−ヒ−タイム!【15】、しかし濃霧は相変わらずで周囲は真っ白! 好天なら“鹿湖高原”が広がる綺麗な場所だが!(最下段の過去の関連レポ−トでその風景をご覧下さい。) この濃霧では安全を期して標識の“西灣亭”は止めて反対側の“[魚即]魚湖”に向かって下山開始、、、高度が下がるに従って霧も薄くなる、、、露に濡れた樹木の色も鮮やか! 沢の傍の林道を下っていく快適郊遊徑だッ! やがて前方に“北潭凹”方面に至る引水道が見えてきた【21】

↓そして、、、間もなく石段下りの後引水道【23】、その脇の舗装路を行くと直ぐ左手に続く“鹿湖郊遊徑”に再度入る。竹林を抜け、、、沢を渡り、、、道は続く、、、左手の深い谷を見下ろしながら行くと、、、やがて標識点【27】、【28】。ここから“北潭凹”への迂回路もあるが我々はそのまま直行、“[魚即]魚湖”に向かう。

↓再び林道、そしてBBQサイト【30】を抜けたら直ぐに終点の“[魚即]魚湖”、バス道路の“北潭路”に到着【31】。オイオイ、ここは横断歩道ならぬ横断牛道か?【32】、、、バスが来たぞ〜! バス停まで走る! 飛び乗る、、、そして“西貢”【33】

↓“西貢”の以前よく来たお馴染みステ−キ・ハウス! 今日はスペアリブもTボ−ンステ−キも止めて、格安ランチセットメニュ−だッ! 最近の寒さでは皆さんビ−ルもそこそこしか飲まない、、、しかし今日店内に流れていたBGMは良かった。ナツメロポピュラ−・オンパレ−ドだったのだッ!

まぁ〜こういう日もあるかッ! 予定は狂ったがこれもまた一つの経験、特に濃霧で目クラ状態の時は地図とコンパスだけが頼り。それと“大枕蓋”を今までとは逆に登ったのも初経験だったし、、、さらに濃霧のお陰で風景写真も撮れず、枚数も40枚以下でラクチンHPアップ作業だった。最後、“西貢”のステ−キ・ハウスは久しぶりで良かったが今日の場合は、イヤこの店では毎回明らかに運動量より摂取カロリ−の摂りすぎだッ! 考えたらそれも当然、午後3時に一旦閉店するこの店は3時前に入店する必要あり、、、と云う事は出発時間からバス往復移動時間を含み、午後3時までの純粋歩行時間を逆算したら大した距離は歩けないはず! だから歩いた割には喰い過ぎになる理屈なのだッ! ジャジャ−ン!

仲間が作成したフォトアルバムもご覧下さい!

過去の関連レポ−ト
[2004年4月9日] 鹿湖郊遊徑〜牌額山
[2003年9月28日] 大枕蓋
[2002年9月1日]鹿湖郊遊徑
[2002年3月3日]大枕蓋

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